さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】私の私の名は赤(上)

2022-04-30 23:51:14 | 読書録

オルハン・パムク著/宮下遼・訳/早川書房

この本、別の訳者で「わたしの名は紅」という邦題になっているハードカバーを、このブログを始める前に読んだことがあるが、とても読みづらく、一冊読み終えた記憶があるが、内容はほとんど忘れてしまっていた。まるで芥川の「藪の中」のようなストーリー展開で核心に迫っていき、最初は読みづらいが最後の方に行くと面白くなった・・という記憶はあった。

最近トルコドラマにハマっていたところ、この本を読んでみてはどうですかと勧められ、それは別の訳者で文庫版2冊になっているということなので、改めて読み直してみる気になったのである。

確かに、トルコに対する理解が深まった中で読むと、以前より内容が頭に入ってくるようになった。しかしやっぱりこの前半部分は読みづらい。

面白いなと思ったのは絵に対する考え方である。このストーリーはある有能な細密画師が殺されるところから始まっているが、その細密画にはいろんな制約がある。

細密画のルーツは中国にあるらしく、昔の名人は絵の中で佳人を描くとき、中国人のような風貌にするのだ・・ということに始まり、愛する人の面影を混ぜるのは良いが、一見して誰かわかるのはダメ。自分の署名も残してはいけない。とにかく古の名人のように描くのが良いとされる。

これと対極にあるのがヴェネツィアの絵画だ。遠近法を用い、写実的で、誰の作品かはっきりしており、物によっては画家自身が絵の中にいたりする。トルコの細密画でヴェネツィアの真似をしてしまったら異端だとされるのだ。写実的に描けば描くほど、神の創造を真似る行為とされ、イスラム教の教義に反するということらしい。

だが時代の流れは変えられない。ヴェネツィア流に心を寄せる絵師が出てきても不思議ではない。また細密画の描かれた本を綴じるために使われるアラビア糊には、魚や骨や蜂蜜が混ざり、ページには卵白や澱粉で作られた艶出し液が塗られているから、長い年月の中ではネズミや虫に食べられてしまうよ・・などと恐ろしいことを言う者もいる。またイスタンブールは20年に一度大火に見舞われる土地らしく、そういう中で細密画の伝統を守っていくことは大変なことらしい。

このように長々と細密画のことが語られ、どうやら絵に対する見解の違いが殺人に繋がったらしいことがわかったところで第二の殺人が行われる。その2番目に殺された老人の死を隠して、結婚式を挙げる娘と甥。死臭を、香草で炒めた羊肉の匂いで消し、まるで死人が生きているかのように口元に耳を近づけて何か喋っているように見せかけたり、死人の手にキスをしたり・・・。死臭漂う家に大勢の客を招いた婚礼で、誰も気づかない何てありえないが、そこは上手くやっている。女性はとても虐げられていて、夫は戦から長年帰らないのに婚家に縛り付けられていて離婚ができない。でも離婚できるかどうかは法官の属するイスラム教の教派によっても違うらしく、頭の良いシェキュレはカラと凶暴して法官を買収。離婚を認める派の法官に離婚を認めてもらい、晴れて大好きなカラと結婚式を、死臭漂う実家で挙げたのであった。策を労する彼女も、彼女の置かれた立場を考えれば理解はできる。

まぁ、結構な無理をして結婚した反動が来るのを心配しつつ、下巻に向かう。


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【読書録】糖質中毒〜痩せられない本当の理由

2022-04-29 23:13:18 | 読書録

牧田善二/文春新書

最近の私は本当にやばい。服がキツくて、座っているだけで辛い。もちろん立っても辛い。う〜ん、どうしてこうなったのか。思い当たるのは業務スーパー。業務スーパーで外国の甘いお菓子とか、美味しいパンとかを買ってきて、調子こいて食べすぎたな。

