腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



今朝は湿気の少ないすがすがしい天気ですね。もう夜エアコン付けっぱなしで寝ると体調崩したり風邪引いたりしますので気をつけて。

突然話は変わりますが、時差ボケになるような長距離の飛行機に乗ったことがありません。学生の頃は東南アジアはほぼ行きましたが、いわゆる「欧米か!」には行ったことありません。
話に聞くと時差ボケってかなり辛いらしいですね。対処方法は色々あるみたいですが、とにかく飛行機の中では寝る、そして、現地に着いたその日から何が何でも現地の生活時間に無理やり合わせる。これが一番早く時差ボケを直す方法だとか。でも、機内で十分に寝て、現地に着いたら夜って場合はどうするんでしょうね?やっぱり寝るのか?
昼間に突然睡魔が襲ったりするらしいので、やっぱり寝るのが一番みたいです。
あと、飛行機の機内の気圧は0.9気圧に保たれています。なぜなのか詳しいことは知りませんが、0.9気圧。普段生活している平地よりも低い気圧。約1000mの高地にいる感じ。ですからアルコール類はよくまわります。機内での飲み過ぎには十分注意してください。普段酒には強いし、飛行機の中はタダだから、などと調子に乗って飲み過ぎると、ひどい目にあいますよ。CA(キャビン・アテンダント)からも白い目で見られます。

そんな時差を瞬時に計測できる腕時計がございます。デュアルタイムウォッチやワールドタイマー、GMTウォッチなどがそれ。
デュアルタイムとは時計が2個付いているやつ。それぞれ独立したムーブメントで、もちろんリュウズも2つ。1個を日本時間、もう1個を海外の現地時間に合わせて使います。一番簡単なやつ。
ワールドタイマーは任意の2箇所の時間だけではなく、文字盤やベゼルに24の時間帯ごとに世界主要都市の標準時が記載されているやつ。グリグリと文字盤やベゼルを回転させて都市の時刻を割り出します。
GMTとは、(Greenwich Mean Time グリニッチ・ミーン・タイムの頭文字)イギリスのグリニッジ天文台を基準とした世界標準時のことで、基本的にはワールドタイマーと同じ。
写真のROLEXのGMT-マスターなどに代表されるように、通常の短針と長針以外に24時間針が装備されていて、24時間針でホームタイム(日本時間)、短針でローカルタイム(現地時間)を示します。短針が単独でカリカリと動くので、時差修正が簡単。日付を変える場合は短針を2周回します。

これからCAを目指している女性は、時差ボケや機内の気圧の関係で生理不順になったり足がむくんだり、スケベなオヤジのワガママ聞いたりと、見た目以上に過酷な職業だということを肝に銘じて頑張ってください。

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学生の皆様、夏休みの宿題は終わりましたか?
まだ残っている子はラストスパートですよ~!

私の場合は、7月中に約半分を済ませ、お盆までに残りの半分を仕上げる...とそんなうまい具合にはいきませんでしたが、小学校時代は算数や国語の宿題は比較的早く済ませてました。問題は自由研究。「朝顔の観察日記」か「毎日の天気」と平平凡凡の自由研究。「セミの抜け殻だけの標本」という間抜けなものまで作った覚えがあります。
「お母さ~ん!おとついの新聞どこ~?」って新聞の天気予報見なくても、今時はインターネットで夏休み中の天気など瞬時に検索できるので、毎日の天気を記録するなんて子供はいませんね。石原良純氏くらいですか。写真は今日の天気図。

今なら何をテーマに自由研究するかなぁ。この時期に全くできてなかったらかなり憂鬱ですな。
あ゛~~ いいテーマが浮かばないので考えるのやめます。

読書感想文書くのは大得意だった腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。



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今日、8月28日は『テレビCMの日』と昨日の平成教育委員会で言ってました。しかもそのCMを打った企業が“精工舎”(現・SEIKO)だと言うので、ちょっと調べてみました。

SEIKOのホームページによると、1953年に初の民間テレビ局(現・日本テレビ)が開局し、8月28日に民放テレビコマーシャル第1号としてセイコーの時報が放映されました。ところが、正午に放送されるはずだった本来の“第1号”CMが、フィルムが裏返しに掛けられてしまったために、わずか3秒で中止され、幻のCMとなってしまうハプニングがおこりました。同日夜7時には、別なCMが正しく放映されました。

ということで、今では絶対考えられないスカタンをしたんですね。当時のCM料って幾らだったんでしょう?やっぱり電通とか博報堂が一枚かんでるんですかね?

