保健福祉の現場から

感じるままに

定期巡回・随時対応型訪問サービス

2013年08月06日 | Weblog
7月29日の「第6期介護保険事業(支援)計画の策定準備等に係る担当者等会議」(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/osirase/hokenjigyou/06/index.html)では、「定期巡回・随時対応サービスの普及促進について」(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/osirase/hokenjigyou/06/dl/5.pdf)働きかけられている。第5期介護保険事業計画での実施見込みは24年度0.6万人/日の利用であったが、平成25年3月末日現在2885人/日の利用に留まっている。p5では定期巡回・随時対応サービスの事業実施自治体一覧(150保険者)が出ており、あまり普及していない現状がわかる。全国集計(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029kgq.html)によると、都会以外では低調なところが少なくないようである。資料http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/osirase/hokenjigyou/06/dl/5.pdf)p1では、社会保障・税の一体改革での今後の利用見込みは、平成27年度1万人/日、平成37年度15万人とされ、今回の「社会保障制度改革国民会議」(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/)の報告書案(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/dai20/siryou1.pdf)p29「高齢者の地域での生活を支えるために、介護サービスについて、24時間の定期巡回・随時対応サービスや小規模多機能型サービスの普及を図るほか、各地域において、認知症高齢者に対する初期段階からの対応や生活支援サービスの充実を図ることが必要である。」とある。今後の高齢化進展に伴って、定期巡回・随時対応サービス(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/teikijunkai.html)が重要になってくるのは間違いないであろうが、このサービスについて、医療・福祉関係者の理解はどれほど進んでいるであろうか。さて、昨夜、管内で定期巡回・随時対応型訪問サービスに関する研修があった。このサービスを実施している事業者から状況を聞いて、独居であっても定期巡回・随時対応型訪問サービスをはじめ他のサービスを組み入れることによって自宅生活が可能であること、配食サービスの組み入れは効果的であること、ターミナルにも対応されていること、などがわかった。とはいえ、やはり経営が課題らしい。いかに効率化を図るかが命題であって、登録ヘルパーも活用しているという。このモデル事業報告書(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/dl/20120703-toyama.pdf)や「24時間対応の定期巡回・随時対応型訪問サービスのあり方に関する調査研究事業報告書」(http://www.murc.jp/politics_c1/roujin_hoken/report_1.pdf)にも目を通しておきたい。ところで、昨日の研修でも介護人材養成に学生が集まらないという話が出ていた。昨年度から、一定の研修を受けた介護職員が、たん吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)、経管栄養(胃ろう・腸ろう・経鼻)を行うことが可能(http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/tannokyuuin/110906-1.html)(http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/tannokyuuin/pdf/sanko_03.pdf)(http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/tannokyuuin/pdf/01.pdf)となり、平成28年1月の介護福祉士国家試験合格者からは養成カリキュラムにたん吸引と経管栄養が組み込まれる。来年度からは新カリキュラムとなるが、どれほど学生が集まるか注目される。
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