しかしこの本を読んで、もう一つ思い当たるものが出てきた。今の会社に入ってから、間食は一切できないので、昼食はご飯をお茶碗山盛りにしてもらってる。大盛りじゃなくて、山盛り。まるでコーンに乗せたアイスクリームのようにこんもり山になっているご飯を完食しても、夕方になると歩けないくらいお腹が空き、頻繁に低血糖になる。なので終業後に駅や休憩室でチーズや寒天、業務スーパーの美味しいお菓子を食べてから帰る。そして帰ってからまた夕ご飯を食べる。そしてデザートとして甘いものも・・・。以前みたいに就寝間近には食べなくなったけど、これじゃさすがにまずいよね。

健康診断でも「あなたは糖質摂りすぎだ」と言われてきた。何となく心に響かなかったのだが、この本は心に響いた。

つまり白いご飯もお菓子も同じなのだ。大量の白いご飯を食べるから大量のインシュリンが出て、低血糖のなるのである。もし食べるならおかずを先に食べろ、糖質を糖質のまま食べるな・・と。

糖質の量を減らすのがベストであるが、まずは糖質を糖質のまま食べない戦略で行くとすれば私にもできそうだ。例えばご飯を卵でコーティングして、野菜やお肉と一緒に炒める炒飯やライスオムレスは理にかなっている・・と悟った。納豆ご飯もいい。とにかく肉を食べよう。スイーツは卵やチーズ、おからやナッツをベースにし、小麦粉や砂糖はなるべく使わない。糖質を食べざるを得ない時は一緒に豆乳を飲もうかの・・といろんなアイデアが湧いてきた。

それでここ数日を過ごしているのだが、確かに腹持ちがいい。お腹が空き始めても低血糖にならない。低血糖にさえならなければ食べる量を減らせる。増える一方だった体重にも少しではあるが、減少傾向が・・。

本来リブレという測定器を装着するのが効果的だそうだから、私もそれを買おうと思うが、「我慢」するのではなく「わかる」ことにより自分を変えられるというのは大変説得力があって、素晴らしいと思った。


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韓国時代劇「善徳女王(第46話〜第50話)」を見て

2022-04-28 22:57:45 | ドラマ鑑賞

さて、先週、クーデターを起こし、玉璽も手に入れたミシルは恐怖政治をおこなう。

ちょっとでも疑問を呈したり、反対の意を仄めかしたりすると、高官でも皆の目の前で、側近にバッサリ切らせる。王を人質に取り、王の命令という形で全てをやるのだ。戒厳令を出すと共に、兵力を持っている都の郊外の中貴族を官職で釣って都に呼び寄せる代わりに、都では武器携帯を許さず、自分のもつ兵と切り離される。こんなことは権力を血縁で固めているからできることで、普通こんなことしたら方々から反発が出るので、短命政権になるに決まっているのであるが、やはりドラマ上も短命だった。

ユシンとアルチョンは捕えられ、トンマンに罪を被せるための拷問に耐えている。トンマンとチュンチュも捕まりそうになるが、ピダムが活躍し、宮殿から抜け出す。しかし、ミシル側はわざとユシンを助けさせ、尾行し、トンマンの隠れ場所も突き止め、包囲する。この時、再度トンマンは脱出に成功するが、これがまた素晴らしい脱出劇で・・・。乳母のソファはトンマンに偽装して逃げ、チルスクはトンマンだと思ってソファを殺してしまった。密かにソファを愛していたチルスクは呆然となり、トンマンを追撃することもできずに宮殿に戻る。

トンマン側は、劣勢の中、空からのビラ作戦も含め、無謀にも単身宮殿に乗り込み、潔白を証明するための公開尋問を要求。ユシンとピダムは死んだはずのムンノの影武者を立て、花郎たちを味方につけ、トンマンを助ける。宮殿を去るミシルはトンマンに矢を射かけるが、またしてもトンマンは無謀にも矢に立ちはだかり・・・持っている者を何度も助けてきたソヨプ刀にも守られ、矢が命中したのに倒れることもなく・・・・。