いやはや、それにしても世界の服部セイコーですね。松下幸之助氏や本田宗一郎氏などと並んで服部金太郎氏も日本を代表する経営者であり、企業家であり、技術者であります。
ちょっと前、家賃数百万もする六本木ヒルズに住んで、最近ではほとんど話題にも上がらないホ○エモンが「金で買えないものはない」と大ホラ吹いてましたが、企業の伝統、歴史、努力、信頼、精神などは何兆円、何百兆円積んでも買えません。買えるもんか!と言いたい!

おっと、おじさん少々熱くなってしまいましたが、弊社トゥールビヨンもコツコツ努力してお客様の信頼を得ていきたいと思います。

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先日、奇抜な行動や興行成績の不振などの理由でパラマウント・ピクチャーズから契約解除を受けたトム・クルーズ。
オーストラリアで今月24日には「最も性差別的な発言をしたセレブ」賞も見事受賞。何やっとんじゃトム!

今日はそのトム・クルーズとスピルバーグ監督の『マイノリティ・リポート』で映画と腕時計の第6弾をお届けします。
ストーリーは近未来SF。主役のトム扮するジョン・アンダートンは司法省の犯罪予防局のリーダー。未来を予知できる3人のプリコグ<予知能力者>の予知に基づいて未来に起こる犯罪を未然に防ぐセクション。そのシステムは完全で、犯罪予防局ができてからの6年で殺人事件はゼロ、犯罪件数も90%減少。アンダートンも連日犯罪を未然に防いでいたのですが、ある日、プリコグが“ジョンが36時間以内に殺人を犯す”と予言。「えぇっ!?そんな見ず知らずの人殺さないよ~!」とジョン。とりあえず逃げます。ジョンの運命は?真犯人は?3人の予知能力者のうちの1人がちょっと違った予知をするので映画のタイトルが“少数報告”という具合。

で、この映画も時間との戦いです。自分が犯罪を犯すまでのタイムリミットは36時間。そこでドーンどアップで登場するのがブルガリのデジタルクロノグラフ。もちろん近未来映画なので映画用に作らた架空の腕時計。もちろん未発売。発売するのかな?ちょっとオメガのX-33チックです。
ブルガリの他、車はレクサス、服はGAPなどがこれ見よがしに登場。タイアップもやる過ぎるとゲンナリしますが。何か。

私は原作を小説で読みました。作家はフィリップ・K・ディック。「ブレード・ランナー」や「トータル・リコール」の作者。「マイノリティ・~」は短編小説なのですが、内容がややこしい。その他の短編も難しい。
まぁ、スピルバーグ監督もよく映画にしましたよ。私はDVD持ってますが、まだ見ていない人はレンタルで十分かなぁ、と思います。

セレブ(セレブリティ)の定義って、“有名”というだけで生活ができる人のことを指すらしいです。トムや叶姉妹はセレブです。


特にセレブじゃなくてもいいや、とちょっと悲観的な腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。

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女子バレーボール、柳本ジャパン、なかなか好調ですね。昨日も最後まで見てしまいました。力入りますね。
私は今、大阪の岸和田に住んでますが、1~2年ほど前、隣の貝塚市のスーパーに買い物に行ったら近くにユニチカの体育館があるのでよく大山加奈や栗原恵を見かけました。デカイ!私も実は184cmあるのですが、ちょっと見上げます。ビビリます。5~6人のジャージ姿が店内ウロウロ買い物していても、頭が陳列棚から突き出ているので、どこのコーナーにいるか一発でわかります。
“かおる姫”こと菅山かおるは当時ジャパンメンバーには入っていなかったのか、見かけませんでした。残念。

私が少年の頃は、三屋裕子さんが好きでした。横山樹里さんもいましたね。

昨日のポーランドの監督さん、タグ・ホイヤーしてました。柳本監督の腕時計は判別できず。

しかし、高橋みゆきのユニホームの名前はなぜ“SHIN”なんですか?どなたか知っている人がいたら教えてください。

ジャニーズの山下君の人差し指だけ折り曲げる決めポーズ、ちょっとイラッとくるのは私だけでしょうか?山下君が悪いわけではないのですが。あのポーズ見るたび「何やねん!それ!」と思います。

まぁ、とにかく決勝ラウンドまで頑張ってほしいものです。


腕時計修理のリベロ(?)トゥールビヨン


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いやはや、冥王星が惑星から除外されましたね。除外って...(^^;)
しかし、多数決で決まっちゃうんですね。
冥王星の降格で各方面にも影響が出ているみたいですね。教科書を作成している出版社とか。
占いなんかも影響あるんでしょうね。星座占いって冥王星は関係ないのか?

