癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

モエレ沼公園ジョグ & 江別市探訪

2019年06月30日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ

 すすきののどこでもホテルで朝を迎える。函館マラソンまで1週間の前のラスト練習ランにモエレ沼公園へ。近くに走ったあとに入る温泉があるのも好条件である。


 外周や中通りを走ったが、10:30からの噴水を見るために中断し、さらに3kmほど走ってトータルで9kmで終了。相変わらずスピードは上がらない。


モエレ山


10:30から15分間の噴水


噴水の上部

 走ったあとは近くのモエレ天然温泉北のたまゆらで汗を流して昼食を食べた。

 午後からは、江別市大麻に住む、新卒時代の同じ職場や現職時代を通して何かとお世話になった10歳違いの先輩のお宅を数十年ぶりに訪問。若いときには良くお宅にお邪魔したり泊めてもらったりしただけに奥様も一緒に懐かしい思い出話に花が咲き、1時間半があっというまに過ぎた。

◎江別市探訪

 江別市は通過するだけの町で、札幌に近い大麻地区を除いて見ることはほとんどなかった。町の歴史が分かるところを中心にあちこち車で走りながら探訪した。


一番先に郷土資料館へ行って、江別市の歴史の概況をお勉強。
主に屯田兵と新潟県からの北越殖民社による開拓が進められたこと。
石狩川航路を使用した開拓が進められ、産業も栄えたことなどが分かった。


ガラス工芸館~昭和22年築、北海煉瓦合資会社代表社員の旧石田邸


屯田兵資料館


野幌屯田兵屋


レンガ生産地「北海道江別市」らしい建造物・旧ヒダ工場が生まれ変わった商業施設ËBRI(エブリ )。


北越殖民社2代目社長の屋敷跡の「千古園」


留魂碑


黒松内が北限のブナの巨木がたくさんあった。樹齢120年というからここに植えたものであろう。


江別市陶芸の里セラミックアートセンター(休館日)


 その裏にあったオブジェ「風の門」

旧町村牧場

町村敬貴氏の銅像と第一牧舎


旧町村邸


製酪室


最後は、今年オープンした蔦屋書店江別店。うれしいことに拙著も販売されていた。

 明日は、今日とダブらない篠津兵村フットパスを歩く予定。

第32回北海道スキー指導者協会の集い・2019札幌大会

2019年06月29日 | スキー・クロカン

 2年前まで12年間副会長を務め、現在は顧問を仰せつかっている北海道スキー指導者協会の一大事業である「第32回北海道スキー指導者協会の集い・2019札幌大会」に3年ぶりに参加した。

 この集いは、昨年までは各ブロックごとに輪番で開催してきたが、1巡した今年度から札幌とほかのブロックを1年ごとの持ち回り交代で開催することになった。来年度の予定が函館大会なのでその事前研修も兼ねて、函館スキー指導員会の役員8名とともに参加することした。

 開催は14:00からなので、自分の車で7:30に家を出て札幌へ向かった。会場は南9条にあるホテルノースシティである。
 2年ぶりに会長以下役員の方々と顔を合わせ、懐かしい感じだった。

 14:00~14:30 開会式
 14:40~16:00 講演会
 ・演題『「スキー力」アップ計画~スキーを総合的に学ぶ・知識を成果に繋げる』
 ・講師 ISHII SKI ACADEMY HOKKAIDO校長 斉藤人之氏

 
 16:10~16:25 記念撮影
 17:00~19:00 懇親交流会


 

生ピーナッツ

2019年06月28日 | 食べ物

amazonで購入した無添加アメリカ産皮付き生ピーナッツ(500g×4袋=2,415円)

 以前にもこのブログで取り上げたことがあるピーナッツ話題だが、2017年1月にNHKの「ためしてガッテン」で取り上げられた「血管を強くしなやかに!ピーナッツパワー解放」を観て以来、朝食時にコーヒーと一緒に、毎日20粒ほどを食べ続けている。

 ピーナッツに含まれる油は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がとてもバランスよく含まれていることから、 コレステロール値をさげたり、血管を強くしたりと、様々な効果が期待されている。ミネラルやタンパク質も多いため、優秀な健康食材として一躍注目を集め始めたとのことだった。カロリーのことを考えて、1日20粒程度が望ましいとのこと。
 自分の場合、基本的には炭水化物なので、体を動かさない日の朝食の炭水化物はこれだけで済ますことが多い。

 国内で出回っているピーナッツと言えば中国産が多いが、ここ数ヶ月前までは、セイコーマートで売っていたオーストラリア産のバターピーナッツを食べていた。とても柔らかくてカシューナッツのような歯ごたえがあってお気に入りだった。しかし、最近それが中国産のものに変わっていた。これは、堅くてあまり美味しくないので困っていた。

