上はロッドアンテナ(オリジナル)を交換し、ACコードを用意した後の画像。 前面パネルと
ファインチューニングつまみの汚れが気になったので簡単にクリーニングを加えた。
今日お預かりしたのは久し振りのSONYのマイクロテレビ 5-202 で電源コードが無く動作は不明と
のお話だった。 この種のテレビの修理、改造、動作確認等に付きましてはこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
ロッドアンテナを除き外観の状態は可也良好だった。
早速通電してみたが一応垂直振幅は小さいがラスターが出た。 若干輝度は低く、音声も映像も全
く出なかった。
分解に取り掛かり先ずはお約束のホコリを払うところからのスタートとなる。
ホコリを払いながら高周波回路の基板用エッジコネクタ部分に違和感を感じた。上の画像では見えない
矢張りエッジコネクタが割れて仕舞っていた。 ここは内部に在り力は掛からないので不思議だが。
別の固体からエッジコネクタを外し交換に取り掛かった。この部分の交換はこの40年で確か2度目
交換後音声も映像も出る様にはなったが垂直振幅と焦点に先ず問題が在り、輝度が低い。
音声のボリュームには可也ガリが診られた。
先ずは垂直振幅を何とかしなければならない。 ブラウン管はどうするか一応使えるレベルだが?
2時半となったので少し遅い昼食とした。 暫くランニングしてみよう。
垂直偏向回路の電解コンデンサを全て交換した。 加速電圧(高圧)も少し電圧を上げた。
垂直振幅は増加し、輝度も若干上がった。 焦点とファインチューニングの調整を行った。
前面の汚れが気になったのでファインチューニングつまみと共にクリーニングを加えた。
ロッドアンテナも先端部分が無くなっていたので別の個体から外した。(2台から部品を外した)
通常アンテナ出力をロッドアンテナの近くに置くだけで済むのだが若干感度が低い様でS/Nが
少し劣る様だったのでアンテナは75Ωの同軸で繋ぐことにした。 今日はここで時間切れ。
9月2日 1.7C2Vの同軸ケーブルでアンテナケーブルを作り、連続運転を1時間程行い終りとした。