Bell V-280 Valor
想像図
「V-22オスプレイ」の技術的な進化形となる新型ティルトローター機「ベル V-280 Valor」が、初の地上試験を行った。途方もなく複雑なV-22オスプレイと比べると、より小さくシンプルで安価につくれるという。米軍の輸送ヘリを代替する最有力と目されている新型機のテストに迫った。
派手な黄色の安全手すりで囲われた灰色のコンクリート製の台の上で、武骨な印象の軍用機がプロペラを回している。だが、ふたつのプロペラブレードはただ回転するだけで、この“野獣”が動き出す気配は少しもない。なぜなら、どれほどの力で浮き上がろうとしているのかを荷重センサーで計測するために、機体はボルトでコンクリートに固定されているからだ。
離陸しないにしても、今回のプロペラの動作テストによって、この新型航空機の開発はひとつのマイルストーンを刻んだ。これは、広く知られた「V-22オスプレイ」の技術的な後継であり、旧式化した米陸軍の輸送用ヘリコプター「ブラックホーク」の後任候補の最右翼と目されている航空機だ。
この日、新型ティルトローター機「ベル V-280 Valor(ヴァロー)」は、コンクリート上で行った初の地上試験で2基のエンジンを始動した。そして、まだこの世に1機しかないプロトタイプの各システムの正常な作動を確かめるため、大勢のエンジニアたちが、ありとあらゆるパラメータを監視していた。
設計者たちの狙いどおり、従来型ヘリコプターの2倍の速度と航続距離をもつようになったV-280が部隊に配備されれば、現在使用されている輸送用ヘリコプターはお役御免となるだろう。
@日本ももっと進化したヘリを開発すればいいのにね。アパッチ・ロングボウの後継は決まったんでしょうか? 島嶼防衛というか、もし島を奪われたら敵を制圧するのに攻撃ヘリは必要不可欠。まだまだ、優先順位の高い課題が沢山あります。安倍ちゃん、保育園や大学の無償化よりこっちが先だろ。