「伝統ある巨人軍の一員となった以上、自らを律する強さも求められていることを肝に銘じてもらいたい」 プロ野球の父であり、巨人軍の創始者である正力松太郎氏の言葉。自由奔放に、野放図にやるのが強さではなく、自らを律するのが本当の強さです。弱い人は、TVやゲームの誘惑に負けたり、大人になったら、酒の誘惑に負けたりばくちをしたりします。でも、それが美しかったり、気分がよかったりするのではなく、自分を律して成果を出すことほど気分がよいことはないのです。そして、その快感や感動があって初めて強くなれるのです。
少し前になりますが、W杯日韓大会の時のトルシエの言葉。
「サムライのように勇敢に戦え!」「ここでお前たちが歴史を変えるんだ!!」
Disneyland will never be completed. It will continue to grow as long as there is imagination left in the world. (Walt Disney)
ディズニーランドは、決して完成しない。これは、未来へのプラス思考の例です。PDCAを回して、その後想像力で、とてつもないビジョンを描きます。これで完成した、と思ったらその段階で古くなってしまいます。もっとよくしたい、もっとよくしたい、もっともっとよくしたい、という気持ちが未来を変えていきます。完成しないことこそ、最高の中の最高になるコツです。
忙しい波動をずっと続けていると、息切れしてしまうため、暇な波動で、エネルギーをためることが必要になります。ばねでも、伸び続けているとだめで、一度縮んでからでないと、勢いがつきません。暇な波動の時も、忙しい波動の時も、一貫して同じベクトルで向かっていくことが大切となります。つながりがないと、本当の勢いにはなりません。暇な波動も、忙しい波動も、その瞬間だけ見ると、どちらかになりますが、実は一つのものの2側面になるのです。リラックスすることこそが、忙しい波動を創る原点です。
忙しい波動の重要性は、「攻撃型の忙しさ」でないと、逆効果になります。忙しくて、目先のものに気持ちが乗っていない場合には、一つ一つが流れてしまいます。目先のものにエネルギーがしっかりと注がれたうえで、未来に向けてわくわくできるようなものにもパワーを注ぐことが重要です。「緊急かつ重要」なことだけでなく、「緊急ではないけれど重要」なものに目線を合わせることで、「攻撃型の忙しさ」になります。
ビジネスでも、勉強でも、結果が異常に出る人は、「忙しい波動」や「スピード感」を持っている人です。成果が出ない人の共通点は、「のんびりしている」点です。忙しい中で、さらに「やるべきこと」を入れて、ストレッチ(能力の拡張)をすることで、結果が出ます。似たものは、引き寄せるということで、ストレッチして忙しくなると、さらに忙しいことが起こります。(引き寄せの法則)忙しいことが起こるということは、ビジネスであれば、仕事が飛び込んで来たり、勉強であれば、もっと情報が頭に入ってくるということなのです。ただ、忙しさにも2つあって、「追い立てられる忙しさ」と「攻撃型の忙しさ」があります。追い立てられる忙しさは、気持ちが逃げています。目先のことで忙しくなっています。攻撃型の忙しさは、今のことはコントロールできたうえで、未来のことで忙しくなっています。「土俵の中央で相撲を取る」というのも同じことになります。