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なぜ、全日空は、ピーチアビエーションを設立したのか?

2011-06-21 11:54:55 | 時事問題

 全日空は、ピーチアビエーション(ブランド名ピーチ)を設立したが、その理由を見てみたい。一つ目は、国土交通省のLCC参入の環境整備がある。安い飛行機であるLCC(ローコストキャリア)は、従来は日本の行政によって日本参入を拒まれてきた。しかし、日本の高コスト体質では、グローバル企業が海外に行ってしまったり、富裕層が国外に脱出してしまう恐れがある。そこで、日本もローコストに対応しなくてはいけない状況が生まれている。これは、薬の業界も同じ。ジェネリック薬が増えていき、競争が激化する。日本のデフレは、こういう背景のもとに起こっている。二つ目は、中国やタイや韓国のLCCが、日本に入ってきていて、今後もジェットスターやその他のLCCが入ってくるので、それに対抗するブランドを立ち上げるということである。カンタス航空のLCCがジェットスターという名前であり、別名でやれば、安い運賃でもカンタス航空のイメージが崩れない、ということが言える。ピーチは、全日空と違い、人件費や年金の負担がないので、ローコストオペレーションとなり、安い運賃になる。三つ目は、やはり株主構成をチェックすべき。全日空が大株主であるのは当然だが、20%を香港のファンドが持っている。つまり、日本と香港の会社である。これはどういうことか?日本は、関西を中心に展開するので、関西に中国のビジネスマンや観光客を呼び込みたいという意志である。香港のファンドが入るということは、香港のネットワークを顧客開拓の際に使えるということ。全日空の狙いは、ここにある。

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