23:25(ダウ・ジョーンズ)シティグループは日銀の政策会合が円の売り持ち高解消の引き金を引く可能性がある
とみている。ユーロ圏をめぐる緊張で着実に円高が進行しているにもかかわらず、シカゴマーカンタイル取引所
(CME)のデータによると、投機筋の間では円の下落を予想した持ち高がある程度残っている。22~23日の日銀金
融政策決定会合で現状維持が決まれば、こうした持ち高の解消を引き起こし、円が一段と上昇する可能性がある
という。「1週間ほど前、日銀が0.1%としている超過準備預金金利を撤廃する可能性があるとの憶測が流れた。
これが実現すれば、円の弱気筋は現在の持ち高を当面維持するだろう」と、シティは述べた。だが、現時点では
日銀が金融政策を据え置くと予想されており、憶測通りの結果になる公算は小さいという。ドルは目下、79円35
銭前後、ユーロは101円17銭付近で取引されている。
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