そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

がんばって!茶太郎君

2010-12-18 00:04:15 | 病気&事故の話し/猫編
こんなときなんと言えばいいのか・・・


受話器の向こうで泣きながら話すTさんを
どうやってなぐさめたらいいのか
わたしには言葉もありませんでした


Tさんは、小眼球の茶とらの子猫兄弟
茶太郎君の里親さんです


兄弟猫の・・・ちょび君はすでに天に召されていきました


実は、そのちょび君の命を奪ったのと同じ猫白血病で
かなり厳しいことを宣告されてしまったとのことでした
猫リンパ腫性白血病のため肺に水が貯まっている状態だというのです
猫白血病ウイルスの感染により引き起こされる血液の癌で
リンパ系の細胞が腫瘍化するためにおこります。


呼吸が苦しそうで、少し前からちょっと元気もなかったことから
念のために看てもらおうと病院に行き
そこで、突然こんな思いもかけない病名を言われてしまったんだそうです


しかも、対処療法しかなく、この治療法も高額で
完治するものではないですよ・・・と言われたそうです


こんなとき、みなさんはどうされているんでしょうか
こういう事態になった方はいますか
どうするのがいいんでしょうか


Tさんは、思いつくままいろんなことを言葉にして尋ねてきました
無理もありません
こんな悲しいことを急に告げられてどれほどつらく苦しいことか
たぶん心がちぎれてしまいそうだったと思います


どんな選択をするにしても、ご家族で話し合って
茶太郎君にとっていちばんいい方法を考えてあげてください
と、そんなことぐらいしか言えませんでした


それから・・・
翌日になって、Tさんから
家族で話し合って抗がん剤の治療を、できるとこまでやってみます
あきらめたくありません


ひとばんたって、ずいぶん生気を感じる力強いメールをいただきました
茶太郎君を思う家族のみなさんの気持ちが伝わってきて
涙がこみあげてきました


同じ病気で愛猫を見送った経験のあるはとねえさんに同伴をお願いして
茶太郎君に会いに行ってきました



おじゃますると・・・

あれ~???


お電話で聞いていたのとはまったく違って
高いタンスに登ってくつろぐ茶太郎君がいました


メールをくださった翌日
さっそく第1回目の抗がん剤の治療をしてきたんだそうです
それが効いたんですね
食欲もあって、遊びたがったり甘えたり、ジャンプしたり・・・
いつもの茶太郎君・・・なんだそうです


たしかに治療代はかかっていますけど
元気な姿は、飼い主さんにすれば、何にも代えがたい宝物です


譲渡してから、会ったことがなかったので
久しぶりの茶太郎君に感激してしまいました
茶太郎君ときたら、小さい頃と何も変わらず
ようこそようこそって歓迎してくれて、スリスリです



お部屋のいたるところに、猫グッズ
このお家で、茶太郎君の存在がどれほどの割合を占めてるのかが
ひと目でわかります


そこにもここにも、遊び道具
あったかい場所、高い場所、茶太郎君の居場所をたくさんたくさん
用意してくださってました


体重も4キロあります
もしかしたら、抗がん剤が効いてがんばってくれるんじゃないのかって
茶太郎君を見たら、希望でいっぱいになりました
持参した缶詰
ふたも開いてないのに、なんだか興味津々です



茶太郎君のことを、Tさんご夫婦が代わる代わる語ってくれます
病気のことも、お子さんたちはずっと泣いて聞いていたそうです
茶太郎君のことを思って、家族みんで泣いてくださったんですね


猫白血病も1歳で発症する確率は全体の5パーセントなんだそうです
その少ない確立に入ってしまった不幸を嘆く前に
こんなに想ってくれる家の子になれた幸運を感謝しよう
そんな風に思いました


猫白血病、猫伝染性腹膜炎
ある日、突然愛猫に告げられたら・・・
途方にくれてしまうかもしれません


やはり、こんな病気もあることをしっかり伝えて
たとえば、不妊手術の時に血液検査をしておくことを
きっちりお話ししていればよかったのかもしれません


いずれにしても、今は抗がん剤が効いて
なんとか奇跡がおきるようにと願っています
だって今月は12月
神様が奇跡を起こしてくれるはず・・・


お願いです
がんばる茶太郎とTさん家族に奇跡を起こして下さい


白血病の猫と暮らしてるみなさん
どんな風に接していらっさしゃいますか
アドバイスしていただける方、体験談をお持ちの方
こんな猫をしってるよって方
コメントいただけたらありがたいです

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8 コメント

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Unknown (チュウとチビのママ)
2010-12-18 08:27:34
リヒャは白血病ではなくFIPでしたが
やっぱり最後の最後まであきらめまいと思いました
動物は最後まで生きることをあきらめません
きっと人間より神様のご意思を分かっているのでしょう
そんな姿を見て、この子を神様に託されたのだと思いました
対処療法しかない・・本当に辛いことです
茶太郎くんの里親さんの気持ちが痛いほど分かります
治してあげることは難しいけれど「共に生きる」ことは出来ますから・・
頑張るのはなかなか辛いことですけれども、どうか茶太郎くんが乗り越えられますように。