ミシル側は大耶城に入って体勢立て直しを図るが、百済との国境を守る軍がミシルを助けようとしたせいで、逆に百済に攻め込まれる結果となり、兵を国境へ帰し、ミシルは毒を仰いで死ぬ。ミシルを母だと最近知ったピダムは母に逢いに行くが、母の情のこもった言葉を得ることはできなかった。後でミシルの情夫であるソルォンから、ミシルが最期に「ピダムに自分の遺志を継がせて王にせよ」と言っていた旨、毒を吹き込まれ、トンマンと出会ってやっと真っ直ぐになってきたピダムは、再び曲がりはじめるのであった。

それにしても・・改めて、トンマンを助けるピダムのかっこいいこと。彼の人気のせいで、ミシル死後のストーリーが伸ばされた・・という話もある。かっこいいだけに、役のためとは言え、ひねくれた笑顔を繰り返すキム・ナムギル君に少し同情してしまう。


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巨大な羽衣ジャスミン

2022-04-27 23:21:02 | お散歩・植物観察

今日は久しぶりにイタリア語セミナー。セミナーが開催されていない間もイタリア語の勉強は続けていたので、結構イタリア語が口から出るようになった・・と最初は思ったが、セミナーの終わり頃になるにつれて、まだまだ駄目な自分を再確認。あ〜あ。

吉祥寺駅への帰り道、いつもと違う道を通ってみる。ああこの道を通れば食べれる場所がたくさんあるんだな。これからはこの道を使おう・・とか思った矢先に巨大な白い花の木を発見。

すげー、二階のバルコニーまで届く高さだ。

そして、芳しき香に心洗われる。素敵だわ〜。ジャスミンティの材料になるマツリカは同じモクセイ科ソケイ属で近縁。これはお茶に入れるジャスミンではないにしても、それでもそれでも素敵。

疲れっ切った心を洗われて、長時間電車に揺られて帰る。


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【読書録】ギューゲスと彼の指輪 他一篇

2022-04-26 23:36:53 | 読書録

ヘッベル作/吹田順助訳/岩波文庫

世界最古の貨幣で知られるリディア王国のギュゲスの話は、中学校の時から知っていた。ヘロドトスの「歴史」を子供向けにした本が図書館にあり、それを何度も読み返したのであるが、一番好きだったのが最初の方に出てきたギュゲスの話だった。

リディア王カンダウレスが、ギュゲスに王妃の美しさを自慢し、夜寝所に忍んでくるように命令する。王妃の美しさを目の当たりにして、ギュゲスは溜息を漏らし、王妃に見つかってしまう。当時、父や夫以外の男性に肌を見せてはならなかったので、王妃はギュゲスに自ら死を選ぶか、それとも王を殺害するか選択を命じた。ギュゲスは後者を選択し、王となって前王の王妃を妻とした。。。というような話だった。私は王妃の美しさには興味はなく、ギュゲスはきっと美しい青年だったのだろうと勝手に想像し、この話に夢中になった。この話を戯曲にした作品があると知り、探したが見つからなかった。

そんなことも忘却の彼方にあったのだが、先日、バイオリン教室の近くの古本屋でこの本を見つけた時は狂喜した。とても古い文庫本(1953年初版)で、字が小さく、漢字も旧字体で読みづらかったが、頑張って読んだ。そうしたら驚いたことに、私の知っている物語にはなかった、身につけて捻ると透明人間になれる指輪が登場するのである。この指輪の話はプラトーンの「国家」に出てくるという。そこではギュゲスはその指輪を悪用して王位を得たことになっている。この姿を消せる指輪がのちにニーベルンゲンの歌や、ワーグナーのニーベルングの指環を経て、ロードオブザリングにもつながっていくわけだな。

