大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

シリアで治安部隊がデモ隊に発砲、40人以上死亡か・・・無差別殺戮の映像あり

2011年04月23日 10時09分55秒 | 古いシリア戦場ライブ・ロシア軍・フーシ、イエメン・アフリカ・北南米情勢
シリア全土で22日、政治改革を求める大規模なデモが発生し、治安部隊による武力鎮圧で少なくとも43人が死亡した模様だ。今のところ正確な死者数は分かっていないが、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは22日のデモで少なくとも75人が死亡したと伝えている。

22日のイスラム教金曜礼拝後、首都ダマスカスなど複数の都市で数千人がデモを行い、鎮圧に乗り出した治安部隊とデモ隊が衝突した。ダマスカス郊外のドウマでは、治安部隊が数千人のデモ隊に発砲し8人が死亡、約25人が負傷したという。モアダミでも治安部隊が数千人のデモ隊に発砲し6人が死亡し、数十人が負傷したとの目撃証言がある。また中西部のホムスでは12人が死亡、南部のハラスタでも治安部隊が2000人~3000人のデモ隊に発砲したという。この治安部隊による武力鎮圧に対し、海外からも批判の声が上がっている。オバマ米大統領は「武力によるデモの鎮圧は即刻止めるべきだ」と強い口調で批判した。またオバマ大統領は、アサド大統領は自由を求める国民の声を無視し、抑圧を続けてきたとし、「米国はシリア19 件をはじめ世界の人々が享受すべき民主主義や(表現の自由、集会の自由などの)普遍的権利のために戦い続ける」と付け加えた。

アサド大統領は21日、デモ隊が要求していた非常事態法の解除と最高治安維持法廷の廃止を行った。しかし国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、シリア政府は国際的な人権基準に従った法を制定すべきだと主張し、シリア政府に対し、政治犯の釈放、治安部隊の暴力行為に対する徹底的な調査、刑法の抑圧的な条項の改正など、さらなる改革を求めている。

@アサドは反政府デモの鎮静化を図って21日に48年ぶりに非常事態法を解除しましたが、結局裏目に出た模様。19日にここで映像を紹介しましたが、アサド率いる治安部隊は、デモ隊に銃を乱射し、後ろ手に縛った連中に殴る蹴るの暴行をカメラの前で平然とやってのける殺戮集団です。よく自国民に向けて銃を乱射できるものです。

参考
アサドはさらに、政治犯の訴追に使われてきた最高治安維持法廷を廃止するとともに、「平和的な抗議活動の権利規制」に関する大統領令を出し、抗議活動を「シリア憲法で保障された基本的人権」と規定した。1963年に導入された非常事態法では、政府による予防的拘禁を認め、政府の決定は憲法や刑法より優先されると規定。起訴されないまま勾留されている容疑者が不服を申し立てたり、取り調べに弁護士を立ち会わせたりすることができなかった。




アサドによる無差別殺戮の映像