宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成24年度みやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」を開催しました!

2012年06月29日 14時49分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

本県農業を担う青年農業者育成の一環として,平成24年6月21日にみやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」を開催しました。当日は21~31歳までの青年農業者7名が参加しました。
 始めに,有限会社小山牧場を視察しました。小山牧場は,経産牛50頭を主体に酪農経営を行っており,平成19年からは,消費者との関わりをより深めたいという思いからアイスクリームショップ「あいすむら」を設立,乳製品の直接販売にも力を入れています。講師の小山寛記専務からは,新しいことに挑戦することや情報収集の大切さ,農業の厳しさや魅力などを参加者たちに対してとてもわかりやすく熱心に説明していただきました。また,参加者一人一人の現状や目標を声に出させることで,塾生達に農業に対するやる気を促していたように感じました。塾生達は,小山氏の講義にとても熱心に耳を傾けており,農業経営者として生きる何か大切なものが得られたのではないかと思います。
 次に,有限会社川口グリーンセンターを視察しました。川口グリーンセンターは,機械利用組合のオペレーターを中心に平成13年に法人化,約55haの水田を中心に水稲,大豆,花き(スプレーぎく)の生産,農産物直売所や米粉パンshopの経営など多角的に事業展開をしています。「農業を地場産業に変える!!」という経営理念を基に地域の活性化に大きく貢献しています。講師の白鳥正文代表取締役からは,「将来の目標を強く持つ」こと,「実行・反省・改革の繰り返し」を行うことが大切だとの話がありました。農業経営者としての心構えが,塾生達一人一人の心に残ったのではないかと思います。
 最後に,輪ぎくを栽培している白鳥拓也氏の施設を視察しました。今回参加した新規就農者(小ぎく生産者)も,白鳥氏の説明に対して聞き漏らしのないようメモをとるなど熱心さが伺えました。
 今回参加した塾生達は,野菜,果樹,花き,酪農などそれぞれ部門が異なりますが,農業経営における先輩方の貴重な体験談を聞くことによって,新しい目標が持てたのではないかと思われます。
 普及センターでは,青年農業者の経営安定化が図られるよう,今後も支援を続けていきます。

       

   視察(1)小山牧場          視察(2)川口グリーンセンター  

 視察(3)白鳥拓也氏施設                 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144

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