GOOなMONOたち

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SONY WALKMAN ”Signature Series” NW-WM1A レビュー −音質 その2−

2016年11月20日 09時44分57秒 | デジタルガジェット

ハイレゾ音源の曲を手に入れようと思ったら、やはり音楽配信サイトから。moraや
e-onkyo、OTOTOYなどが有名どころですが、メジャーな曲は大抵どこでも扱って
います。気にしなければならないのは音源そのものよりもフォーマット。具体的に
言えば、FLACなのかDSDなのか。

ハイレゾ音源のフォーマットは事実上、FLACかDSDに二分されています。最も多く
採用されているのがFLAC。可逆圧縮されたもので、元の音源よりもデータ量が軽く
なるのが特徴。そして、より音質が濃密でアナログに近いと言われているのがDSD。
同じハイレゾなのになぜ感じ方が異なるのか?DSDはデジタルシグマ変調方式だから
なのですが、詳しい解説はこちらに譲ります。今回、NW-WM1シリーズでは、
ハイレゾの真髄で本丸、DSDをそのまま再生することが可能に!

NW-WM1Aにプリセットされている、DSDハイレゾの楽曲、Adam Agee &
Jon Sousa の“Paddy Fahy’s”を聴いてみます。プレイモードを押すと、フィドル
(バイオリン)とアコースティックギターの美しい音色が、スッと耳に飛び込んで
きます。ヘッドホンの存在を忘れてしまうくらいにその音は自然。確かにデジタル
ミュージックとは思えない独特の柔らかさがあります。音を聴くというより、
音を感じるという表現が、確かに当て嵌る生々しい響きです。ならばハイレゾは
DSDで!と言いたいところですが、DSD音源の配信曲はそう多くないのが現状。
しかし、本当にお気に入りの曲だけはDSDで!そう思うほど、暖かい音色を
感じられました。

CD音源の音を、デジタル処理によってハイレゾ相当まで拡張させる、ソニー独自
の音質向上技術DSEE HX。テレビの2Kを4Kにスケールアップする超解像技術の
音楽版とも言えますが、今回NW-WM1シリーズでは、サウンドに合わせてより
深く音の特徴を出すため、5つのモードを用意。▫︎スタンダード、▫︎女性ボーカル、
▫︎男性ボーカル、▫︎パーカッション、▫︎ストリングス にジャンル分けされた、
言ってみれば、プリセットされたイコライザー。

CD音源のFLAC44.1kHz/16bitでSHANTIのAqua’s Lullabyを聴いてみます。
まずはDSEE HXのスタンダードに切り替え。すると、音全体が柔らかい印象に
変わります。悪く言えば、ダイレクト感が薄れたともいえ、これは好き嫌いの
問題かもしれません。女性ボーカルと男性ボーカルに切り替えてみると、中高域
メインか低域中心かという色付けが感じられます。これも好みの問題になりそう
ですが、ストリングスに関してはなかなかの世界観。弦楽器の奏でる響きが
とても心地よく表現されていて、聴き疲れのしない素敵な音に。もともと音の
密度が高いので、音感フィルターで遊んでみるのも時には新鮮かもしれませんね!
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