三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

懐かしい 「鉄」 と対面

2022年08月28日 | Weblog
先日、家族の所要で出かけた先で

駐車場に車を停めると
木々の隙間から
場違いな物体が目に入った

家族ほったらかしで近寄ると

鉄路から1km程も離れたこの場所で
 名板には「電気機関車 ED19型」 の文字

近くの建物には「箕輪町 郷土博物館」の看板が

この町には 飯田線 の 伊那松島駅 と
併設される 伊那松島機関区 があるから
ここに展示されてるというわけか


こういった鉄モノ
鉄道マニアではないが、嫌いではない自分

ましてや、この ED19 電気機関車が
勢いよく 飯田線 を走る姿を覚えているし
こいつの模型が、いつか販売されないかと
長い間、待ち続けてた頃もあった

やっと手に入れた時には祝杯も~ はなかったけどね

こんな風に止まっている姿を見上げるのは初めて

大抵は駅のホームから眺めるか
踏切の遮断機越しに
轟音を響かせて爆走していく姿を見送ったり


展示には架線も再現されており
画像の切り取り方によっては、鉄路での撮影と勘違いされそうな


綺麗に保存されているようで
現役当時よりも綺麗な顔つきの感じだ

自分の記憶では、もう少し茶色のイメージだったが
きっとコレが当時に近い塗色なんだろう

飯田線と言えば
電車も機関車もこんな茶色というか
ブドウ色 を浮かべる古い人間の自分には
イイモノ、懐かしいモノ 見つけた気分


逆光で潰れそうな画像に悩んでいると~

なんとなく背中に強い視線が・・・
短い所要を終えた家族の視線が 痛てっ!

 ※箕輪町の郷土博物館前に鎮座する「鉄」ですが
  郷土博物館内には、他に「鉄」の関連資料等はないようです・・・
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眼福な食品サンプル展 ~最終回

2022年08月23日 | Weblog

両面印刷のパンフさえ目を見みはる



タイトルは「自己・・・もとい、タコ・アピール」

生足 と 茹で足 の成型の違いもだが、艶の変り具合や
全体の塗装も凄い手が掛かるだろうな
つい、元は無地の物体だということを忘れてしまいそうだよ




タイトルは「究極の一杯、つくってみたいな!?」

 コメントには~
  醤油スープの油と、その油に絡まった麺など・・・
   スープにこだわってみました
   ラーメントの出来上がり行程を凝縮した、演出全体を見て~


タイトルは「植物性ローストビーフ」

いかにも肉の部分と、肉塊から松のような樹皮表現が凄い
切れた肉たちも、しだいに木に変わってく表現にため息
年輪も描かれてる~



タイトルは「その手でコントローラー触るな!」

わかるわかる、自分はポテチを箸使わないと食べないもん(笑

 製作者さんのコメントには~
 「ポテチは両面成型でとり、表面は全て筆でがんばりました」と
  プラモの世界でも、筆塗りの超人たちが存在するが
  エアブラシ頼りの自分には神業としか思えない まさにこれも匠の技
  



タイトルは「酒蒸しで一杯どうカイ?」

 作品コメントでは~
「多色取りの成形で、アサリの身の感触がリアルにだせたかなと思います」
 多色取りってガンダムプラモでも見たことあるけど
  食品サンプルでは、どういう風に作られるのだろう?
   またまた疑問符ばかりに・・・


  見たとおりのタイトル「ハンバーガータワー」
  
   「食えるもんなら~食ってみろ!」って感じ


タイトルはたぶん(汗 「ちょこっとウェーブ」

瓦せんべいの壊れ具合に感心して
タイトルもコメントも撮り忘れたし
作品リストでも確認できなかった・・・


タイトルは「小梅とおにぎり」

なんでもない「小梅」なんだけど
自宅に戻り冷蔵庫を開けると、目の前にそっくりな梅があった!



これから紹介する3点が、一番のお気に入り

    「レモンスライダー」
   
   レモンスライスの形が一枚 一枚違うし
   成形型もいくつかあるんだろうな
   塗装と艶で酸っぱさまで伝わりそう


タイトルは「Beautiful Sunday」
 キャンプ場からそのまま切り取ってきたような作品

 コメントには~
 飯盒の内側に付いた焦げ目や透明な膜、ご飯の焦げ目 砂利
 カレー出来立ての艶、冷え具合マット感、食べかけの様子 等
 その他 食品サンプルで可能な範囲で再現しました
 今ではあまり見かけない飯盒炊飯ですが 懐かしい! と思っていただけたら~

  具の大きな田舎カレーが、いかにも飯盒炊飯って感じ
  軍手だって、上手い引き立て役になってるわ!


