平成22年8月9日に栗原合同庁舎で,宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会が開催されました。幹事会には,管内の県関係機関及び構成員の栗原市,栗原市農業委員会,JA栗っこ,NOSAI栗原の代表が出席しました。
幹事会では,はじめに普及センターから,7月以降の高温により水稲の生育が平年より早まっていること,仙台管区気象台が発表した1カ月および3カ月長期予報でも高温が続くとされていること,過去の例から本年のような気象経過を示した年には,米の品質低下があったことを説明しました。
県の関係機関である農業農村整備部からは,管内3カ所のダムの貯水状況の説明がありました。
このような状況を踏まえると,本年の稲作は品質の低下が懸念されるため,その対策方法について確認するとともに,地域の実情に合わせた最善の対策が実施されるよう各関係機関からも指導することを確認しました。
水稲以外の作物でも,高温による影響が見られることから,その状況を情報提供するとともに,対策について確認しました。
最後に,農作物だけでなく,生産者自身も熱中症にならないよう留意しながら作業にあたるよう呼びかけることを申し合わせ,会を閉じました。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-5795