生き残った１匹

悲しいお知らせと、その中でひとつの朗報です


６匹の仔猫が捨てられているとバービー母様のところに
連絡がはいりました
それは１０月１３日の火曜日のことでした



すでに４～５日前から、仔猫はダンボールに入れて捨てられていたようです
バービー母様は、すぐその夜にスーパーのかごと新聞紙を持って
現場に捜しに行ったのですが、その時点でもう仔猫の姿はどこにも
見つけることはできませんでした。


仕事でお付き合いのあるダンプの運転手さんが翌日の水曜日に
口から血を流し、折り重なるように亡くなってる２匹の仔猫の亡骸を
見つけました。
あわてて、現場に向かい残りの４匹を探したのですがやはり見つからず
バービー母様は傷心のまま帰宅されたようです


１５日の木曜日
バービー母様の祈りが通じたのか、小さな命の必死の叫びだったのでしょうか
１匹だけですが、白い仔猫が見つかりました
ダンプの運転手さんが仕事場まで連れて来てくれたようです
緊急で保護となりました
ＴＯＫＫＯさんが預かり、里親さんを探します


車を止めて見ていた人もいたらしいので、ひょっとしたら
仔猫の何匹かは連れて行かれたのかも知れないのですが・・・
そう、思いたいのですけど実際はわかりません


近くには餌やりのおばあちゃんがいるらしいです
そこで生まれて、増えることに困って捨てたのでしょうか
生まれて崖下に投げて殺していた作家がたしかいましたけど
産ませてダンボールで捨てるなんて
これ、罪に問われる行為ですね


現場は、周囲を山に囲まれたところです



どこをどうやって、仔猫に生きてゆけと言うのでしょう
それとも、死ねば死んだでしかたないということなんでしょうか



猫が好きとか嫌いとかそういうことだけの問題ではなく
そういう人だけが知っていればいいという問題でもなく
みんなの問題です
捨てることが世の中の違法行為だという事実を
もっともっと多くの人が知る方法はないものかと思います


単なる餌だけあげてる人も、そうすることで猫が増え
可哀想な仔猫を増やしてしまっていることに気が付いて下さい
それを防ぐには、不妊手術しかありません
産ませる前に、産ませない工夫や努力をしてもらえないでしょうか


また、わずか３週間かそこらの仔猫は自分では生きていけません
捨てることに自分で罪悪感を持てない人があまりに多すぎて
猫の遺棄が罰金に、つまり犯罪だと声をあげて言わなければならなくなって
しまったんだと思います


たった１匹
バービー母様の手元にたどり着けた小さいけれど重たい命
里親さんを募集します


るいくん・・・生後３週間、オス、体重５１０ｇ


☆検便結果、便にでんぷん質が多くお米やじゃがいもなどを食べていたようです

☆ノミと糞がとてもひどく、身体もずいぶんと汚れていたので
　シャンプーをしました。

★保護当時、離乳食の缶詰めを半分ペロッとたいらげたそうです
　預かってからも食欲旺盛でトイレもバッチリ
　餌はミルクと離乳食と昨日からふやかしフードも少しあげています

☆顔つきもよく体重も２日で６０ｇ増え栄養状態もいいです
　地域的に酪農場などで産まれた仔ではないでしょうか？
　性格もなかなかなっつこいです




神様が決めたとはいえ、同じに生まれてきて
６分の１の確立は低すぎて、他の５匹が可哀想で
こんな風に死んでしまうために生まれてきたわけじゃないだろうに
ただもう不憫でなりません



母猫から引き離された仔猫の末路は、こんなにも残酷で哀れです
どうか、どうか・・・
捨てるなんて考えず、生きられる道を考えてもらいたいと願うばかりです



仔猫たちの冥福を心より祈ります