そして、この作品に一番見とれてしまった
 タイトルは「牡蠣氷」

どうやって造ったの? そればかりが気になる

透明レジンだろうけど、少しづつ固めてくのかな
けっこう熱をもつというし、難しい作業だったろう

氷の表面につく露もよく表現できてる まさに
 中身の牡蠣も手抜きできないし~
氷の冷たさも伝わる作品で、持ち上げてみたかった(笑


 
この展示会のおかげで
食品サンプル 製作会社 岩崎さんは
医療分野でも、手術シュミレーター、注射シュミレーター等も製作してるとか
(昔々、看護学校へ進学した同級生から聞いたけど
  お隣り同士で注射し合う練習を~ 時代だね)

社内サンプルコンテストは続いているようで今後が楽しみ

北アルプス展望美術館での展示も今月28日までと終わりが迫ってきた
今回が2回目の展示会企画だったそうで
一回目を見逃してしまった自分は、次回の開催を熱望

 すべてが まさに 眼福 の展示会で
いやぁ~ いいもの見せていただきました
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かんば を焚いて~ 先祖と夏を送る

2022年08月19日 | 歳時記かな
お盆の間は、毎夕に焚く「かんば」

なぜか、最終日の送り火を焚くのを忘れ
 慌てて雷雨の中を 

三つの「 かんば」 を炊くのが昔からの慣わしで
 理由はわかりません、子供の頃からそうしてました


昨年も書きましたが、これは 信州あるあるな ローカルな盆行事(風習)
 ※ かんば は白樺などの樹皮を乾燥させたもので、直ぐに火がつきます

この火と真っ黒な煙に、何故か癒される信州人の自分です


昔は夏休みの終わりも告げた、お盆の送り火
  今でも信州の学校は夏休みが短いので、今週末か来週頭には始業式だとか


昨年は新盆だった我が家も、今年はゆっくりと~
 なんてことはなく、親戚の新盆へお手伝いに

ところで、この「新盆」も信州各地で呼び方が違います
我が家周辺は「しんぼん」と呼び、丁寧にすれば「御新盆( おしんぼん)」

 先日、所要で出かけた松本周辺で話しをしていると
  こちらが言った「しんぼん」が通じない!?
  「しんぼん って何?」と返されて

 あっ いけね! 中信方面は「あらぼん」だったわ

信州は広いです
他にも「にいぼん」とも呼ばれるし
新盆を初盆(はつぼん)と言う地域も存在
食も言葉も地域性って、知れば知るほど面白い


そんなお盆の準備をしていた先週
盆花の早朝販売があり出かけてみた

私的には、花より団子で
一緒に売られていた食材(酒の肴?)の方が気にかかる


 枝つきの 枝豆 が、一抱えで 150円とは(笑

 枝から切り離すのが手間だったが
 思った以上にサヤ(実)があり、計ったら実だけで 1.5kg 以上もあり
 二度に分けないと、我が家の大鍋では茹でられなかった


 もう一つは
 今年は食べられないだろう と思っていた「夕顔」

 近くの産直でも普通に手に入るが
 ほてい様 の頭のような巨大な実では手が出ない

 切り分けられた、このくらいの大きさ がありがたい
 これで 50円だって、1回食べられれば満足

 これでも デカイけど
 皮や種部など、半分以上は捨てちゃうから~ ちょうど良い


手前味噌ですが、美味しくいただけました


信州南部の お盆には欠かせない 天ぷら饅頭

今年もベランダ菜園の大葉を巻いて出来上がり


これは生産者さんからジャムと一緒にいただいたブルーベリー
大袋にイッパイだったけど、新聞紙上で乾かして~


ジャムは家族に、生の実は自分が消費することに
 だけど 早く食べなければ痛んでしまう
でも、あまりに量が多く 一度に10粒はいかないと(大汗

加齢による目の障害をもつ自分
 ブルーベリーは目に効く~ 
と言われるので勇んで食べてますが
治療法もない加齢障害でも 効くのかな???


