宮城の農業普及現地活動情報

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集落営農組合がキャベツの栽培に挑戦!(生産安定技術実証ほ設置)

2014年09月29日 11時47分23秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年8月17日に栗原市志波姫地区の伊豆野農業生産組合が,キャベツの定植作業を行いました。同組合では,現在法人化に向け準備を進めており,収益向上を図る目的に水稲,大豆の主要品目の他に新規品目としてキャベツ生産に取り組んでいます。
 栗原地域のキャベツは,栗原市,JA栗っこの園芸振興品目に位置づけられ,集落営農組織を中心に作付け誘導を図っています。
 今回,キャベツの「根こぶ病」対策の実証ほを設置しました。その実証内容は,酸性土壌が「根こぶ病」発生要因の一つになっていることから,「てんろ石灰」で土壌酸度をpH7.5に矯正する方法により,「根こぶ病」発生抑制を実証するものです。   
「てんろ石灰」は,他の酸度矯正資材に比べ酸性改良効果が1回の施用で10年間pHが維持され,また,投入量による生育への影響が少なく土壌改良資材として優れています。
 今後,酸度矯正された土壌における生育経過,「根こぶ病」の発生状況,収量・品質等の調査を行い,抑制効果を実証していきます。


耕起・畝立て作業

定植作業

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-6144

         
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