三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

黒光りの誘惑

2019年11月28日 | そら モノ 色々 
10月10日に名古屋空港に到着したシルバー・スピットファイアー

その週末に開催された「航空ミュージアム」でのスピット機の公開展示
上陸した台風19号の影響で12日(土)は休館したが
無事に3連休の公開が終わった翌日の15日

前日の請負仕事でかなり疲れてしまい、早めに寝床に入ったのだが
午前3時前にトイレに起きたらそれ以後は寝られず

 何か閃いたように寝床から抜け出し、よし「行くぞ!」
 
シルバースピットファイアーの出発日時は公表されていなかったので
公開終了の翌日に上がる~、という情報を頼り自己責任で中央高速へ乗る

お出迎えと同じく、途中からJR東海 中央線を使い「勝川駅」で降車
ここから路線バスを使い名古屋空港の送迎デッキへ

午前7時半にはデッキへ到着したのはよいが
前日雨の水溜まりが残っており、リュックが置けないや・・・


目の前はまつもと空港で見慣れたFDA機の群れが、朝の出発ラッシュ準備状態


地元の大型ヘリが上がってくれたが、逆光はキツイね

この時点では、デッキの同業者さん少なめだったが
時間と共に増えてくる


9時を過ぎるとエプロンに大勢の人が出てきたので、いよいよスピットが~

と期待したが、これは始業前のFOD(Foreign object debris)作業だった

滑走路を挟む空自小牧基地のエプロンでも同じ光景が
ビスやナット等の微ゴミでもエンジン等に入れば重大事故につながる
リスクのある現場では重要作業だ

その後は、エプロンに並び始めた機体や
仕事に上がる小型機を狙うのだが、肝心のスピットはまだかな


小牧基地航空祭へむけ、空自機の訓練も頭上で




トラフィックに不足はないので、撮影には困らないが
もしやこの日のスピット離陸はナシかも~

~と思い始めた11時過ぎ

スピットの随伴機 黒いピラタス機が引き出されエンジンスタート


タキシングを始めると
ショッピングセンター駐車場のマニアさんから砲列を一斉に浴びている



実は、自分の一番の狙いは未撮影だった、このピラタス PC-12でもある

スピットの名古屋到着時にピラタス機はまだ仙台空港で待機状態
名古屋への飛来は同日の夜10時過ぎで撮影は不可能だったもの


その後を追うように登場したシルバースピット


両機共に陽炎に揺らめいているが、離陸すればなんとか撮れるだろう

小型機なので滑走路の途中から離陸する、インターセクションで上がると思ったが
両機は滑走路に入らず、こちらに近づいてくる



なんと、目の前のエプロンに入ってきた
まるで市中引き回しみたいでありがたい





エアバンド・ラジオはこの日も忘れたので、動きはまったく読めなかったが
まさかの展開に大喜び

うまくいけば両機の左右をなんとか撮れるかも

ここでエンジン停止、エッ! 離陸は~ いつなの?





このまま終わらない事を願いながら時間が過ぎるのを待つ
「タヌキさん」の 痛ラッピング機 が手前にあるが、化かされないように~


                              ~つづく
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パイロットヘルメット 内装パッドリペアー

2019年11月25日 | 編隊コレクション


払下げ等の中古パイロット・ヘルメットをお持ちの方はわかると思うが
コレクションしたヘルメットの内装部分
特にスポンジが経年変化で酸化?し、タール状のベトベト状態になる


新品のインナーパッドに交換すればよいのだが
このパッドは国内外の サープラショップ等 で一応入手はできるが
国内での販売は稀、このパッドだけを海外オーダーするには
経費がかかり過ぎ・・・
そして一番の悩みは、内装が酸化してしまったヘルメットを
多数所有していること


   

そこで、自前でパッドをリペアーしてみようと手をつけてしまった

先ず、恐るおそるパッドを剥がし家庭用の掃除用洗剤で浸けおき洗い
ベトベトで接着剤のように変わったスポンジをはがすのにも苦労・・・

なんとか洗い流したパッドの表面は、洗剤の影響か硬化してしまった
小さな片はイヤーカップ用のパッド部ベルクロ

ここで一つ問題が、パッドの表皮部分を単純にスコッチあたりの両面テープで
仕事上大量に手に入るスポンジを貼れば良いと考えたが

表皮の裏側はボコボコ状態で・・・
これはスポンジ用両面テープなんてのがあるみたいだから
そいつで接着した方が良さそうな





ヘルメット内部にあるスチロール部、パッドの跡はベトベト状態
シンナー系でこれを落とすと、スチロールを冒してしまうし
プラ用シンナーでは剥離効果が弱いのと、費用対効果で悩んでしまう

というわけで途中頓挫中、手荒れの季節でもあり先が長いぞ

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光り物の誘惑

2019年11月21日 | そら モノ 色々 
昨年に公表されたイギリスの大戦機、スピットファイアーの世界一周
(例外もあるが、翼の先が尖った特徴で有名な機体)
それが今、本当に実現中だ (11/20 現在 バーレーンからクウェートに到着したようです)