ヘッベルは、ヘロドトスの「歴史」に出てくるギュゲスに、プラトーンの「国家」に出てくる指輪の話を追加し、なぜカンダウレスが、ギュゲスを自らの寝所に誘い、王妃を見せたがったのか、王妃はどう動いたかを、細かい心理描写を含めて記述している。特に王妃の行動が過激になっている。カンダウレスを殺してくれなきゃ死ぬ・・なんて言われちゃ、王妃に一目惚れしたギュゲスも王に手をかけざるを得ない。だが卑怯な暗殺はしたくないので、正式に王に決闘を申し込んで倒すという形をとった。いよいよギュゲスが王位につき、王妃と結婚し、大団円になるかと思ったら、王妃がその場合で短剣で胸を刺し・・・えぇぇぇぇ・・・?

ああ、翻弄されっぱなしのギュゲス、かわいそう。

で、大人になった私としては、ギュゲスは一体王妃のどこまで見たのか・・がちょっと気になる。昔読んだ本は子供向けだったから、素肌・・なんていう言い方をしていた。私は単純に・・腕も見せちゃいかんのか・・顔もダメなのか・・などと思っていた。そして、このヘッベルの作品にもはっきりとは書いていないのだ。ところがこの本の注釈を見ると、はっきり「裸」と書いてある。そうか・・・そりゃ怒るわな・・今でも。まぁ人の生き死にの問題にまでは発展しないけど。


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【読書録】十字軍物語 1 .神がそれを望んでおられる

2022-04-25 23:08:10 | 読書録

塩野七生/新潮文庫

第一回十字軍を扱ったこの一巻目、予想していたのより面白かった。

まるで小説のように個性的なキャラが続々登場。

そうそう、1回目十字軍では一応エルサレム解放に成功したと、昔、世界史の授業習った。だがそれは一貫した指揮命令系統下になされたものではなく、総大将もいない中、有力諸侯が基本的にはぶつかり合いながら、ある時は助けながら、そして学びながら成し遂げたのである。成し遂げた・・といえば美談のように聞こえるかもれないが、彼らが聖都でやったのは殺戮である。イスラム教徒だけでなく、ユダヤ教徒も、同じキリスト教のギリシャ正教徒も殺したのである。

十字軍といえば、ローマ法王ウルバン二世の呼びかけに応じたものとのイメージが強いが、そもそも東ローマ帝国皇帝のアレクシオスが助けを求めたことに端を発している。イスラム王朝であるセルジュークトルコにアナトリア半島を占領されたので救援を求めたのである。東ローマが求めたのは傭兵の提供であったが、ウルバン二世は大義名分として聖地エルサレムの奪還を訴えたのであった。

で、元々の発端であった東ローマ皇帝アレクシオスは、結局ほとんど何もせず、ひどい書かれようである。せっかく救援にきた諸侯に、十字軍が獲得した土地は東ローマに所属する旨の念書を書かせ、食糧補給などの協力をしたのも最初のうちだけで、結局支援しなくなってしまった。おかげで十字軍は大変な飢えと渇きに悩まされることになる。

そんな中で光っているのは、タンクレディの活躍かなぁ。タンクレディってオペラにもなっているから、どんな人だったんだろうって興味はあった。マンフレディでもピンクレディでもなく、タンクレディ。う〜ん、戦車のような人なんだろうか・・・。ついつい鎌倉殿の13人で大活躍中の菅田将暉扮する、八幡大菩薩の生まれ変わりみたいな源義経の顔が浮かんできた。だがタンクレディは戦闘能力だけでなく、統治能力にもすぐれ、36歳で亡くなっているが、自分の死後のことも考えていろんな手を打った上で亡くなっているので、義経とは違う。ただ、ヨーロッパでは悲劇の若者というイメージも強いようだから、ある意味義経みたいなイメージもあるのかも。

