@現大統領のトゥーレは自身が国軍将校だった1991年にクーデターを起こし、当時のトラオレ独裁政権を打倒。その日が3月26日という事もあって、反乱部隊のリーダーであるアマドゥ・サノゴ大尉は、その少し前の日(3月22日民衆蜂起)に行動に出たようです。北部(サハラ砂漠)の遊牧民族トゥアレグ族は以前から独立運動を繰り返していたようですが、トゥーレ就任と共に武装解除されてしまい、おとなしくしていましたが、リビアのカダフィを支持していた関係で大量の武器(傭兵として戦っていたと思われます)を手に入れ、マリに戻ってきてふたたび独立運動の武装蜂起を開始。今般クーデターを起こした軍はすぐに制圧に乗り出しましたが、以前と違って彼らが手にしている武器は最新式のものばかりで全く歯が立たず、防衛大臣に軍備の増強・最新化を要求しましたが(以前の記事でマリ正規軍の映像を張り付けてあります)けんもほろろに無視された為、青年将校たちは激怒し、決起に至ったという事のようです。リビアからは色々最新兵器が持ち出されたと聞いていますので、マリの正規軍はびっくりしたでしょうね。苦戦を強いられている自由シリア軍にも分けてあげたいものです。
3.22マリ政府軍クーデター
3.22マリ政府軍クーデター