ウリパパの日記

自由気ままに・・・

新緑の陣馬山へ

2009-04-28 21:40:13 | 高尾山・陣馬山
今朝は冷え込みました。昨夜から日本各地に霜注意報が発令されましたが、八王子でも今朝の最低気温が3.0℃まで下がり遅霜が降りました。
 
さて、5月からの激務(仕事です)に備えて英気を養うため、今日は久しぶりに有給休暇を取得。ひと足早くGWに突入しました。昨日ほどではないにしろ空気が澄みきった快晴の朝、奥多摩へ登山と思っていたのですが、上空に寒気が入る午後から天気の崩れが予想されるため、急遽近場に行き先を変更。ふらっと陣馬山へ出かけてきました。目的は雪景色の南アルプス眺望と2週間前に断念したヒゴスミレを求めてです。


高尾駅8時34分のバスに乗り、約40分で終点陣馬高原下へ。今日は途中から陣馬新道を選択し、10時少し過ぎに標高857mの陣馬山頂に到着しました。期待した富士山は残念ながら南半分が雲の中。でも目的の南アルプスは、くっきりと見えました。笹子峠の先に雪におおわれた赤石岳と悪沢岳。持参した250mmの望遠レンズでカメラに収めてみました。朝早くから訪れていた登山客によると、朝8時頃はもっと空気が澄み、稜線まではっきりと見えたとのこと。昨年GWに訪れたときは春霞の中で、南アルプスどころか富士山すら見えなかったことを考えると、まあ良しとしよう。そういえば、昨日の通勤途中、南武線・武蔵中原駅近くの高架線からはるかに彼方に南アルプスを見たときは感動ものでした。


少し北に目を移すと、雪化粧した山が見えます。北奥千丈岳と国師ヶ岳の峰々の左側奥に白く輝くのは、何と金峰山です(茶店のおじさんが教えてくれました)。超望遠レンズを使うと五丈岩が見えるとのことですが、250mmでは微かに確認できる程度かな?


新緑の山々を見ながら、一軒だけ空いていた茶店でビールを飲んだり、高原の空気を満喫したり、ベンチで昼寝したり、きれいな蝶々を追いかけたり、あれこれ2時間ほど過ごしました。上の写真は生藤山方面の景色です。


もちろん、スミレ探しも忘れてはいません。やっと見つけたヒゴスミレ?です。葉が細かく5裂に切れ込んでいるのが特徴で、花は小さく純白色。エイザンスミレにも似ているのであまり自信ありませんが・・・
 

黄色い蝶が飛び交っていました。キアゲハでしょうか。

11時を過ぎる頃から、藤野方面から遠足の中学生がドヤドヤ・・・
広い草原があっという間に人だかりになってしまいました。時間も12時を過ぎたので、お弁当を食べ退散することに。昨年と同じように生藤山方面へ北上するか、2週間前と同じコースをたどって景信山方面へ向うか、それとも相模湖へ降りるか悩みましたが、結局、景信小屋のナメコ汁の誘惑が勝ちました。


今日は平日ということもあり、陣馬山からの尾根道はハイキング客も少なく快適。時折姿を見せる奥多摩方面の山々を見ながら約80分で景信山頂に到着。早速目的のナメコ汁を堪能しました。茶店のおじさんによると、景信山も昼頃は遠足の生徒さん達でにぎやかだったそうです。そういえば、今は遠足のシーズンですね。

 
その後は、小仏城山、一丁平、高尾山頂とメインルートを選択。一丁平ではイカリソウの群落が見事でした。


高尾山頂ではビジターセンターに立ち寄り、スミレのパネルを見学しました。これが、後になって役立つことになりました。高尾山頂からは4号路、1号路を経て下山しましたが、1号路で見慣れないスミレを発見。ビジターセンターの成果が表れたようで、葉の色、萼片が反り返った小さな白い花、あっ、これがコミヤマスミレです。私は初めてその姿を確認しました。

今日はあれこれ寄り道をしたため、38000歩も歩いてしまいました。鮮やかな新緑と爽やか風に恵まれ、心が洗われた一日でした。

本日(4/28)の山行記録  万歩計 38000歩
 8:10 自宅(狭間) ⇒ 8:35 高尾駅北口 ⇒ 9:10 陣馬高原下 ⇒ 10:05 陣馬山山頂
⇒12:10 出発 ⇒13:25 景信山 ⇒ 13:40 出発 ⇒15:00 高尾山頂 ⇒15:45 高尾山口  
コメント
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