タンクレディとその伯父のボエモンドは南イタリア・シチリアを支配したノルマン王家の出だ。少し前に読んだ塩野さんの本の主役である皇帝フリードリッヒ2世やその息子のシチリア王マンフレディより前の王朝の人だ。(一応母方からノルマン王家の血は入っているけれど) だが、やはりアラブとの共生に成功している地域の出身ということで、ちょっと似ているところはある。ボエモンドはアラビア語のできる部下をたくさん連れてきていたようだし、ボエモンド自身が2年間捕囚の身になった時、トルコ語を学び、自らの解放を交渉し、(外部からの助けもあったが)解放を勝ち取っている。

一方、フランスのロレーヌ公側にゴドフロアと弟のボードワン、従兄弟のボードワンがいる。タンクレディはゴドフロアを兄のように慕ってたようなので、ロレーヌ側とノルマン側は比較的良い関係だったようである。だが彼らと折りが合わなかったのがトゥールーズ伯サン・ジルだ。サン・ジルは狂信的で、ボエモンドといつも対立していた。キリスト教側はとても一枚岩とは言い難かったのに、エルサレム奪回に成功したのは、イスラム側がもっとバラバラだったから・・という背景もあるようである。

ということで、大変面白い。この本を読むことで、私の慣れ親しんだ時代より、少し前の時代から勉強し直すことができるので、次巻も期待して読むことにしよう。


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【駅弁】瀬戸内まるちらし

2022-04-24 21:32:12 | 駅弁専科

季節柄、酢飯が恋しくて・・行きつけのスーパーに特設された駅弁トラップに引っかかる。

でも、これは正解! とっても美味しかった。

神戸学院大学とまねき食品のコラボ駅弁で、中に栄養学部学生による動画に行けるQRコードの入った紙が入っている。

その動画を見ながら旅気分で駅弁を食べるという仕掛けだ。駅弁も美味しかったし、動画を見ながら食べてさらにいい気分になった。

中には青唐辛子とレモンによる「レモスコ」なる調味料が入っていて、お好みで少しちらし寿司にかけていただく。こちらも爽やかで美味しかった。

ああ、旅に出たい。

 


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ノースポールにネモフィラに。。

2022-04-23 23:59:20 | お散歩・植物観察

今日はとっても暑かったわ。もう5月の陽気。

でもぎっくり腰だのものもらいだの、体調を崩している人は多い。かくいう私も2週間前から首が痛いし。

ツツジは勢いづき、

バラも咲き始め、

ノースポールもびっしり。

所々ネモフィラも顔を出す。

夕日のもとでも白く光るツツジが、私を癒してくれた。


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冷凍クロワッサン生地を焼いてみた。

2022-04-23 23:25:15 | 食いしん坊レビュー

カルディでかってきたこちら。

オーブン皿に30分置いたままにすれば解凍できる。土曜日の朝にもってこいだわね。まず目覚めた時に、冷凍クロワッサンをオーブン皿にセット。解凍している間、二度寝の心地よさを味わう。

おっと、二度寝し過ぎたかな。オーブンを180度に予熱している間、チコちゃんに叱られるを見始める。そして25分焼いている間もチコちゃんに叱られるをみる。途中、湯を沸かし、コーヒーをドリップしておく。

焼く前はスカスカだったのに、焼いたらオーブン皿がいっぱいになるほど膨らんでた。

少し、冷ましてから、コーヒーを飲みながら、焼きたてのクロワッサンを食べながらチコちゃんに叱られるの残りを見る。

これで、土曜日の朝は完璧。


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【読書録】敦煌

2022-04-22 23:21:36 | 読書録

井上靖/新潮文庫

最近話題の「鎌倉殿の13人」における佐藤浩市さんの名演。そして後白河法皇役の西田敏行さん。そういえば、昔、お二人は映画「敦煌」で共演してたな・・なんて思い出し、初めて原作に手を出してみる。