お盆が終った途端、気温も急に秋を感じる
空模様も秋雨前線活発化の様相で

うまくいけば、秋の味覚に良い影響が~ 期待してまっせ!
コメント (2)
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目で味わう 食品サンプル展 ~つづき

2022年08月15日 | Weblog
食品サンプル展の作品は全て撮影OKなのですが
帰宅後に、画像と、その作品タイトル等がわからなくなってしまう~

そんな時の為に、会場入り口付近には
展示リストのプリントがおかれており
ある程度順番通りに見学、撮影しておけば
後から困ることも~ ほとんどないハズ(笑



プラモの展示会でも、作品の撮影に夢中になり
手前に置かれているだろう 製作者名等のチェックは疎かになりがち
ブログに上げる段階になってから、困るのが常だもの

前置きが長くなりましたが
前回からの続きで、気になった作品を紹介していきます


普段見慣れてるカステラとお茶のセット
この作品のタイトルは「3時のおやつ」なんですが

小皿に切り分けられたカステラに注目
 製作者さんからのコメントには~
 「~黒文字と呼ばれるフォークでカステラのもつ柔らかさを表現~」
そして最後に「ご賞味あれ!」の一言が

 そう 元はただの物体に、製作技術で命を吹き込む  
作品全体を見て ふ~ん で通り過ごさせないコメントがイイネ!



 タイトルは「一人暮らしの朝ごはん」
  ~にしては豪華な定食だと思ってしまう自分だが(笑

 その盆にのる「焼き鮭」の作品を集めて紹介してみようかと

 ちゃんと「焼き鮭」に見えること自体が、技術の賜物なんですから



これの発想に脱帽! 「鮭布団バサミ」
 本当にあっても 売れそう! 
 エッ 臭いそう!? それだけ鮭の雰囲気が出てるってもんだ




「骨は鮭(避け)てお召し上がり下さい」
骨の感じや、皮もよく仕上がっていて
酒の肴に鮭皮が大好きな自分は食べたくなってしまう

 でもでも

ふと現実に戻してくれる作品もあるのが憎いね

タイトルは「匠の一振り」、 作者からのコメントには
 ~元は無色の固まりも、色の力で「美味しそう!」と言わせてしまう
   職人の技を一筆で表現しました~ スゲェ 溜息しかでないよ・・・


これは、サンプル作品のタネ明かしのような
 いやぁ~ 箸 や 筆 が空中にあるなんてのは朝飯前だね

タイトルは「食品サンプルの作り方」
 鮭ではなくマグロの刺身だが
 作品中の「マグロ色」や「中トロ色」
 「醤油色」や「ワサビ色」の塗料って
 本当にあるのだろうか、確かめてみたくなり夜も寝られない(笑

塗料って乾燥後に色目が若干変ってくるから
そんなことも長年の積み重ねから、生み出される色目なんだろう
門外不出の、企業秘密な「色目の塗料」かぁ


今回、魚系を中心に紹介しましたが
魚系のサンプルって、見学していて表現が難しいなぁ~ と

新鮮な生魚を表現しようと、水気を強く表現すると
艶やを強くしてしまったり
すると いかにも作り物になってしまう魚たち

本物かサンプルかを分ける塗装テクニックで
重要なものの一つは ツヤに有り を実感


サンプル故に、こんなことも

タイトルはご覧のとおりで
こんな発想で色んな世界が広がりそう


こちらの製作者さんは、絶対にプラモデラーだと思う

タイトルは「モンブラン地方攻略戦」
作者からのコメントでは~
「モンブランでカムフラージュとツィメリットコーティングを施し 出撃!」

AFV系にはそれほど詳しくないが
 戦車は2次大戦のドイツ ロンメル戦車かな

ツィメリットコーティングって磁気地雷 避けのコーティングなんだけど
 モンブラン・ケーキの生地で雰囲気バッチシ

そして同じ製作者が、こちらも

タイトルは「脱 走」
「クレープ生地の焼き目が迷彩塗装とマッチしてます
  M4シャーマン戦車をモチーフに~」 と

プラモでも絶対にジオラマで完成させてるよね(笑


先日、出川のスイカヘルメットが欲しくなる事案に襲われた自分だが
こんなのもイイジャン!

 タイトルは「ツーリングの おもひで」



サンプルなら、インパクトのあるピザもつくれちゃう(笑

タイトルは「オシャレは足元から・・・でしょ?」

 玄関に他の靴と一緒にあったら、一瞬ひきそう(爆


さて次回が最終回で、自分のお気に入りをドッと紹介予定
 
                もう一回  ~つづきます
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衝撃の 食品サンプル展

2022年08月12日 | Weblog
ある日、FMラジオを流し聞きしていると
「食品サンプル展」が長野県内の何処かで行われてる~ とか

食品サンプル? って、レストランのショーケースにあるアレだよね

そういえば
我が家にも、昔の職場内にあったレストラン改装のおり
廃棄だというので、もらってきたことがあった
「フォークの浮いたスパゲティー」とか、「フルーツパフェ」とかね

そんな 食品サンプル の展示会? って業者相手?

