今日お預かりした2台目は Philco ブランドのカーラジオで Philco のラジオ、テレビは多くを
扱って来たがカーラジオは初めての経験となった。 Philcoが事実上倒産したのは1961年末
と記憶しているが、その後 Ford の傘下に入り Philco-Ford として引き続き生産していたこ
とは聞いていたが実際の製品を見るのは初めてとなった。 この種のカーラジオの修理、改
造に付きましてはこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合
わせ下さい。
お話では上のダイアルで6の辺りでしか聴こえないとのことだった。
早速通電してみたが他も一応受信は出来ていたが確かに感度は少し低かった。
IFとトラッキングの調整に依って感度は増加したが、低周波のモーターボーボディングの様
な発振が診られた。 構造から電解コンデンサの交換は難航する(先ずコイル3つのリード線
を全て外しておかなければならない)ことが想像出来るがゴーサインを頂いたので近々取り
組ませて頂こう。
9月22日 コイル3つでリード線は8本と想っていたが実際は10本で一時別の基板(上部)に移し
替えた。 イヤハヤ電解コンデンサの交換には想定した時間の倍近くを要して仕舞った。 しか
し可成りの数のカーラジオを手掛けて来たが今回の物の様に部品交換の難しい物は殆ど無い。