田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㉖ in 春爛漫!小樽の街並みを一望する平磯・手宮公園ウォーク

2024-04-27 14:58:46 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 「坂の街小樽」を嫌というほど味わわされた12.5キロだった。晴天の中、気持ちの良いウォーキングだったのだが、コースの前半と後半に配された二つの公園に至る坂道には閉口してしまった…。

    
   
 4月27日(土)、いよいよ2024年の「JRヘルシーウォーキング」が始まった。私は昨年に続いての参戦である。今日が主催者(JRの担当者)が付いて行う「イベントウォーク」の最初の日だった。コースとなった小樽市は昨年度は最終の11月12日だったのだが、今年度は最初の日に行うというのは面白い。何か意味があるのだろうか?
 私は久しぶりということもあって、早起きしてしまいJRを利用してスタート地点の「小樽築港駅」に着いたときにはまだ午前8時前だった。少し待っていると担当の方が見え、すぐにマップを渡してくれたのでちょうど午前8時にスタートすることができた。
 今回は坂道コースというだけではなく、ヘルシーウォーキングの場合普通はスタート&ゴールが同じ駅となっていて、コースは一周する形のラウンドコースなのだが、今回はスタートが「小樽築港駅」で、ゴールが「小樽駅」というワンウェイコースなのも私には初めての体験だった。

    
    ※ 「小樽築港駅」の北口は駅舎らしいものが見当たりません。前面が駅です。

 「小樽築港駅」は、その名が示す通り海に近いところにあり、コースは直ぐに海沿いに導かれる。最初は海を横眼に気持ち良いスタートを切ったのだが…。

    
    ※ 「小樽築港駅」の北口をでるとそこはもう小樽港でした。

 やがて内陸に導かれると、なんとなんと小高い「平磯公園」に導かれる。マップでは「平磯公園まで急な上り」と記されていた。この急な坂を喘ぎながら上っている時、私はある ことを思い出していた。それは、もう10年前のことであるが私は小樽市と姉妹都市だというニュージーランドのダニーデンという町を訪れたことがある。そのダニーデンにはギネスブックにも登録されている「ボルドウィン・ストリート」という世界で最も角度がきつい坂があった。私はその坂を思い出しながら喘ぎながら上ったものである。

    
    ※ 坂の角度を示す一枚です。これだけの角度があると、冬は付近の方々は大変でしょうね。

 公園の頂点からの景色は下界が一望でき、それはそれで素晴らしかったのだが…。

    
    ※ 「平磯公園」の最上部から写した一枚です。小樽の市街が眼下に見えます。

 上ったからには、続いて下りである。徐々にコースは下るのだが、途中には小樽水産高校、潮見台中学校、潮見台小学校、小樽潮陵高校と次々と学校が現れる文教地区のような様相を見せながら小樽の街中へと向かった。また由緒ある(?)住吉神社もコース上に見ることができた。

    
    ※ 名門小樽水産高校の建物です。
    
    ※ 商都・小樽を支えた住吉神社の第一鳥居です。

 コースは住吉神社から街中へと導かれる。昨年のウォークでも通った「メルヘン交差点」を過ぎると観光客が散策する商店街が続くが、私たちのようにただ歩き過ぎるだけの者にはなんだか場違いな感じもしながら歩いた。

    
    ※ オルゴール堂などが立ち並ぶ「メルヘン交差点」です。
    
    ※ 界隈は写真のような古い建物、お土産屋、食べ物やが混在しています。

 そして小樽観光の目玉である「小樽運河」沿いを歩く。運河には観光船もスタンバイしていたが、時間的にはまだ早いようだった。

    
    ※ 小樽観光の目玉である「小樽運河」です。

 そして「小樽市総合博物館」を横目に、街並みが途切れたあたりから二つ目の急坂「手宮公園」に向かっての上り道が待っていた。こちらも「平磯公園」の上りに負けず劣らず長く厳しい上りが続いた。私を追い抜いて行った若い女性が「まだ続くのですかぁ~」と言いながら、軽やかに上っていった。
 「手宮公園」は「緑化植物園」も併設しており、小樽の桜の名所になっているようだ。ちょうどその桜が満開時とあって、多くの人が訪れていた。そして「手宮公園」からの展望もまた素晴らしいものだった。