 たまたま、先月長万部の旧中ノ沢小学校校舎を再利用した「お菓子の王国 はっぴーディアーズ」に寄ったら、皮付きのアメリカ産生ピーナッツが売られていたので買ってみた。
 電子レンジでチンして、その後、水気を飛ばして長持ちさせるためにフライパンで炒って食べてみた。とても柔らかくて甘味もあり、すっかり虜になってしまった。しかも、バターの脂肪分も塩分もなく、栄養のある薄皮も食べられる。
 特に、この「薄皮」には、レスベラトロールという栄養成分があり、ガン抑制、老化防止、認知症予防、長生き、糖尿病、免疫力、美肌効果、更年期障害、放射線障害などに効果があるという。

 どこかで同じものが買えないかと検索していたら、全く同じものがamazonで扱われていたので、すぐに注文した。


 届いた箱の大きさにビックリ・・・amazonは商品の大きさに不似合いな大きな箱で送られてくることが多い。


 袋には電子レンジで加熱調理して食べるように記載されているが、それでは水分が多く、ポリポリ感がなくあまり美味しくない。さらに、フライパンで軽く炒って冷ますと、ポリポリ感と甘味が強くなるし、保存もきくようだ。(すべて妻がやってくれたのだが・・・)

古民家カフェ「きんぎょ茶屋」

2019年06月27日 | レトロ建築・古民家カフェ

 古民家カフェは女性客が圧倒的に多く、一人ではどうも入りづらいので、いつも妻に付き合ってもらっていた。しかし、一昨日のバラ散策のついでに覗いてみたらお客がいなかった。一人でも入りやすいし、店内の写真を撮らせてもらうには好都合である。

 市電「末広町」電停目の前、築100年の黒い建物に赤い窓枠の和風カフェである。聞いてみたら、もともとはたばこ屋で奥の部屋が事務所だったとのこと。オーナーが岐阜県多治見市の方で金魚好きなのでこの店名にしたそうだ。ここは函館店だが多治見に本店があるらしい。

 店内の落ち着いたレトロ感が堪らない。雑貨も扱っており、懐かしい感じの骨董品や小物がずらりと並んでいて、築100年の建物の趣とよく合っている。店内にはレトロな昭和の食器や小瓶とセンスよく並び、値段もリーズナブル。カフェで使用している食器も販売してくれるそうだ。

 自分は、古民家のリノベーションに興味があるので、メニューはあまり気にしない。しかし、ここは岐阜のおもてなしメニューを売りにしているようで、非常にリーズナブルなものもある。たとえば、ドリンクに+税込100円で岐阜県風モーニングを提供。サイフォンでいれているコーヒーや紅茶はフラスコも一緒に提供されるので、2杯分ありゆっくり飲める。また、ランチやスイーツやパフェ類も充実しているようだ。




















自分が注文したボリュームたっぷりの「60歳以上シニア限定メニュー 500円セット」
お得感満点!ほかのメニューには目もくれず、これを注文。コーヒーは2杯分あった。


◎今日も不満足ラン
 函館マラソン(ハーフにエントリー)まであと10日である。昨年はこの日に最初の1kmを7分で走り、あとの9kmはすべて6分を切って走っている。今日もそのつもりで走ろうと五稜郭公園へ。しかし、どうも調子が上がらない。
 ①7'02 ②6'11 ③6'27 ④6'13 ⑤6'11 このままのペースでも良いので残り5kmをと思ったが余裕がない。結局これで切り上げてしまった。
 土曜日の大沼湖畔の練習は思う通りに走れたのに、またもや不満足ランで終わった。あとは、日曜日にゆっくり10kmを走って練習は終わりである。本番は昨年までと同じ6分を切るペースで走るのは無理っぽい・・・ペース設定に頭を悩ますことになりそう。

旧イギリス領事館のローズガーデンほか

2019年06月26日 | 花・紅葉だより

今年もバラが見頃を迎えている。

 函館市旧イギリス領事館は 1913(大正2)年築、1934年まで領事館。1992年改装して開港記念館として公開。2009年開港150周年を機に、全面リニューアル。内部にはレストラン併設。

 ここの洋式庭園のローズガーデンに咲くバラは多種多様で、気高く咲くものもあれば、パステル調でかわいらしく咲くものもあり、つるバラ6種、木立バラ 17種、あわせて60株もあるそうだ。6月下旬~7月上旬に見ごろを迎える。





















西部地区はバラが似合う

ハリストス正教会




大三坂~後ろはカールレイモンの店


カフェ・グリーンゲイブルズ

驚異の繁殖力・ブタナ(タンポポモドキ)

2019年06月25日 | 花・紅葉だより

この時期になると、あちこちで黄色の群落を目にし、繁殖力の旺盛さに驚くブタナ(タンポポモドキ)

 ヨーロッパ原産で、日本では、1933年(昭和8年)に北海道(札幌)で最初に確認され、以後各地に広がった。札幌で発見されたときはタンポポモドキと命名されたのだが、翌年の1934年に兵庫県六甲山で見つかったときにははブタナと名付けられ、現在はブタナのほうの名称が主流となっている。 和名の「ブタナ(豚菜)」は、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したものが由来となっている。
 自分的には、タンポポモドキの方が分かりやすいし、親しみがあるのだが・・・。
 
 花だけ見るとタンポポのように見えるが、キク科 エゾコウゾリナ属に属し、タンポポ属ではない。タンポポ属は1つの花茎に1つの頭花をつけるが、ブタナ(豚菜)は花茎が枝分かれして複数の頭花をつける。葉の特徴葉は根際から生える葉だけである。

 繁殖力が強く、最近ではあちこちで群生が見られるようになっている。










ブタナ(タンポポモドキ)の葉


普通のタンポポ

 五稜郭公園は昨日辺りから草刈り整備に入っているので、今年はもう見られなくなるかも?
 