5月にイギリスから始まったワールド・ツアーは、9月末には千歳に到着

この時期、日本は台風シーズンゆえに日程や寄港地が変更されたが
週末の名古屋での一般公開を控え、10月10日に名古屋空港へ飛来した


実は今回もエアバンドラジオを忘れてきた
あまりに急な出撃だったので、カメラだけは確認したのだが・・・

周りのギャラリーさんの動きで、状況掌握に努めたが
ここのポイントへは初めてで、アプローチ機の動きがまったくわからない

 周囲から「来た!」の声がするが、目の調子がイマイチな自分には~ ネガティブ


小さな機体が近づいて来たのが見えてきたが、滑走路へショートカットで降りないでくれ



ギリギリなベースレグから、そのままファイナルレグへ


これぞホンマモンの銀翼だわ!
スピットファイヤーの特徴的な翼がわかるショットでした


ギンギン・ギラギラの機体が飛ぶ姿を見られて良かった! 
安堵で一気に歩き疲れが~
味美(あじよし)駅から急いで歩いてきたからなぁ


エプロンのスポットまでは、フォローミーカーを従えて



多くのスタッフ等がお出迎えの中をスポットイン
アッというまに終わってしまったスピット祭り、到着の部


せっかくここまで来て、滞在20分で即 帰宅なんてもったいないので
最終撤収時間を自分なりにめぼしをつけ、何か降りてこないか待ってみる


空自救難隊の UH-60J ヘリがグルグルはしてくれるが、すぐに撮り飽きてしまう

三菱のテストフライトで、空自の F-35でも降りてこないかな~

スピットが降りてから 1時間が過ぎ
そろそろ一度目の「帰ろうかな~」病が始まった頃

民間機とはまったくコースが違う小さな黒点が近づいてくる

同業者さんの砲列に、空自への納入前テストのF35かとワクワクしたら

なんだ~ お前だったのか 
F-2B ノーマークなのでどの部隊に戻されるかわからない
三菱社内の整備明けテストフライトから戻ってきた機体は
そのまま三菱社内の格納庫へ


それから10分程して、別の機影が見え始める

これは~、もしや? いや絶対に F-35 ヤッター!



航空自衛隊用の機体を見たのは初めて
岩国で見た機体は F-35のB型、こちらはA型
背中の雰囲気に違いを感じるが、さすがに綺麗な肌の機体だった



ちょうどこの時、三菱からF-15Jがノーマークで出てきた
小牧基地側からも新田原所属の複座 F-15DJ も出てくる


整備明けの機体を持ち帰りに来たようだ

その合間に、新鋭機の着陸



F35は16号機、今年完成する機体の最終機との噂

最後に見慣れたF-15の離陸を見届け撤収です


新田原からの機体、なんとなく懐かしい
昨年は行けなかった航空祭だったが
今年はなんとかして出掛けたいものだ
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民間機のひろいモノ

2019年11月17日 | そら モノ 色々 
武士道ガーディアン 遠征、目的は軍用機でも、おこぼれ程度ですが民間機も撮影

遠征中、毎日同じ機体ばかり見せられた オーロラ航空

 DHC-8-300 RA-67261

 以前、鹿児島空港で撮影した機体? と思ったら
 鹿児島の機体は RA-67251 で微妙に違った

 成田でも時々見られるので希少価値はあまりないのですが



札幌 貼り付きで飛来している エバ航空  A330-302 B-16333
 サンリオ パーティー柄だそうです

 成田や羽田では見られなくなってしまったエバ航空の特別塗装機は貴重です


海保 第一管区 千歳基地の航空機は自衛隊側の滑走路を使用
格納庫も旧ターミナル区域にあります

 DHC-8-300 JA724A 「おおわし」



こちらは、千歳なら是非撮りたかった海保機
 セスナ C-172 JA393A 「あまつばめ」

 まぁ時期の関係で、陽炎ユラユラ 証拠画像になってしもた



まつもと空港にも飛来実績のある J-AIR エンブラエル E170 JA225J
 ラグビー日本代表、応援特別塗装機 まつもと飛来時は撮れなかったのでラッキー


 時間つぶしに民間機も沢山撮った千歳ですが、珍しい機体がなくて残念
 時にテクニカルランディングで、珍機が飛来することもあるのだが


羽田に戻り、帰りの時間まではデッキで
顔なじみの皆さんに挨拶してたら撮り逃がすところだった

JCAB(航空局)の セスナ525サイテーション (JA008G)



JALの B737-800 JA330J 「新しまじろう」塗装機



オリンピック関連の新塗装機もやっと撮れました

 来年の聖火輸送機の塗装も発表され、オリンピック本体よりも
 聖火輸送や選手団の使う機材の方が気になります

 1964年では、ギリシャから沖縄までの輸送でトラブルもあったようですが
 来年はスムーズに輸送できますように、機体の撮影もできますように(笑)



