Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

奥大日岳&剣岳

2015-08-18 22:45:22 | 山登り・トレラン

8月16日から18日。3日間のお休みを取って剣岳に行ってきました。

目的は「チンネ左稜線」の単独登攀だったのですが、お天気が悪くてただの山登りになっちゃいました。

16日の未明に自宅を出発したので、扇沢では仮眠もせずに、始発のトロリーバスに乗り込むことになりました。お盆明けでもかなりの乗客で、これが幽鬱。でも9時過ぎには室堂に降り立つことが出来ました。天気は、山の高いところはガスに包まれているけれど、おおむね晴れ。しかし明日とあさっては芳しくない予報だ。もし、このまま剣沢に入って、何処も登れなかったら寂しいので、剣沢に入る前に、まだ登ったことが無い「奥大日岳」に登ってみることにする。

「みくりが池」から立山を眺める。

雪の無い立山には20年ぶりか。

 

雷鳥平のキャンプ場も懐かしい。

今日はここから「室堂乗越」に向かい、「奥大日岳」に寄り道。

20kg近い荷物は「室堂乗越」にデポし、最低限の荷物をアタックザックに入れて行く。

帰ってきたら、そこから「剣沢」に向かうことにする。

 

「奥大日岳」に向かう途中から「地獄谷」方面を眺める。

上に向かうと次第にガスに包まれてしまい、この後の画像はありません。

 

降りてきてから「奥大日岳」が、一瞬姿を見せた。

往復2時間程度だったので、12時くらいには「剣沢」に向けて出発することが出来ました。

 

2時ころ剣沢に到着し、テントを張る。

本来、テントは持ってくるつもりはなかったのですが、天気予報が悪かったので、ビバークによる登山は諦め、テント持参しました。

つまり、計画では、入山日に長次郎谷に入ってしまってビバーク。翌日、「チンネ左稜線」を登るつもりだったのですが、

よりによって中日が最悪の天気予報。それでテント泊になってしまったのです。

 

翌日の中日。予報通り雨です。

テントの中で、何もやることが無いので、少ないギアをいじって遊ぶしかないのです。

一日テントの中にいると腰も痛い。

夕方、月稜会の4人が剣沢に入ったので、みんなで一杯やろうと思ったら、彼らは「剣沢小屋」に寝場所を変更。

宿泊者以外は小屋に入れないということなので、私もテントを放棄し、小屋どまりにした。

しかし、翌朝、張りっぱなしにしたテントが悲惨なことになっていたのでした。

テントはひっくり返り、中は水浸しに。

 

最終日。私はこの日の内に自宅に帰らなければいけないが、天気が持てば、何とか「チンネ」を登ってから帰ることが出来るかもしれない、と、行けるところまで行くことにしました。

未明3時40分。悲惨な状態のテントを片付け、「長次郎谷」を目指す。

しかし、「長次郎谷」の詰めは、計算していたより時間がかかってしまい、おまけにガスで全く視界が効かない。

何処が「長次郎のコル」かわからず、稜線についた場所は、かなり左寄りだった。

もう7時30分。戻ってコルを探していたら登る時間が無くなってしまう。

残念だが「チンネ」は諦めて、「北方稜線」から剣を経由して下山することにした。

「北方稜線」は予定外だったので、何も頭の中に入っていなかったから、ちょっと迷いそうになった。

でも、8時30分に山頂に到着。

思ったより人は少なかったが、下り始めたら、団体さんで渋滞。それでも抜かせるところでは抜いて、

なんとか剣沢に11時くらいに戻ることが出来た。

 

重い荷物をまとめて室堂を目指すが、これが一番つらかった。

びしょぬれのテントやシュラフが一層荷物を重くしたからだ。

それでも2時40分のトロリーバスに間に合い、風呂にも入れたし、夕飯も食べて帰ることが出来ました。

 

あー、疲れた。「チンネ左稜線」の単独登攀は来年に持ち越しだ。

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久しぶりに瑞牆「錦秋カナト... | トップ | これからのクライミング人生... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした。! (岳人)
2015-08-19 10:15:27
単独の「左稜線」を期待したのですが、天候の為ちょつと残念でしたね。それにしても3日目の登山行動は凄いですね!剣沢~長次郎雪渓~北方稜線~剣岳~剣沢~室堂を11時間で踏破した。それも、天気も悪く、又別山尾根の渋滞?の中を、、、。只々感服します。来年に期待してます!
Unknown (Chimney)
2015-09-03 01:06:28
岳人さん、ありがとうございます。私のポリシーは行けるところまではいく、ですから。転んでもただでは起きたくないんです。

山登り・トレラン」カテゴリの最新記事