ふと上を見上げたら・・

道南全山219座完登を振り返る

2019年06月24日 | 登山・旅行

 道南全山219座というのは、現在の国土地理院の地形図に山名が掲載されている山である。そのうち登山道のある山は70座ほどである。あとの150座ほどは、薮漕ぎや雪山登山でしか登れないので、一般登山愛好者の対象にはならない山である。

 自分の登山歴を振り返っても、1992年から本格的に登山を始めた最初の8年間は、単独でも登れる登山道のある山だけが対象だった。その最初の山は砂原岳である。それ以来、日帰りで登れる道南の山を中心に登りながら、すべて登山道のある「北海道百名山」完登が目標だった。その完登を終えた1999年までに道南の登山道のある山もすべて登り終えている。

 その後、登山道のない山も登りたいと考え、まず始めたのが1999年からの得意のスキーを生かした雪山登山である。この初体験はその年の3月の七飯スキー場からの横津岳である。それ以降、道内の各地の山スキー登山で有名な山を楽しむほかに、道南の登山道のない雪山も登るようになった。その後、スキーだけでなくカンジキ登山もやるようになった。

 踏み跡もない薮漕ぎ登山の初体験は、昨日も駆け付けてくれた「地図がガイドの山歩き」の西條さんに誘われて登った2003年7月の北日高の春別岳留辺蘂山である。ともに沢から登り、源頭までの薮と下り尾根の薮漕ぎだった。しかし、薮漕ご登山は単独では無理だったので、それからしばらくは、西條さんから誘われての道内あちこちの山が多い。

 道南の山で薮漕ぎ登山をするようになったのは、当時道内700m超峰完登挑戦中の故Ko玉さんが函館へ転勤してきた2007年からである。彼とは、西條さんの紹介でその3年前から道内あちこちの山を登っていた。彼と2人で登った薮山の最初は転勤してわずか5日後の百軒岳である。それ以来、彼の薮漕ぎ登山に付き合った故齋藤浩敏さんやTaoさん、さらには、SHOさんなどとともに道南の薮漕ぎ登山や雪山登山をするようになって、少しずつ道南の山の数も増えて行った。

 その後、Ko玉さんの真似をして、せめて道南の700m超峰完登も考えたことがあった。しかし、Ko玉さんが非常に苦労した松前の前八兵衛岳と木無山だけは残ってしまい、そのうちに忘れてしまっていた。何度も一緒に登っていた故齋藤浩敏さんが2010年にこの道南全山219座を踏破していたが、当時はそれすら知らなかった。彼の著書『魅する山々』でそれを知ったが真似をしようとは思わなかった。また、2年で札幌へ戻ったKo玉さんも2016年に北海道全山踏破をしているので、当然この219座は踏破している。

 2人が達成しているので、自分もやろうと思えばできるのではないかと思ったこともあったが、2人とも達成後2年以内に亡くなっている。そのことが頭の片隅にあって、躊躇していたこともある。 

 道南全山踏破を意識したのは昨年の春である。そのきっかけは函館山の会の林会長(今年2月に完登達成)がそれを目指してラストスパートをかけているということや、まだほかにも同じことを考えている人が何人かいることを耳にしたからである。
 その時点で、残っている山を数えたら、低山や遠い松前町やせたな町を中心に50座が残っていた。そこで、昨年は、簡単に薮漕ぎで登れる低山を中心に33座を踏破した。

 残り17座で迎えた今年は、まずは、3月までに積雪期にしか登れない山を登ろうとか考えた。せたな町を初めとする北部の山はすんなり登ることができた。齋藤さんもKo玉さんも苦労した前八兵衛岳と木無山は、林会長から情報をいただいてゲットすることができた。最後に残ったのがKo玉さんが3回目でようやくゲットした最難関の柿崎山だった。林会長や齋藤さんが歩いた海岸からの西尾根にトライしたが、今年は雪解けが早く撤退。来年に持ち越そうとも考えたが、これを登ってしまうと、あとの残りは夏の薮漕ぎでも登れそうである。そこで、Ko玉さんがテント泊でゲットした松前石崎線からのルートに日帰りで挑戦。しかし、ルートを間違えて時間と気力切れで残り1kmで撤退。間違ったところが分かったので10日後に再挑戦、往復30kmの長丁場だったが無事ゲット。これで全山踏破の見通しと弾みがついた。

 残り7座で春を迎えた。あとは上ノ国町とせたな町と奥尻町の低山ばかりである。急がなくても良いし、最悪今年の冬でも良いとのんびりしていた。ところが、いずれは全山踏破をと考えているJYUNさんから、冬にでも登ろうと考えていた撫付山の薮漕ぎの情報をいただき、それをきっかけに上ノ国町の3座をゲット。