仲間と話し込んでいるところに、変わった機体がトーイングされてきてビックリ
 機体自体は ANA系 B737-500 だが、こいつは飛べない旅客機
 整備士養成のための訓練専用機材、近くでシッカリ撮れたのは初めて
  今回 一番の収穫かも



JAL の新鋭 A350 初号機 は成田で撮影済みですが、羽田では初めて

 こいつの就航する時にJALを定年退職と言っていた昔の羽田仲間
 当時は高校生だったのだが、自分も歳をとるわけだ・・・

 聞くところによると、本当に退職して
 ナイショ?ですが、ガルフストリームのプラモを製作中とか
 元気なうちに羽田仲間の同窓会でもやりたいものだ 
コメント (2)
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武士道ガーディアン 遠征2日目

2019年11月13日 | そら モノ 色々 
ガーディアン遠征の2日目
合同訓練の離陸が始まる時間は、前日とあまり変わらないハズとふんで
南千歳駅に8時半到着のノンビリ出勤

旧ターミナルのポイントで基地内の様子を伺う

周囲の同業者さんの数は前日とあまり変わりなく少なめ
ただ、車の下部が白く乾いた泥だらけの車両も見受けられ
前日に南側の定番ポイントへ行った事がわかる(笑


空自機は通常訓練のファーストへ向かうために
ラストチャンスエリアで安全ピン抜きの真っ最中、風は南風





豪空機のエプロンには来日した全6機が勢ぞろいしている

色物3機に、イモが3機で来てたんだ
来日してから今まで飛んでない緑色の機体も格納庫から引き出されている
全機飛んでくれるオカン、いや予感


前日の式典に合わせて飛来していたのか、三沢のF-2が帰っていく

式典で大臣が搭乗し記念撮影した機体か? と思ったら違った


9時を過ぎると豪空機が動き出す

またお前か、 緑はどうした!?

ラストチャンス・エリアで空自機と並ぶことを期待したが素通りでダメ

エプロンに残された機体、その中には緑も


午前の訓練は、色物2機にイモ番2機の4機
戻ってくるまでは、隣の新千歳空港へ降りる機体でも狙って時間つぶし

ところが、ここでランウェイ・チェンジ

 嘘だろ! 今日は昼過ぎまで南風予報だし、吹流しを見ても南風のままだよ

同業者さんの中には急いで車へ戻る方も
前日に自分が展開していたアノ場所へ向かうのかな

これで未撮影の緑機が上がっていれば自分も移動しただろうが
前日と同じ機体では気力が起きない
昼か午後の訓練に緑が上がってから考えることにして、今は時間つぶし続行


約1時間の合同訓練から戻ってきた 豪機 4機だが



滑走路を転がる姿は、陽炎にやられてしまう

この2機が降りたところで嘘みたいな、ランウェイチェンジ
急いで南へ移動した同業者さんには申し訳ないが、これはありがたい!



中途半端な色付きB型 A21-111 を無事確保
すぐに色ナシのイモ番になりそうな塗装で来日していたのね



最後尾は A21-36、左の機首には爆弾型のミッションマークが並んでいた
見難いが、色の違う四角いパネル前方のスリットみたいなヤツ


これで午前の部は終了となり、次は昼の部の紹介なんだが

午前の部とほぼ同じ顔ぶれのフライト
それでも降りが撮れればと思い、待ち構えていると
2本ある滑走路の基地側 18R(Right)に降りるように指示された
これは想定外、初めての地 故に滑走路が2本活用中なのを忘れてた



機体までの距離は約800mもあり、遠いし陽炎にやられ
まともな画像が撮れず 撃チ~ン!


さらに時間を潰した午後3時過ぎ、この日最後の合同訓練開始
午後には風向きも変わり、みたびランウェイチェンジされ北向きに離陸です

空自機は全機がハイレートで派手に上がっていく



それに対する豪空機は、たった2機の離陸とは・・・





エプロンに残された色物2機には、カバーがかけられ終わりかぁ

緑機の尾翼に描かれたライオンマーキングが~
「おとといおいで!」と呟いているように見えてしまう・・・(笑


明日は飛びそうなんだが~ と思っても
格安チケットで遠征していた自分は、日程変更できずにこれにて帰宅です

 その意地悪な緑機は、翌日に訓練参加したと聞き悔しさ倍増君

帰宅直後に翌週のリベンジも考えたが、休みが取れずに諦め
ただ緑機が飛んだのは結局その日のみで
その後も合同訓練に参加することなく帰国してしまった
リベンジ遠征できたとしても再び撃沈させられるところだった


初遠征の地では色々あったが良い経験となりました
情報をいただいた ea18gさん には感謝です

遠征中は本当に気持ちの良い天候に恵まれ、周囲の景色も最高で
久しぶりの観光も兼ねて再訪したい場所になってしまった
コメント (2)
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