20年ほど前、友人数人で神戸に遊びに行ったときのこと。神戸オリエンタルホテルの近くに500円であなたの前世が占えるという機械が置いてありました。どうしても自分の前世が知りたかったのでやってみました。確か生年月日を入力するだけの簡単なものだったと記憶してます。数分後、機械の下の部分からB4サイズほどの比較的大きめの紙がプリントアウトされました。読んでみると、なんと私の前世は中世のヨーロッパにいた...

“セネガルカメレオン”(写真)

しかもご丁寧にメスだったそうです。   ...カメレオンって。ちょっと凹みました。
後日、大阪難波の心斎橋でも同じ機械を見つけたので、リベンジ魂に火がついてしまい、再度試みました。結果は...

“セネガルカメレオン” (T_T)

カメレオンでいいです。


後世はラッコかカワウソくらいがいいなと思っている腕時計修理専門店トゥールビヨン店主



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朝方ちょっと涼しく感じられるようになってきましたが、日中はまだまだ残暑が続いております。皆様体調崩されないように気を付けてくださいませ。

本日、ご紹介するのは自動巻き腕時計のワインダー。ここ最近時計雑誌や店頭でも色々見かけますが、1万円前後で売っているような代物はほとんどが中国製のモーターを使用していて、ちょっと重い時計をセットすると動かなかったり、すぐモーターが焼きついて壊れたりします。「安いから買っとこ」と購入すると...確実に銭を失います

弊社がお薦めするのはT’s(ティーズ)。値段はちょっとお高いですが、純国産。丈夫ですし、コンセントから電源をとる交流タイプですのでパワーが違います。運転時間も1~4時間の4段階に変更でき、毎日同時刻に設定時間を運転するタイマー機能も搭載。
気になる価格は1個巻きが39900円、2個巻きが57750円、3個巻きが73500円、4個巻きが110250円。全て税込です。写真は3個巻きタイプ。ご注文承ります。
カタログをご要望の方はお送りしますので、弊社HPのお問い合わせフォームにてご連絡くださいませ。

「ただ今注文のお電話が殺到して大変込み合っております!」ってTVショッピングのアナウンス、いつも「ほんまかいな?」と疑っている腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。

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犯罪心理学上、満月の夜は犯罪件数が多いそうです。
今日は弊社のロゴマークにもなっている“ムーンフェイズ”のお話。
まず、フェイスではなく“フェイ”と濁りましょう。

では本題。

ムーンフェイズとは...
読んで字のごとく、月の形。時計の文字盤に小さな窓が切り込んであり、その窓の内側の文字盤に描かれた月が出たり隠れたりします。写真の時計はエルメスの“ドレサージュ ムーンフェイズ”。文字盤6時位置にあるのがそれ。
月が満月から次の満月になるまでは約29.53059日。ムーンフェイズの盤も約29.5日で半回転します。
太陽と月が描かれているものもありますが、それは“サン&ムーン”。昼か夜かの区別をつけるためのものでムーンフェイズではありません。

太古の昔から人類と月との関係は深いものがあります。海の「満潮」や「大潮」、これらは月の引力による現象です。地球の中心と月を結んだ線上の海面が月の引力によって吸い寄せられて一番大きく盛り上がった時が「満潮」になり、さらに太陽、月、地球の位置が一直線に並んだ新月と満月の時には潮汐力が最大となって満潮時より水位が上がるのが「大潮」。台風時に大潮と重なると怖いです。
上にも書きましたが、満月の時は犯罪者が増えたり、またカップルのイチャイチャ率も高いとか...血が騒ぐんですよ。奥さん。
まぁ、そんなこんなが解る“ムーンフェイズ”。最近マンネリ化しているご夫婦もお一ついかが?