 この時点で、奥尻の航空自衛隊の敷地内にある神威山の許可さえ取れれば、いつでも完登できる見通しが立った。ところが、向こうの都合でひと月以上の間隔が開いてしまった。その間、せたな町の残り2座をゲットし、インパクトの強い山容の太田天狗岳をゴールの山に設定した。奥尻の2座も予定通りゲットして、昨日のゴールとなった。故齋藤さん、故Ko玉さん、林会長に次いで4人目となった。この3人のほかに、数多く同行してくださったSHOさん、Taoさん、故二ッ森さんにも大変お世話になった。 

 これまでに、「北海道百名山」完登や「北海道の百名山」完登、「日本三百名山」完登も経験している。今回は地元の山だったこともあり、15名ものお祝いを兼ねた同行希望者が駆け付けて下さり、これまでで最も感激度の高い完登となった。これだけ多くのメンバーで薮漕ぎ登山をしたのも初体験である。

 219座を振り返ってみると、初登頂に限ってみると、同行者がいたのは68座で、残りの151座はすべて単独行である。
 初登頂の登山形態別をみると、雪山が最も多く78座、登山道(林道・管理歩道・作業道を含む)が76座、薮漕ぎや沢が55座である。

 なお、道南の山はこれだけではない。これまでに登っている山には、無名峰や通称が定着している山も多くある。今後は薮漕ぎはもう結構だが、無名峰であっても、雪山を中心に楽しみたいと考えている。

 「今後の目標は?」と良く尋ねられるが、基本的には楽しい登山を続けたいと思っている。これまでの自分の登って来た山を土台に考えると、「札幌50峰」があと4座残っている。「東北百名山」がまだ48座残っているが、今後の楽しい登山を考えるとこれも悪くないなと考えている。

昨日の「感謝・感激・感動!道南全山219座完登ゴールの太田天狗岳」
 ※同行者のサイトの記録は、上記のページの最後から見ることができます。

感謝・感激・感動!道南全山219座完登ゴールの「太田天狗岳」

2019年06月23日 | 登山・旅行

 道南全山219座完登ゴールの山となった太田・天狗岳(508m)に、お祝いを兼ねて札幌や地元から15名もの同行希望の申し出をいただいていた。全員が未踏の山であるが、もちろん登山道はない。

 しかし、天気予報はパッとしない。自分一人ならあっさり中止とするところだった。しかし、ほとんどが週末しか登れない現役世代である。自分の今後の週末はひと月以上塞がっている。
 中止か決行か前日まで迷っていた。ところが、「多少の悪天候でも藪に入ってしまえば同じ」「わざわざ勤務のシフトを変えて休みを取った方もいる」「少しくらいの悪条件でも気にしない変態グループですから」「もし、中止になったら私たちのグループは別の山に登るかもしれない」などと煽りのメールが入る。
 せたな町の前日までの天気予報は、朝には雨が上がる予報であった。みなさんの気持ちも考えて決行のメールを入れた。


 最後の山となったせたな町太田地区の海から鋭く聳える天狗岳。

 この山が海岸からせり上がっているので、2013年に道々740号北桧山大成線が開通する前はここで行き止まりだった。山麓の集落は太田集落。


GPSトラックログ


 8時に山麓の太田集落の手前のトイレ付駐車場に集合。スタート前の挨拶とお互いの顔合わせをする。予報通り、雨は上がっていた。(mocoさん提供)

 参加メンバーは、札幌から駆け付けてくれたsaijoさんを初めとする「地図がガイドの山歩き」チームのikkoさん、遠山さんと奥さんのmocoさん、チロロ2さん。(mocoさんとチロロ2さんは待機組)の5名。同じく札幌からの「北海道山岳ニュース」「山歩人・吉克の山楽日記」の吉克さん。昨年から白水岳の登山道の再開削に取り組んでいる「チーム他力本願」のwajiさん(ヤマレコ)「道南登山 単独行」のJYUNさん、myuさん(ヤマレコ)の、makkoさん(ヤマレコ)hiromiさん(ヤマップ)イタPさん(ヤマップ)、AKIさん、miyaさん(札幌から)、にしやんさんの9名。


 8:05、駐車場から道々を歩き、集落の中を通り、海岸段丘の上へ登る道へ取り付く(mocoさん提供)


墓地への道の階段で「チーム他力本願」の儀式。向かう山を目指して「オッ~!」


坂道から太田集落と太田山神社の岩崖を振り返る。
海岸段丘上の平地には畑があり、その奥に墓地があった。そこから尾根の薮に取り付いた。


墓地からの笹薮の急斜面を登る。

 この先にはジグを切って続く昔の伐採道跡が現れる。初めの内はそれを横切りながらに直登したが、まもなくそれを辿って、東側へ進む。やがて「山」と刻まれた境界標石とピンクテープの付けられた刈払い跡を辿る。それも西側へ向かっているので、あとは尾根を直登する。薮は薄いのでほとんど気にならない。むしろ急斜面なので笹や灌木に掴まりながら登ることができる。


