宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

キャベツに次ぐ露地園芸品目へ!「ねぎ」の生産振興に向けて

2016年02月17日 16時39分55秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 JAみやぎ登米におけるねぎ生産は,H27年実績で栽培面積約4ha,出荷量約140tとなっています。JAでは今後,加工・業務向けも視野に入れ,ねぎの生産振興を図ることとしており,H28年度から産地交付金による支援措置が厚くなるなど,登米市も含め関係機関連携して産地化を進めることとしています。
 去る2月10日にJAが主催となり,栽培希望農家を対象とした講習会が開催されました。普及センターからは事前にJAと作成した栽培指針に基づき,栽培管理技術について説明しました。
 当日は,既栽培農家も含め約60名の出席があり,ねぎ栽培に対する関心の高さが伺えました。
  普及センターでは,キャベツに次ぐ露地園芸品目として,ねぎの産地化を図るべく,引き続き関係機関と連携しながら支援してまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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いわでやま水稲採種組合「優良種子生産技術研修会」が開催されました

2016年02月17日 16時15分51秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  大崎市岩出山地域にあるいわでやま水稲採種組合は,面積93.0ha,「ひとめぼれ」,「ゆきむすび」,「みやこがねもち」,「こもちまる」の4品種の水稲種子の生産を行っています。2月8日,来年度の種子生産に備えるため,大崎市岩出山のJAいわでやま本店で「優良種子生産技術研修会」が開催されました。
 当組合では,従来からイネばか苗病の採種ほ場の周辺ほ場での発生や,もち種子への異種穀粒(うるち米)混入などの問題がありました。平成27年は,生産工程管理(GAP)の徹底やほ場の団地化などの対策を講じた結果,一部で生産物審査不合格があったものの,契約数量が確保されました。
 普及センターでは,来年度の種子生産に向けて,本年度の審査結果をもとに,良質な種子を安定して生産するためのほ場の選定方法やほ場団地化の推進,異品種混入防止のための生産工程管理の実施について説明を行いました。説明終了後,真山地区の組合員は「来年度は収穫・乾燥機械のもち専用化ができる。来年度こそは全種子を合格にしたい」と話していました。
 今後も普及センターでは,優良種子の安定生産へ向けた取り組みを支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   先進技術班 
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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異業種間視察研修が開催されました

2016年02月17日 14時51分42秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

   平成28年1月27・28日の2日間にわたり,登米市内における工業と農林業の互いの生産現場の視察を通して,技術や課題等を共有することを目的に,異業種間視察研修が開催されました。この研修会は,地域産業振興事業を活用し,登米地域事務所地方振興部を中心に各部連携のもとに開催したものです。
   参加者は,今回視察先のものづくり企業と農林畜産経営体及びその他製造業者・農業者でした。視察先は製造業として迫リコー(株),(株)登米精巧,(有)伊豆沼農産の3カ所,農業として(株)なかだ農業開発公社,ロックウール米山の2カ所,畜産業として佐藤瑛彦氏の1カ所,林業として登米町森林組合の1カ所でした。視察終了後,参加者一堂に会し意見交換を行いました。
   出席者からは,「工場やハウスがあることはお互いに知っていたが,なかなか中を見る機会は無かったので,良い経験ができた」,「今のところはまだ直接結びつくことはないが,お互いが知ることによって何かお願いしたい時に相談しやすくなった」,「引き続き実施してほしい」との意見が出されました。
    普及センターでは、今後も登米市の産業の活性化を目指し,農業者及び他産業との一層の連携に向けて支援していく予定です。

 

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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登米市中田町の「餅・おこわの店三福」さんが農業・農村活性化女性グループ等表彰の最優秀賞を受賞しました

2016年02月17日 11時47分15秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  平成28年2月4日,仙台市の東北大学萩ホールにおいて,宮城県農業・農村活性化女性グループ等表彰の授賞式が開催され,登米市中田町の「餅・おこわの店 三福」が起業活動部門で最優秀賞を受賞しました。
 「餅・おこわの店 三福」は平成15年12月に結成され、産直なかだ愛菜館の当初からもち加工を手がけています。代表の菊地いくさんを中心に、もち加工の専門家から直接技術指導を受け、現在では、自家産みやこがねもちを使用した生もちや大福、紅白もちなど、16種類の商品アイテムをそろえ、直売所のヒット商品となっています。
 今回の受賞は、原料であるもち米や枝豆の生産から加工まで一貫して行う、付加価値を付けた取組が女性の起業活動の手本となっていることや冠婚葬祭等折々の機会に細やかに対応している様子が、地域のもち文化の伝承に大きく寄与していることが高く評価されたものです。
 普及センターでは,餅文化の伝承や食育での活動など「餅・おこわの店 三福」の活動を引き続き支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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岩沼ハウス組合の促成きゅうり現地検討会が開催されました

2016年02月17日 09時52分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成28年1月20日(水),岩沼ハウス組合(組合員7名)の促成きゅうり現地検討会が開催されました。各組合員の圃場7ヶ所を巡回しながら現在の生育状況の確認や,今後の栽培管理について検討を行いました。

 名取市・岩沼市のきゅうり生産は東日本大震災による津波被害や近年の燃油価格高騰,高齢化等で作期が遅くなる傾向が見られます。このような厳しい情勢の中で,岩沼ハウス組合では12月上旬~12月中旬に定植,1月下旬~2月上旬以降に出荷する従来の作型を維持しています。

 活着までのハウス内温度を高く管理していたため,きゅうりの茎が徒長気味でしたが,今回巡回した段階では締まった株にできあがっていました。講師の(株)埼玉原種育成会松本充所長代理から,日照量が落ちてくる今後の管理のポイントとして,圃場の温度を保ちながらできるだけきゅうりに日光を当て,光合成を促進させる管理が必要であるとアドバイスがありました。

 当普及センターからは今作の気象条件や,べと病,アザミウマ類,コナダニ類等の病害虫防除と,農薬の使用方法について説明を行いました。

 普及センターでは,今後も技術指導と情報提供を継続し,安定的な営農活動を支援してまいります。

 

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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なす栽培講習会が開催されました。

2016年02月17日 09時46分26秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 去る2月9日に,JAみやぎ登米なす部会の栽培講習会に出席し,土づくりと天敵利用について講習を行いました。
 多くの生産者のほ場では長年のなす栽培による塩類集積が見られ,中には生育障害の症状が発生している方もいます。毎作ごと,土壌分析結果を基に減肥するよう指導していますが,積極的に土壌中に残った肥料分を減らしていく必要があります。今回,なすの後作に無施肥でサニーレタスを作付した生産者に御協力いただき,サニーレタス栽培前後の土壌分析の結果と,「なす単作」と「なす+サニーレタスの年二作」との販売金額を比較した結果を示しました。来年度以降も冬期の葉茎菜類の作付を勧め,生産者の土壌改良による生産性と収入の向上を図っていきます。
 また,部会では環境に配慮した農作物の生産を図るとともに,夏期の防除作業の省力化を目的とした天敵製剤の利用を勧めています。今回の講習会では改めて天敵利用上の注意点を伝え,技術の見直しを図りました。
 今後も魅力ある産地の維持のために,更なる栽培環境の改善を図る支援を行なっていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 


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