読みながら懐かしく思い出す映画のシーンの数々。

結論から言うと、原作を読んで正解である。

なぜなら、映画では表現し切れないようなことも、しっかりと激しく、ドラマチックに書いているから。

最初に主人公、趙行徳・・(行徳かよ〜と以前住んだことのある町の名に驚く)が助ける西域の女のシーンは、映画よりエロチックでグロい。裸にされて切り売りされるところを趙行徳が助けるわけである。

また、尉遅光が映画よりさらにねちっこく、めちゃくちゃ強くて、怖い。

さらに良いことには、映画には示されていなかった後日談が書かれているのだ。

私は、尉遅光も趙行徳も敦煌で死んだと思っていたけれど、そうではないんだね。

そして、映画ではドラマ展開にばかり気を取られ、歴史的背景や地理感覚も乏しいまま、ただただストーリーばかりを追ってしまったが、西夏が勢力を広げる中で、宋の領土からは切り離されているが、漢人の飛地になっているような場所を徹底的に西夏が攻めて来るわけだな。そして西からは回教徒もくる。尉遅光はホータン王国の王族の出らしい。他にウイグルもいる。このように多民族が鎬を削る中央アジア。

先日ウクライナの本を読んだ時も、私は東欧史に弱いと思ったけど、そもそもそこと繋がっている中央アジアについても弱いのである。魅力は感じつつも、あまり学んでこれなかった部分・・これを機に勉強しろ・・ということなのかもしれない。


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ココナッツオイルでオートミールチョコクランチ

2022-04-21 23:46:51 | ココナッツオイルを試す

最近流行っているオートミール。

米化という食べ方、食感がなさすぎで、個人的には好きじゃないのよね。

インスタントスープに、砕いてないオートミールを入れて、ふやかして食べるのがお気に入りかな。

袋から都度出すのも面倒臭いんんで、最近はこんな入れ物も買ったよ。

ところで、先日、こんなレシピを見つけた。

https://www.topvalu.net/recipe/detail/2717/

オートミールと板チョコと胡麻油を練って冷凍庫で冷やして作るんだけど、ごま油っていうのがねぇ。

慣れてくるとオツな味ではあるのだけど、個人的にはココナッツオイルで作った方が絶対美味しいと思ったわけよ。

随分前に買ったコレ、全然減ってない。ココナッツオイルは酸化しづらいっていうから使ってみるか。

元レシピだとチョコ60グラム・・となっていて、私のお気に入りのこの明治の板チョコ(50g)を使うとすると半端なので、元レシピの分量を明治の板チョコに合わせて作ってみた。

オートミールーーー105g

板チョコーーーーーー50g

ココナッツオイルーー25g

まずココナッツオイル25gを器に計り入れ、湯を沸かしている鍋の中に器ごと入れる。

チョコレートを割り入れ、湯煎で溶かす。

溶けたところにオートミールを投入してよく混ぜる。

浅い琺瑯の容器にクッキングシートを敷き、まずはチョコの混ざったオートミールを広げるようにして入れる。

8等分とか6等分とかの筋を付けて、取り出しやすい大きさに区切る。

冷凍庫で冷やして、十数分待てば出来上がり。

一口食べたら美味い! やっぱりごま油よりココナッツオイルの方が合う!

 


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韓国時代劇「善徳女王(第41話〜第45話)」を見て

2022-04-20 22:51:27 | ドラマ鑑賞

朝鮮半島発の女王になろうとする聖骨のトンマンと、骨品制度を否定する真骨のチュンチュの2人が副王(皇太子)に名乗りをあげたことで、聖骨でも真骨でもないミシルが女王になる道を開いてしまった。

予想もしてなかったチュンチュはいつもの不敵な笑いはどこへやら。叔母であるトンマンと手を組む・・というよりもトンマンの庇護下に入ったような感じだ。この展開は、単なるトンマン対ミシルより面白い。

