平成28年12月14日(水)に栗原市栗駒総合支所で,栗原市認定農業者協議会栗駒支部主催の勉強会が開催されました。
栗駒地区の認定農業者が,地域に根ざした個別経営や組織経営の事例等を学び,今後の経営改善や認定農業者間の話し合いに繋げていくことをねらいとして,水田稲作における担い手問題などをテーマに普及センターから情報提供を行いました。
兼業農家の急激な減少に伴う稲作生産システム弱体化の現状,家族経営を基本に置いた一戸一法人での農業経営の持続性確保や経営管理の強化等の必要性を参加者に問題提起するとともに,他県での個別または組織経営体での法人化事例を紹介しました。
参加者からは「大規模経営体に任せるだけでなく,農地の維持管理を主目的に小農の集まりで持続していく方向もある」「認定農業者として一層意識を高め経営改善に努める必要がある」など,活発な意見が出され,将来の地域農業の姿を真剣に考える機会となりました。
栗原市内の認定農業者等の経営改善や地域農業の課題解決に向けて,今後も関係機関とともに支援し,フォローアップしていく予定です。
<勉強会の様子>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144