 9:05、手前の267ピークに到着。
 

267ピークに生えていたブナの巨木に驚く。


 その先は細い尾根にはっきりとした踏み跡が続き、それがそのまま直登尾根にも続いていた。地元の人たちが歩いているようだ。
 急な斜面を笹や灌木に掴まりながら登って行く。結果的に尾根を登って行ったら、下から見えていた岩場をかわすように進むことができ、岩場と頂上を結ぶ稜線に出た。下から見えた岩頭は頂上ではなく、頂上はその奥だった。


最後は露岩の続く細い岩尾根を登る。
その先が笹に覆われた頂上である。その手前で自分をトップに立たせてくれた。


10:00、一番先に頂上を踏み、後続を迎える。


集合写真を撮るために頂上の笹刈りをする。


これは吉克さんが作って来てくれた横断幕。219座の山名と拙著の写真が印刷されていた。
トップ写真の横断幕は、「チーム他力本願」のhiromiさんが作ってきてくれたもの。



「地図がガイドの山歩き」チームのmocoさんがプリントしてくれたTシャツ。
自分のトレードマークの漫画イラストと拙著の写真までプリントされていた。

 219座完登の感激よりも、みなさんの心遣いに感謝、感激、雨アラレで、涙がこぼれそうになった。

 
 三角点のない山だが足元に偶然石を発見。掘り出してみたら「北海道廰」と刻まれていた(左)。

 ほかでも見たことがあるような気はするが、山頂でこの標石を目にしたのは全員初めてだった。山頂に設置された昔の道有林の境界標石なのでは?
 帰宅後調べてみたら、同じものが余市のモイレ山にもあるようだ。(右)そこには道路元標?と記されているが、それなら山の上にあるわけはない。

吉克さんの調べでは、明治中期の北海道庁測量標石とのこと。1886年(明治19)の北海道庁開設に伴い第二次大戦終了時まで続いた北海道庁測量標石のようです。
 明治時代、北海道地図の作製のために行われた測量の基準点として設置された標石です。北海道開拓の一こまを物語る貴重な資料で、標石には「北海道庁」「明治○○年○月」などと掘られていたんでしょうね。



 10:45、下山開始。途中から岩場への稜線を辿り、下から見えた岩頭の上まで進んでみた。


岩頭の上から下の太田集落と漁港を見下ろす。手前のポコは登って来たときに通過した267ピーク。


シュロソウ


サンカヨウの実          ガマズミの花

 267ピークまでは登りのトレースを下った。14名が上り下りした後は、まさに登山道と化していた。267ピークからは、尾根にある踏み跡をまっすぐ下りた。その踏み跡は途中から左へ曲がって墓地の上に続いていた。下りは急なので早い。
 墓地の下の畑で仕事をしていたおばあちゃんに挨拶したら、村の人たちが山菜採りに入るので、あちこちに道があるという話だった。


12:00、漁協の有線放送のお昼を知らせる音楽に迎えられて、道々に出た。
天狗岳をバックに自分が用意した横断幕?を手に

 登り2時間、山頂休憩45分、下り1時間15分。山容からもっと時間を要する山だと思っていたが、緊張する所や手こずる所もなく意外と早く上り下りすることができた。

 下山して、解散しようとしたら、まだセレモニーがあるという。


「チーム他力本願」が用意してくれたケーキが待っていた。


天狗岳をバックにそのケーキを持っての撮影会


全員でそのケーキをご馳走になって、解散となった。

解散式では、感激で上手く言葉が出なかったが、感謝の気持ちを伝えた。
 札幌メンバーは、そのまま帰路に就き、「チーム他力本願」は太田山神社に登るという。足の調子の悪いJYUNさんとあわび山荘の温泉に入って、帰路に就いた。

同行者のブログやヤマレコやヤマップの山行記録も見たい

○吉克さんの「山歩人 吉克の山楽日記」 ○JYUNさんの「道南登山 単独行」 ○wajiさん・myuさん・makkoさんのヤマレコ ○hiromiさんのヤマップ ○イタPさんのヤマップ ○にしやんのヤマップ ○AKIさんのヤマップ ○西條さんの「地図がガイドの山歩き」



大沼湖畔1周ラン & 観音山(北斗市)

2019年06月22日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 函館マラソン(ハーフ)まで残すところ2週間となった。そこで、少し長い距離を走っておきたい。妻と2人で大沼湖畔1周ラン(14km)に挑戦。

 6/1の千歳マラソン以来、なぜか1度も10kmを満足に走れていない。今日は、最初の5kmを7分/kmイーブンで走り、10kmまでを6分30秒、残りを6分で走ろうと思った。


トラックログ


ガスで何も見えない湖面

 大沼駅前の駐車場から右回りでスタート。初めから霧雨が舞うガス中のミストランからシャワーランとなった。寒くないと雨の方が体の火照りが冷やされて気持ち良く走ることができる。結果は次の通り、苦しさも感じることなく計画通りに走ることができ、大満足の結果だった。
 