洋楽のブルースも本当はブルーと濁るんですよ、旦那さん!

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昨日の早実対駒大苫小牧、凄いです。おじさんはかなり感動しています。
今日再試合。3日ほどインターバル空けてもらえないものか。

それにしても早実のピッチャー斎藤君、シュッとしてますなぁ。やさしそうな顔してからに。時々マウンドでポケットから水色のハンカチ出して汗を拭くから“ハンカチ王子”ってニックネームまで付いているらしいですが...(^^)
その整った顔は我がジャイアンツ向きですな。是非いらっしゃい。そして立て直しておくれ。駒大の田中君、君の高速スライダーも頼もしい。是非いらっしゃい。投手王国を築いておくれ~。
2人いっぺんには無理ですな。(><)

え~、かくなる私もハンカチで汗を拭き拭き電池交換してます。
...趣味はハンカチ集め。数え切れないくらい持ってます。誰!?今笑ったの!?





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今日は甲子園決勝戦。夜は女子バレーボール対ブラジル戦。明日の早朝はゴルフの全米プロ最終日。スポーツから目が離せません。たしかプロ野球は今シーズンもう終わったんでしょう?終わってるはずです。(T_T)

皆様が愛してやまないROLEXをあらゆる角度から斬る“ROLEXの秘密”シリーズ、今日は3回目。
創業は1905年。去年創業100周年のメモリアルイヤーだったのですよ。創業者は写真のハンス・ウィルスドルフさん。ドイツ産まれです。1900年に時計の営業、販売に携わり、1905年にロンドンでROLEXの前身となる“ウィルスドルフ&デイビス社”を設立。1907年に本格的な時計製造に着手するため本社をスイスに移転。翌1908年に商標名を“ROLEX”とします。
ですからROLEXは元々イギリスが発祥なんですね。なのでROLEXの姉妹ブランド“チュードル”は本国イギリスでの時計売上不振を打開すべく値段を安く設定したディフュージョンラインとしてイギリスで販売開始します。アルマーニで言うところのエンポリオ・アルマーニ、プラダで言うところのミュウミュウ、SEIKOで言うところのALBAみたいなもんです。廉価版。
しかしそこは経営戦略に長けたROLEX、英国民に受け入れられるようにとイングランド王家である“チューダー家”から名前を拝借し、家紋のバラを時計のシンボルマークにして“チュードル”にしました。
オイスターケース、ねじ込み式リュウズ等ROLEXと共通のパーツを多く使っています。昔のチュードルはROLEXのマークの入ったリューズを使ってました。今は盾のマーク。
日本国内にチュードルの代理店、サービスセンターは存在しませんので、アフターサービスはROLEXのセンターで行います。
ラインナップもROLEXとほぼ同じで、
ROLEX     TUDOR
デイトジャスト → プリンスデイト
デイデイト   → プリンスデイデイト
エクスプローラー→ レンジャー
サブマリーナ  → サブマリーナ
デイトナ    → クロノタイム
という具合。見た感じよく似てますが、持ったら「なんや安モン臭いなぁ」ってすぐわかります。今は中の機械(ムーブメント)はROLEXがチュードル用として生産してますが、発売当時はETA社の安いムーブメントが入ってました。ETAについての詳しい話はまた後日。
笑ってしまうのがクロノタイム(ROLEXで言うデイトナ)で、5~6年前でしょうか、当時のデイトナ人気とゴルフのタイガー・ウッズ人気に便乗して文字盤の中央に“TIGER”と入れたクロノタイムタイガーを出しました。確かに出た当時はそこそこ売れましたが、その後店に入荷するのがほとんど“TIGER”。さすがにお客様も「普通のクロノタイムないの~?」となってきますが、相変わらず“TIGER”ばかり。飽和状態です。どんだけ作っとんねん!って思いました。見事に消費者からはソッポを向かれました。生産数を少なくしておけば今頃かなりのプレミアが付いたでしょう。やりすぎはあかんよ、ROLEXさん。
今日はここまで。

なんだ、今日はROLEXじゃなくて“TUDORの秘密”じゃないかと思った貴方はほぼ正しい。文章読解力があります。さぞかし国語の成績が良かったでしょう。次回その4を乞うご期待。

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