栗原普及センターでは,女性農業者同士の仲間作りや学習の「場」作りのひとつとして,昨年度より栗原ふぁーみんぐ女子会を開催しています。1回目は,農業簿記記帳を経営に生かすための学習会,2回目は,女性の起業活動に関する学習会を実施しました。3回目となる今回は,健康な心と体の充実を図り,農村の暮らしの豊かさを再認識するとともに,女子会の参加者でもある若手女性の発表の場として,開催したものです。
前半は,昨年家族で花山に移住し,これから営農を開始しようとしている阿部幸子さんを講師に,ヨガを行いました。阿部さんは,ヨーガ療法士の資格を持ち,以前東京や仙台でヨガを教えていたそうです。現在は,子育ての合間を見て,月数回程度講師を引き受けているとのことでした。
参加者のほとんどが初めての体験ということで,体の固さに笑いが起こるなど,和やかな雰囲気ですすめられました。
後半は,「メイドインくりはらでナチュラリズム」と題し,阿部さんにマクロビオティックの講話をしていただきました。阿部さんは,将来的にはマクロビオティックの考えを取り入れて,農家民宿を開業したいと考えています。マクロビとは,難しいものではなく,「自然と調和し健康的で穏やかな暮らしをすること」を目指すもので,言い方を変えれば,昔からの農村の暮らしや食生活スタイルなど,私たちにとっては,ごく当たり前のことが,世界的に見直され,注目されているということでした。
講話後,各参加者がそれぞれ話をして交流を行いました。「ヨガでリフレッシュができた」,「マクロビとは,初めて聞いた言葉だが,昔からの我が家の食生活を大事にして行きたい」などの感想が聞かれました。
今後も普及センターでは,女性の能力を引き出し,活躍できる場を見つけるための支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144