1kmごとのラップは下記の通り~計画通り走ることができた。
①6'55 ②6'54 ③6'43 ④6'51 ⑤7'14 34分37秒 ラップ6分55秒
⑥6'05 ⑦6'38 ⑧6'33 ⑨6'25 ⑩6'32 32分03秒 ラップ6分27秒
⑪5'49 ⑫6'00 ⑬5'52 ⑭5'56      23分37秒 ラップ5分54秒

ゴール後、ちゃっぷ林館の温泉へ。22日は夫婦の日で、2人で430円だった。

温泉のレストラン桜はなで食べたあんかけ焼きそば。海鮮がたくさん入って美味しかった。

◎北斗市の観音山(144m)


 この山は大野農業高校の裏にある低山で、子供の頃には良く遊びに行った山である。冬はスキー場にもなり、良くスキーや橇で滑ったものだ。山頂には江戸時代の牧場だったころに馬頭観音が祀られたことが、山名の由来である。定かではないが、お祭りも行われていた記憶がある。


観音山入口のアーケード。光明寺観音山霊場の文字が。

 数年前にも、何かのついでに訪れて、この頂上の馬頭観音や三角点をカメラに収めて、ブログにアップしたつもりだが、いくら探しても見つけられない。この山も明日で完登予定の道南全山219座に入っているので、その証拠写真を撮りに寄った。


馬頭観音と33観音が設置されている。右奥は光明寺観音山霊場の建物。

 光明寺に残る古文書によると、この山を大野・市渡・文月の三村が放牧場として貸し付けを受けた歴史は古く、文化年間(1804~18年)ごろと解される。放牧の馬に対し熊による被害が多く、熊から馬を守るために馬頭観音をまつられたようだ。


 大野平野が一望でき、明治以後は、村の人々の和楽の場ともなって親しまれてきた。


山頂部は八郎沼公園へ下りて行く道の横にある。


その道から3mほど入った笹薮の中にあった三等三角点

清尚学院高校フォカッチャとスイーツの販売会

2019年06月21日 | 食べ物

 毎年、すぐ近くの清尚学院高等学校の授業で製作するスイーツなどの販売会が開催される。
 この高校は、製菓衛生師科と調理科の2科の学校からなり、それぞれの国家資格取得を目指す子どもたちが毎日楽しそうに学んでいる。


 今回の販売会は、調理科3年生が作るフォカッチャと製菓衛生師科2・3年生が作るスイーツ3種類



 新聞にも紹介され、近所に?チラシが配られ、校門の前にも看板が立っていることもあり、11:30からの販売だが、11:20でこの待ち列ができていた。妻が並んで購入。自分は記録係。




販売の様子


 フォカッチャ(直径20cm)700円~1人1個限定。

柔らかな生地に黒オリーブを埋め込みローズマリーで風味を付けたイタリアンブレッド。中間にチーズがサンドされている。ピザの原形とも言われるパンだそうだ。

 食べてみた感想だが、塩味が効いてとても美味しかった。ふんわりしているが歯ごたえやボリュームたっぷりで、昼食に2人で食べたが腹一杯になった。


左からブルーベリーマフィン、フィナンシェ、抹茶ケーキ(共に100円)~1人3種類5個まで

 ブルーベリーマフィンにはブルーベリーの実が入り、フィナンシェは焦がしバター風味、抹茶ケーキは小豆の甘納豆を乗せて焼いているとのこと。今後のおやつの楽しみ。

奥尻「神威山&勝澗山」

2019年06月20日 | 登山・旅行
 朝、外を見たら低いガスで覆われている。展望は期待できない。宿を出て、予約しておいた8時から11時までの軽のレンタカーを借りる。
 航空自衛隊の敷地内にある神威山は、9時にお願いしてあるので、まずは、勝澗山の取り付き地点を確認し、そのすぐ手前にある「復興の森」の周回路を歩いた。
 その後、神威山へ向かい、その後、勝澗山に登った。

◎神威山(584m)


5年前に球島山から眺めた神威山

 奥尻島の最高峰で一等三角点の山である。しかし、山頂部は航空自衛隊奥尻分屯基地の敷地の中にあるので、勝手に立ち入ることはできない。
 一等三角点の見学を目的にした許可申請をしなくてはならない。そのためには電話で日程の打ち合わせをする必要がある。今回も演習等の関係でひと月以上の先の日程となった。その後、ホームページに掲載されている所定の「基地見学許可申請用紙」に記入して郵送し、正式の許可が降りた。

 昨日も向こうから確認の電話があった。今日は8時にこちらから電話を入れた。市街地から島の反対側へ通じる道路を走る。

   
 6kmほど走ると、航空自衛隊への分岐があり、そこから少し進むと、専用道路となる。これより先は許可を受けた車だけしか走行できない。

 途中未舗装の道路が続き、再び舗装道路になったと思ったら、その先にゲートがあった。隊員に敬礼で迎えられる。事務所へ挨拶をし、少し待ったら迎えの車がきた。建物や施設が入った写真撮影は禁止である。