返信する
Unknown (み~まま)
2010-12-18 13:45:03
そらまめさん こんにちは。
リンパ腫、辛いですね・・・。

茶太郎くんは抗がん剤がよく効いたんですね。
よかった~。

その時その時出てきた症状に対応するしかないって聞いてます。
何でこんな病気があるのかな~、絶対増やしちゃいかんなってすごく思います。
家は3匹別室にいますが差別めいてる感じがしてとてもいやな時があります。でも、唾液・尿などで感染する場合があるので別室にしてます。
白血病って恐ろしい病気だけど長生きしてくれてる子もいます。
免疫力が低くなるのでとにかく猫風邪など気を付けてます。白血病&エイズの子達にはただの風邪では終わってくれません。。。
それと食べれる時に好きなもの食べさせて体力つけてやってと言われました。
数多くのウイルスと闘うにはあまりにも小さくて頼りない体です。
だけど茶太郎君はそのちっちゃい体で今を一生懸命生きてるんですね。
頑張ってな、茶太郎君。

私も希望を持ちます。
「白血病に負けない信念を貫く事」を頑張ります。


返信する
がんばって下さい (カナッペ)
2010-12-19 10:22:26
以前拾ってきた子猫が、原因もわからないまま2ヶ月で死んでしまいました
突然で、今も思い出して泣いてしまいます
ちゃとらの子でした
すいません
つい思い出して失礼かもと思いましたけどコメントしてしまいました
茶太郎君、がんばって
飼い主さんもがんばって下さい
返信する
私も・・・ (じゃじゃママ)
2010-12-19 20:34:56
今の猫を迎えるズッと前に【リリ】というシャムミックスの子を白血病で亡くしました。口の中の口内炎の治療でドクターの『ひょっとして』で血液検査をした時、発見..。なんで?この子が?の思いで涙がとまりませんでした。8才と高齢だった為か、抗がん剤の効き目か進行もユックリでしたが治療の度に食欲も落ち寝込み日々痩せていく姿にに高齢のリリにはキツイかったんだと思い、もう後は『自然にまかせよう、この子の生命力に』と決断しました。甘えたい時は思い切り甘えさせ、好きなフードを与え大好きな日向ぼっこをさせ一緒に寝たり語りかけたり自然体で過ごしました。元々穏やかな子でしたが本当に穏やかに過ごし治療を止めて4年...私の帰りを待ち静かに12才の生涯を閉じました。4年も頑張った事に病院の先生も驚かれてました。
今でも忘れられないですよ。最後に小さく鳴いた声も喉を鳴らしながら待っててくれた事も・・。
茶太郎クンにも12月の奇跡必ず起こりますよ、だって茶太郎クンの家族の愛情が何よりの特効薬ですもの。
ミンナこれ程気にかけてくれてるんですもの。
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チュウとチビのママ様 (そらまめ)
2010-12-20 00:14:05
その子その子によって、病状も効果も様々ですから・・・こんなとき、何が正しいのかなんて正直わからないものです。
ただ、そのときできるいちばんいい方法を家族みなさんで考えてもらえれば、と思っています。

リヒャルト君のこともあったから、こういうときの気持ちよくわかってくださってるんですね。
どうか、茶太郎君のこと応援してあげてください。
最後まで『ともに生きる』ことこそが、私たち人間が飼った動物に対しての最大の親愛の証なのだと思います。
返信する
み~まま様 (そらまめ)
2010-12-20 00:28:09
先日は、いただいた電話で思わず相談しちゃってごめんなさい。
白血病の怖さをよく知ってるみ~ままさん
しかも、それでも家に入れることを迷うことなく決めた潔さ
もう、聞いてもらうしかない!ぐらいの勢いになってしまいました

抗がん剤、1回目かなり効いた様子です
とにかく食べれるうちに栄養ですね
わたしもおんなじこと話してきましたけど、それでよかったんですね


なんで、こんな病気があるんだろうって、ほんとがっかりしてしまいます
いつかは、人間を追い越して死んでしまうのかもしれませんが、1歳ではあまりに早すぎて・・・心の準備も納得もできないままだとTさん一家がおっしゃってました。

何か、目に見えない何かが・・・こういうときのわたしたちを試しているかのようで
怖くなってしまうことがあります

難しいかもしれませんけど、残された時間を大切に大切に、生きて暮らして楽しんでもらいたいと願っているわたしです。

み~ままさんもがんばって下さいね
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カナッペ様 (そらまめ)
2010-12-20 00:34:37
ありがとうございます
同じような茶とらの猫さんを拾って育ててくださっていたんですね
なかなかできることではありません
がんばってくださってた分、亡くした悲しみは深くて濃くて、消えない痛みだと思います

そんなカナッペ様からのエールです
茶太郎君やTさんへの励まし、きっと届くと思いますよ。
ありがとうございます。

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じゃじゃママ様 (そらまめ)
2010-12-20 00:48:37
リリちゃんの経験談・・・本当に貴重なお話し
ありがとうございます
Tさん一家にとっても、とても参考になったと思います
抗がん剤の効き目が出てるうちは続けて、もうあまり効いてないと思ったら自然体で・・・
そんな風に考えているようでした。
でも、どこで線をひくのかが今はまだわからないようで・・・
じゃじゃママさんのコメントを拝見していたら、自然にそう思えるものなのかもって感じました。


りりちゃんの様子が目に浮かんでくるようで・・・最後の小さな鳴き声、『ありがとう』だったのかな
愛しいペットが逝ってしまうのは悲しいけれど、そこでどんな風に向き合うかが、どれほど大切なことなのかがわかりました。



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