クーデターを起こしたミシル。しかも護衛の花郎に自分の夫を刺させる(致命傷にはならないように)自作自演の陰謀劇をでっち上げ、全てをトンマンになすりつけようとする。トンマンに使えるユシンとアルチョンはミシル側にハメられ囚われる。酒に薬を入れられて眠らされ、縛られていたピダムは、目覚めるとトンマンとチュンチュを救いに。このドラマではピダムはミシルの息子ということになっているが、母よりもトンマンを取るのであった。その時のピダムのアクションのかっこいい事! 1.5倍速で見てるから尚更すごいのだが・・・ユシンも強いがどちらかというと独学の馬鹿力的な強さ。ピダムは身軽で師匠に仕込まれた技で勝つタイプ。こんなにいい男なのに、ピダムは将来反乱を起こすのね。

和白会議という新羅の最高意思決定機関が全会一致でないと可決されない仕組みを悪用するミシル側。そうか・・全会一致なら1人が反対すれば否決されるのだから、民や抽象貴族に有利で自分に不利な法案はなるべく賛成票を投じることで、民や中小貴族からの反発を避けようとする大貴族たちの行動はなるほどと思った。ミシルの基盤である貴族を大と中小で離間させようとしたトンマンの策も、ミシル側の内紛を狙ったチュンチュによる離間計も両方失敗した。

で、玉璽を手に入れたミシルは、王の名でやりたい放題のことをして、トンマンを追い詰めるんだろうなぁ。


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映画「ゴースト ニューヨークの幻」を見て

2022-04-19 11:21:50 | 映画・番組等、各種鑑賞録

先日、BSプレミアムでやってたので、録画を見る。

これ、若い頃、映画館に観に行きたかったのよね。評判がよかったし、ボーイッシュな美人のデミ・ムーアが素敵で。

ゴーストって言うから、ホラーなのかと思ったら、全然違って、とても面白かったし、最後は泣けた。ストーリーはシンプルで、夜中に見ても大丈夫な健康的な内容だったわ。

1990年の映画ということで、当時の電話とかパソコンとか出てきて、そう言うのも懐かしかったわ。ニューヨークの地下鉄の姿も堪能できた。


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韓国時代劇「七日の王妃」を見始める

2022-04-18 22:41:12 | ドラマ鑑賞

NHK BSプレミアム日曜夜9時の枠は、先日王女ピョンガンが終わったので、後継番組の「七日の王妃」が始まった。また李朝が舞台だが、なんとなく懐かしい。

中宗の王妃で、七日で廃妃にされてしまった端敬(タンギョン)王后のお話。

燕山君(ヨンサングン)をクーデターで廃位し、中宗(チュンジョン)が即位する話は、昔「チャングムの誓い」の最初の方で見た覚えがあるけれど、そこら辺のくだりを詳しくやってもらえそうだ。

1話目と2話目を見たが、中宗(この時は晋城大君(シンソンテグン))も端敬王后(この時はシン・チェギョン)も子役。だが、最初の出会いが最悪で・・・。だが晋城大君はシン・チェギョンの明るさ、利発さ、不思議さに徐々に惹かれていく。ただ彼女には晋城大君を目の敵にする異母兄・燕山君も惹かれてしまったらしいのが、今後の話をややこしくしそうだ。

燕山君は大変な暴君であるが、なぜかチェギョンに対しては優しく接する。2人で一緒に悪徳旅館に閉じ込められ、縛られたまま眠らされるが、先に目覚めたチェギョンが燕山君を王とも知らずに助け、台車に乗せて非難。城門にたどり着いたところで倒れ、逆に回復した燕山君に介抱されるところが、結構じ〜んと来る。燕山君を演じるイ・ドンゴンの色っぽさが妙に光っていて、とても気になる番組だ。


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公民館横の藤棚

2022-04-17 23:31:09 | お散歩・植物観察

今年は、桜は満足に撮れなかったけれど、藤はなんとかカメラに収めることができました。

公民館横の小さな藤棚。一週間前は花の片鱗もなかったのに、あっという間です。

丈は短いですが、私にとっては毎年楽しみにしている、近所の藤棚です。


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