保健福祉の現場から

感じるままに

社会保障の工程表

2008年12月05日 | Weblog
「12年に医療・介護を「連携体系的」見直し―吉川座長」(https://www.cabrain.net/news/article/newsId/19490.html)。<以下一部引用>
<経済財政諮問会議は12月3日、年末にまとめる税制抜本改革の「中期プログラム」をめぐり3回目の集中審議を行い、同会議に民間議員として参加する社会保障国民会議の吉川洋座長が、「社会保障の機能強化の工程表」を提示した。診療報酬と介護報酬が同時に改定される2012年に、医療・介護分野の「連携体系的」な見直しを実施するなどとしている。>
 
経済財政諮問会議の「医療・介護シミュレーションにおけるサービス充実と効率化・重点化の考え方」(http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2008/1128/item1.pdf)、「社会保障の機能強化の工程表(サービス充実と効率化・重点化のイメージ)」(http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2008/1203/item1.pdf)はみておきたい。工程表で気になるのは、医療に関して、「急性期の機能分化推進・地域包括ケアの推進と在宅医療の強化・充実」、介護に関して、「医療との連携強化、グループホーム等居住系サービスの拡充、24時間対応の強化等在宅介護の強化・充実」が2012年からとされている点である。これらは今すぐにも重点的に取り組まれなければならない課題であろう。これでは「先送り」と捉えられかねないかもしれない。そういえば、「安心して出産できる体制、救急患者の受入れ・早期回復、社会復帰できる体制の構築」、「居住系サービスの拡充、 24時間対応、小規模多機能サービス充実による在宅サービスの整備・機能強化、重度化対応・看取り機能・個室化・ユニット化等の施設機能の強化」は2015年の姿とされている。「それまで待てない」と思う方が少なくないかもしれない。しかしそれよりも、年金に関する将来の姿が示されていないのは全く不思議かもしれない。
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