GPSトラックログ

     
 斜め上から一等三角点だけを撮るように指示される。用意していった山名と日付を書いた紙を一緒に撮影。
 ここの標高は575.9mで、最高点(584m)はその少し上の方である。特に標識などはないが、車で案内してくれた。GPSで確認した地点は砕石の敷かれた広い更地だった。
 天気が良ければ、海や対岸の陸地の方が見えるらしい。施設が入らない展望の撮影は可能だったが、ガス中ではそれも叶わない。

 再びゲートまで送ってもらう。その間、わずか15分ほど。まさにピークハントでしかない登頂である。敬礼で送られて、次の勝澗山を目指す。

    
 フェリー乗り場で購入した「奥尻の水」は、神威山山麓より湧くカムイウォーター(神威水)と呼ばれ、「神聖な水」として愛されている。

◎勝澗山(423m)


下山時にパーライト採掘地から見上げる頂上方向

この山は、神威山の北側4.4kmほどに位置する山である。この山に分布している流紋岩溶岩の主要部は真珠岩質溶岩で、パーライト鉱床として採掘されている。


 9:20、「復興の森」の駐車場に車を置いて、採掘場への道へ入っていく。

    
 採掘場への道路の分岐。どちらも関係者以外立入禁止である。この先から登るつもりの右側にはロープが張られているが、車の新しいタイヤ痕がない。ということは、現在は採掘作業がされていないということだ。安心して?先へ進む。なるべく頂上に近いところから取り付くつもりで進んだ。

    
 その先に、明らかに昔の作業道と思われる痕跡が山頂へ向かっている。ここから取り付くことにした。藪は濃いが足元がしっかりしている。所々にピンクテープも結ばれている。

    
 7分ほど藪をこいでいくと、右手に採掘場が現れる。上から見下ろしたら、藪に突入したわずか先がこの採掘場に繋がっていたのだ。

    
 採掘場の上にも、藪で覆われた作業道の痕跡が山頂へ向かって続く。この痕跡にピンクテープが付けられている。
 9:50、GPSで示す頂上に到着。ここには三等三角点があるはず。15分ほど探したが見つけられなかった。

 
 諦めて、証拠写真を撮って、10:05、下山開始。

 下山は少し早めに採掘場の上に出て、その右端の道を下って車道に出た。10:25、ゴール。登り30分、三角点探し15分、下り20分。
 朝一時的に降った雨で、ずぶ濡れになったズボンとシャツを着替えて、市街地へ降りた。レンタカーを返して、12:10発のフェリーに乗った。

◎復興の森  
 

 神威山へ向かう前に時間調整で歩いた「復興の森」入口

 この森は、1993年に発生した北海道南西沖地震からの復興を願い、島内の建設業者が島の中心部にある国有林を分収育林契約したもので、ボランティアグループ「奥尻21 世紀復興の森実行委員会」を組織し、整備・運営している。
 1周30分ほどの周回路が整備されている。手つかずのブナ林がみごとだった。


 入口に建つ管理棟。施錠されていた。


 下草もきれいに手入れされている快適なブナ林。


 「ラサールの樹」~ラサール高校が研修旅行に来て植樹したようだ。


◎単価の高い山?
 今回の奥尻山行で、道南全山219座完登がリーチとなった。ゴールは3日後(23日)の太田・天狗岳の予定である。

 それにしても、わずか3時間行動で済んだのに、フェリーの時刻の関係で1泊せざるを得なかったのは、非常に不経済な山だった。宿代のほかにフェリー代、レンタカー代を考えると、219座の中で1山当たりの単価がもっとも高い山だったかもしれない。

5年ぶりの奥尻へ

2019年06月19日 | 登山・旅行

 道南全山219座完登まで残っている3座の内、奥尻島の最高峰・神威山と勝澗山に登るために奥尻島へ渡った。奥尻には、もう1座・球島山がある。ここは展望台があり、4年前の観光旅行の際に遊歩道から登っている。

 神威山山頂は、航空自衛隊の敷地内にあり、中に入るには許可が必要である。その手続きを5月中旬に電話でのやり取りしたが、向こうの都合で許可になったのが明日である。その後、所定の許可申請書を提出し、正式に認められた。最高点と一等三角点をカメラに収めるだけなのだが・・・。

 神威山は山頂まで車で入れるが、奥尻島の最高峰なので、できれば海抜0から歩きたかった。しかし、往復20kmあり、急いでも6時間以上は必要である。そうなると、フェリーの運航時刻の関係で2泊が必要となる。

 江差と奥尻間のフェリーの運行時刻は下記の通りである。
 往路・江差発~奥尻着 ①09:30~11:40 ②14:45~16:55
 復路・奥尻発~江差着 ①06:50~09:00 ②12:10~14:20

 朝の1便で奥尻へ渡っても、日帰りにはわずか30分しかなく、嫌でも1泊しなくてはならない。
 そこで、今日中に奥尻へ渡り、1泊して、レンタカーを利用して、明日の午前中に神威山と勝澗山に登ることにした。

 奥尻は、2014年7月20~21日の2日間で、見所はほぼ制覇しているので、改めて観るところはない。そこで、今日の2便で奥尻に渡ることにした。


この船が1隻で行き来しているようだ

 家を12時半に出て、江差発14:55のフェリーに乗った。料金は、往復割引もなく、2等で片道2860円である。青函フェリーの2倍である。

    
フェリーから眺める神威山(中央)と勝澗山(右端の小ピーク?)