確か何処かの美術館でやってるとか~ 聞こえたような記憶

疑問符は増えるばかりなので
先ずは、食品サンプル展・美術館 で検索してみたら

 出てきた画像を見てビックリ!

コリャ、県内の美術館なら行く価値ありそう
 
ということで、早速 高速を飛ばしてやって来ました

地理的には松本の北にある、池田町の「北アルプス展望美術館」


平日の午前なら来館者は少ないだろう~ と出掛けてきたけど
ラジオ効果? もあるのだろうか

自分の後を、次からつぎとやってくるカップルやオバチャン達

入館料の800円を払い入場です


それが、コロナ対策の体温測定器で 37.5度の警告がでてしまい
赤いランプが点灯し、恥ずかしいやら~ とにかくコロナじゃないぜ!

 係員が直ぐに飛んできて
 外気温が高くエラーになることが~

で再チェックで、問題なく入場可だったけど、焦ったよ
  

展示物を見たとたん、目的を内緒で連れてきた家族から驚嘆の声が!

今まで巷で見てきた「食品サンプル」とだいぶ違うからな
自分も検索して「スゲェ~!」って思ったもの、連れてきた甲斐があった


そう、こんなのが出迎えてくれるんだ
 「東北 南三陸 まぐろ乗っけ丼」

初っ端から、なんともインパクトのある作品でしょ!

こんなのが当たり一面に展示されてるんだ(笑


でも実は、家族が感激してたのは

近くのスーパーでも売ってる ような
「そふとワカサギの佃煮」でした

ワカサギを覆う衣感で、味まで浮かんできそうな雰囲気
 コレ作り物ですぜ、照り感が上手い!

ただ、画像で見るより 自分の裸眼が一番なんだが・・・

というのも~
これから紹介していく画像は、デジ一眼で撮影したものだけど
展示会場は暗めで、感度調整やらホワイトバランスの選択も面倒で難儀
ROW(生データ)で撮って、現像時に調節したもの
色目等は各自のスマホやPC環境で差がでるものなんです

それと、同時観覧者が多い会場内では
スマホでの撮影の方が良かったみたい、シャッター音って煩いかも


最近は箸も浮く時代なんだ と今更認識(笑

作品タイトルは「かじった唐あげ レモン付き」

  コレ見て、先ず浮かんだ自分なりのタイトルは、「勝手にレモンかけるな!」
   自分は揚げ物にレモンかけられるの苦手でね(笑
    本来の味が消えちゃうよ
  そんな事が浮かぶのも、本物に見える程の出来ってもんだ



何でもない「田舎の煮物」だけど、箸の汚れ具合とか
椀の中の煮込まれた 魚の皮の剥がれ具合がイイネ!

 こういう感覚の見方って、プラモの展示会に通じるような

 これらのサンプル作品は、レストラン等が注文した製品ではなく
 食品サンプルの製造大手の「岩崎」さん
 そこの従業員さんが、仕事の合間に製作したオリジナル品で
 それを社内のコンテストにしちゃう会社も凄いな



本物のリンゴを飾りカットするのも難しいが
作品の原型の素材や作り方、塗装を眺めてみたいものだ

 コレ見て、以前 小松市にあったレストラン「レアール」のシェフ作品にリンクです
  航空自衛隊 306飛行隊イヌワシです
    同じく 303飛行隊ドラゴンです どちらも本物のスイカを飾ったものですが
   (お店は閉店してしまいましたが、懐かしい記事が健在で助かった)
こんなのを、食品サンプルで作れたら~ と思う飛行機マニアです




 「牛生バック  ~すきやき風~」
生の牛肉をバックにしちゃう発想はどこから
肉部分の素材は? 塗料で表現? またまた疑問符がイッパイになっちゃう


コレは、まさに「 皮蛋 ピータン」

大昔の高校1年の春、部活の入部歓迎会が隣町の中華料理屋で
 初めてピータン食べて・・・ orz! 
それ以来、口にしてないけど 試しに食べてみたい気持ちになった(笑

 この食品サンプル展、池田町の 北アルプス展望美術館 で
 8月28日まで開催されてます

 どう? 実際に見てみたくなりませんか
 売店では食品サンプル製作キットも売ってましたぜ(笑


サンプル作品は 119個もあり、とても全部は紹介できないですが
是非 お見せしたい作品が他にもあったので
もう少しだけ紹介していきますね

                             ~つづく
コメント (2)
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