もう年末、ノーベル賞の季節である。今年はスウェーデン人の詩人が受賞するそうで、新聞の一面はこの詩人の記事である。個人的には、モスクワのデモの話も強烈だと思うのだが、意外と大きな扱いではない。直ぐ隣の国なのだが。。。もちろん報道が無いわけではないし、新聞の国際面では断続的に報道が続いている。ロシアの下院の選挙結果が不正であるとして、抗議のデモが起きているのだ。公式発表によれば与党「統一ロシア」がギリギリで過半数を維持した事になっているのだが、今や抗議デモに参加する人数は万を超えている。
スウェーデンとロシアを比べてみると、ロシアと言うのは恐るべき巨大国家である。スウェーデンの全人口が900万人なのに、モスクワは1都市だけで人口1000万人を超える。遠くシベリヤや中央アジアにも人口100万人を超える都市がゴロゴロある。北極圏にいけばスウェーデンではキルナ(Kiruna)が最大の都市だが、人口は2万人かそこらである。対するロシアには北極圏にもムルマンスクという町があり、その人口は30万人なのだ。規模の差は歴然である。
ニュースを見ていると、やはり巨大な国の舵取りと言うのは中々難しいものだなあ。。。と思う。ロシアは多様性の国である。イメージとしてはどうしてもロシア正教のイメージがあるが、全人口の30%はイスラム教徒だという。また今回のニュースを見て初めて知ったのだが、議会において野党の第一党は共産党なのだ。これら意見の違いを纏め上げ、国に方向性を与えようと思ったら、中々一筋縄ではいかない事であろう。ただ、方向性としてあまり強権的な方角に向かわない事を望むが。ドイツ人の同僚はかつてエストニアに旅行した経験がある。エストニアはかつてソ連邦の一員であり、ごく最近(1991年)に独立を果たしたばかりであるが、エストニア人の旅行ガイドの話を聞いていると、言葉には出さないものの言葉の端々に「ロシアの支配は嫌だった」というニュアンスを漂わせていたのだという。
スウェーデンとロシアを比べてみると、ロシアと言うのは恐るべき巨大国家である。スウェーデンの全人口が900万人なのに、モスクワは1都市だけで人口1000万人を超える。遠くシベリヤや中央アジアにも人口100万人を超える都市がゴロゴロある。北極圏にいけばスウェーデンではキルナ(Kiruna)が最大の都市だが、人口は2万人かそこらである。対するロシアには北極圏にもムルマンスクという町があり、その人口は30万人なのだ。規模の差は歴然である。
ニュースを見ていると、やはり巨大な国の舵取りと言うのは中々難しいものだなあ。。。と思う。ロシアは多様性の国である。イメージとしてはどうしてもロシア正教のイメージがあるが、全人口の30%はイスラム教徒だという。また今回のニュースを見て初めて知ったのだが、議会において野党の第一党は共産党なのだ。これら意見の違いを纏め上げ、国に方向性を与えようと思ったら、中々一筋縄ではいかない事であろう。ただ、方向性としてあまり強権的な方角に向かわない事を望むが。ドイツ人の同僚はかつてエストニアに旅行した経験がある。エストニアはかつてソ連邦の一員であり、ごく最近(1991年)に独立を果たしたばかりであるが、エストニア人の旅行ガイドの話を聞いていると、言葉には出さないものの言葉の端々に「ロシアの支配は嫌だった」というニュアンスを漂わせていたのだという。