    
 揺れることもなく、2時間10分で、16:55奥尻港到着。うにまる君の迎えはなかった。

    
 予約しておいた民宿小林は、歩きでフェリーターミナルから6分ほどだが、鍋つる岩の近くまで行ってから戻った。
 宿の中はリフォームされていてきれいで、部屋はベッドだった。

    
 宿泊は、奥尻ならではの豪華な料理は必要ないので、素泊まりでも良かった。しかし、ビジネスプラン(6,480円)というのがあったので、それをお願いした。
 ウニとアワビは味噌汁の中に入っていた 煮付けはメバル。イカ刺しは今年初。

集魚灯アート

2019年06月18日 | イベント鑑賞・参加

 「はこだてトリエンナーレ プレ企画「ココカラハジマル」展 」が6月15日(土)~21日(金)(月曜休)、北海道立函館美術館ホールで開催されている。

  「はこだてトリエンナーレ みなみ北海道を旅する芸術祭」とは、 函館・北斗・木古内を巡る「道南いさりび鉄道」沿線エリアを舞台として、地域とアートを結びつけようというココロミとのこと。
 キャッチフレーズは、「花香る季節、私たちと一緒に、時間とアートと空間を巡る、小さな旅にでませんか?」

 「いさりび」とは、魚を誘い寄せるために夜間、漁船でたく火。 道南ではイカ釣り漁船の「道南いさりび鉄道」の名前の由来でもある。そのいさりびの電球が素材として用いられたオブジェが、函館美術館のホールに並んでいる。制作は小宮伸二さんとはこトリ参加作家。
















 「はこだてトリエンナーレ みなみ北海道を旅する芸術祭」関連のイベントが、今後いろいろな会場で開催されるようだ。機会があったら、それらも観たいものである。
 それにしても、今年もイカは不漁が続いている。名物のいさりびもどうなんだろう?

涸沢ヒュッテ小屋開きの映像

2019年06月17日 | 登山・旅行

 昨日NHKBSで放映されていた「にっぽん百名山スペシャル~山が呼んでいる!花と緑の峰々へ~」を録画してゆっくり観た。本格的な夏山シーズンを前にした内容の濃い特集番組だった。

 その中で、印象的だったのが、北アルプスの涸沢ヒュッテの山小屋開きまでの様子だった。
 この涸沢を訪れたのは2回。最初は2007年8月25日~26日。ここから奥穂高岳と涸沢岳に登り、3000m超峰にぐるっと囲まれたスケール感に感動した。
 2回目は2015年9月27~28日である。ここにテントを張り北穂高岳にも登って、その山岳紅葉の見事さに感動している。
 それだけに、5/1の小屋開きに合わせて、例年なら屋根も見えない雪の中から、ヒュッテを掘り出す様子は感動ものだった。


4月14日、今年は例年より2mほど雪が少なく屋根が見えていた。
ここから2週間で、除雪や掘り出し作業をして小屋開きをする。


この塊りが落ちるのは迫力があった。
ヒュッテの中には、雪の重みで潰れないように梁と床の間に250本もの柱を立ててあった。


 2週間を要して、5月1日の小屋開きの準備が終了



 テントで一夜を過ごした2015年9月27日の紅葉真っ最中の涸沢(涸沢ヒュッテから撮影)


 翌日、屏風のコルから眺めた奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳の3000m超峰に囲まれた涸沢カール。
カール底の左の建物が涸沢ヒュッテ

カップ麺で復活した「星龍軒」の塩ラーメン

2019年06月16日 | 食べ物

 かってミシュランガイドに2度も掲載され、連日多くの観光客が行列を作った塩ラーメンの人気老舗店「星龍軒」だが、昨年4月、店主の体力的な負担もあり閉店した。


 その懐かしい味が、カップ麺として復活して、この6月6日にセブンイレブンから道内限定で発売された。1個216円。
 つるつるした食感を出すため、油で揚げないノンフライ麺を使用。スープは豚ガラと野菜のうまみが凝縮された味に仕上げたとのこと。  
 
 実際に食べてみた感じだが、スープはあの黄金色が少し濃いめに再現されていて、味も少し濃い感じがしたが、懐かしい味を十分思い出させてくれるほど美味しかった。
 麺は細ストレート麺が再現され、滑らかな食感、そしてもちっとした弾力とコシが楽しめるノンフライ麺が効を奏していた。
 結果的には、すっきりとした塩スープならではの味わいの中にもコク深い旨味が楽しめる一杯が上品に再現されているようである。


 観光客で混むようになってからは店に行ったことがなかった。しかし、昨年の8月にグリーンプラザで開催された「夏祭り」のイベントに、この「星龍軒」が特別出店し、1日150食限定の塩ラーメンが500円で提供された。それが本物を食べた最後である。


みつばが入った懐かしい昔の本物の画像


観光客の行列ができていたころの画像