そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

生きててくれるだけでいいよ

2016-07-13 23:54:46 | 病気&事故の話し/猫編
5月30日に処分に持ち込まれた男の子
たまたま、引き取ることができてわが家にやってきました



正直言って、連れ帰ったものの無事に育つかどうかもわからないほどで
痩せて発育不良なのは一目瞭然でした


きっとこの子の母猫や兄弟はきれいな子だったろうなぁと思います
母猫は5匹6匹産んでも、育たないと判断すると
あっさりとその子猫を放棄して、育つ子だけの面倒をみるのです


わたしが連れ帰った子猫はまさにその放棄組に入っている方の子猫でした
母猫さえ放棄したような子猫ですが・・・生きられるところまでがんばろうね


ラズ、と名づけました
もともとタルトという子猫がいて、他にも黒い子猫がきましたのでその子にはベリーとつけました
全部合わせて覚えやすい名前がいいと思い、ラズベリータルトにしたわけです


ラズを連れて帰って約1か月半が過ぎました


何度ももう駄目だという命のラインギリギリのところを歩いてきました
自力でご飯を食べることもできず、強制給仕のため口を開けようとすると渾身の力で反撃しました
鼻からカテーテル挿入のいわば鼻チューで過ごしてきました



小さな体で苦しそうに呼吸をしていた時は、もうがんばらなくていいからねと
何度も話しかけたりもして、そんな危機的状況を少なくとも3回は味わいました





誰かに譲渡するとか、今後どうするとか・・・そんな先のことは考えられなくなり
ともかく生きててくれるだけでいいと思うようになりました


体重は、ようやく500グラムを超えました



いっしょに過ごした他の子猫や、後から保護した子猫たちがいつの間にか
ラズの体重を追い越して行きました


標準の育ち方じゃなくたって構わない
ゆっくりだっていいから、少しづつでいいから、育っていければいいね


そして、他の猫たちのホームページに載せる写真撮影の時
ラズもいっしょに写しました


譲渡用のお披露目のためじゃなくて、この子の記念撮影かな
やっと鼻チューも取れて、楽になった記念です



そのうち、もしかしたら本当に募集できて
ラズのこと、本当の家族にしてもいいよって人が現れるかもしれません
今はそんな日を夢見て、ラズの毎日に楽しいことがあるように
わたしも頑張ろうと思っています


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