ウリパパの日記

自由気ままに・・・

百草園の梅まつり

2009-02-11 21:52:16 | 自然
先週土曜日から百草園で梅祭りが開催されています。京王線の各駅に掲示されているの開花状況によると既に5分咲きとのこと。午後から薄日が差してきたので、10年ぶりに百草園まで出かけてきました。

梅祭り期間中の休日・祭日には準特急が百草園駅に臨時停車します。駅を降りて南へ500mほど多摩丘陵を登ったところに梅の香りが漂う百草園がたたずんでいます。入園料300円を払い、紅白の花が出迎える中、まずは山頂の見晴台へ直行しました。
山頂から見る松連庵は紅白の梅に包まれています。約800本の梅が花を咲かせ、早咲き種を中心に既に5分となっていました。日本庭園は風情があって、落ち着きますね・・・見晴台からは天気が良い日には都心方面が一望できるそうです。

百草園は江戸時代から続く歴史ある名園で、1716年に小田原城主夫人 寿昌院慈岳元長尼が徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のために松連寺を再建し、慈岳山松連寿昌禅寺と号したことに由来します。入園券の裏には百草園の歴史が以下のように紹介されています。

  700年代  松連寺(現百草園)創設 
 1333年   戦火により廃寺
 1716年   小田原城主夫人 寿昌院が松連寺を再興
 1873年   廃仏殷釈により再び廃寺
 1887年   青木角蔵氏が買取り庭園工事により百草園として一般公開
 1957年   京王電鉄所有となり現在に至る





松連庵の前には、樹齢300年の寿昌梅が貫禄の姿を見せています。解説によると岡崎三郎信康追悼のために寿昌院が自ら植樹した梅と伝えられているそうです。古木の周囲には福寿草やクリスマスローズが植えられていました。


心字池に咲く "マンゲツシダレ”です。池に映える姿は見事。


可憐な赤い花”ギョクコウ”です。


園内には紅白の梅以外にも、色々な花が楽しませてくれます。ロウバイ(盛りは過ぎましたが・・)や日本水仙、福寿草など黄系の早春の花に混ざり、青色の ”カンザキアヤメ” が印象に残りました。地中海沿岸に多いアヤメの一種とのことです。

百草園の梅祭りは3月15日まで開催されています。

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