    
    ※ 「手宮公園」の最上部から眺める小樽港です。

 「手宮公園」を下りると、なんと「小樽市総合博物館」の横に出てきた。私たちは博物館をぐるっと遠巻きにして、しかも坂道を上り下りしていたのだった…。

    
    ※ 「小樽市総合博物館」の前庭です。

 「手宮公園」の高台を下りた後は、「旧手宮線跡」を辿り、小樽の市街地を通ってゴールの「小樽駅」を目ざすだけだった。

    
    ※ 「旧手宮線跡」は保存され、観光客や市民の散策路となっています。

 昨年のコースは比較的平坦なコースだったが、今回はまったく別な小樽を紹介してもらったような気がした。しかしよく考えると、今回の方がより小樽らしいコース設定なのでは?とも思えた。また、ワンウェイコースというのもなかなか面白いと思えた。

    
    ※ こちらも古風な印象のゴールとなった「小樽駅」です。

 今年もまた積極的にJRヘルシーウォーキングに取り組もうと思っている。JRの担当部局が設定したコースは、街の名所を上手に取り入れているので、その街を知るうえでとても良い機会を与えてくれている。イベントウォークはもちろんのこと、いつでもウォークも積極的に取り組み、北海道内の街をもっと知りたいと思っている。
 なお、ヘルシーウォーキングのナンバーリングは昨年からに引き続いて打ってゆくことにしたいと思い、今回は㉖とナンバーリングを打つことにした。はてしてどこまでナンバーリングを伸ばすことができるだろうか??

えっ!?ヒグマと遭遇?

2024-04-24 16:30:47 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 えっ!?何? この獣の鳴き声は? か細い声鳴き声が聞こえた後に、野太い唸り声が続いた…。思わず足を止めて耳をそばだてると、二度、三度と同じような声が続く…。私は最悪のケースを想像し、凍り付いてしまった。

      
 ※ 本日使用したマップです。スタート地点、 ゴール予定地点。そしてクマ(?)の鳴き声を聞いた地点を表記しました。

 本日、「さっぽろラウンドウォーク」の事前踏査の第3弾として「セクション2」の区間を歩いてみることにした。コンディションは薄曇り(花曇り)暑くもなく、寒くもなく、歩くには絶好のコンディションだった。
 セクション2は「旭山記念公園」から「宮の沢ふれあい公園」までの約12キロである。
 本番を想定し、地下鉄で「円山公園駅」まで移動し、「円山公園駅」のバスターミナルから9時15分発の「旭山公園前行」のバスで移動した。

    
    ※ 旭山公園内のセクション1と2の連絡地点です。

 バスを下車し、セクション1のゴール地点、つまり本日のセクション2のスタート地点に向かった。この地点が25,000分の1のマップではいま一つはっきりしないのだが、アプリでは容易にその地点を見つけることができた。

    
    ※ 旭山公園内の木々はまだ葉を付けておらず、ちょっと寒々とした光景です。

  さっそく、旭山記念公園内の林道を抜けて円山西町方面へ抜けた。その途中に「円山西町庭園」という立派な鉄柵に囲まれた庭園が目に入った。「これは何だろう?」と思い帰宅してインターネットで調べたが良く分からなかった。市の公園緑化係にも聞いてみたがやはり分からなかった。
    
    ※ 鐘柵越しに「円山西町庭園」を写しました。
    
    ※  コース途上の「ユースの森」というところでエゾエンゴサクの群落を写しました。
    
 その後、円山西町、そしてそれに続く円山の住宅街を通り「三角山」に向かった。「三角山」は山頂には向かわず、裾野を周回するような形で一般道路に降り、今度は「琴似発寒川」沿いを上流に向かった。川沿いはちょうどエゾヤマザクラの満開に遭遇したようでたくさんのサクラを愛でることができた。

    
    ※ 琴似発寒川沿いの散策路のサクラはちょうど満開と云った感じでした。

 そして、札幌市内の散策路では私がイチオシの「西野緑道」へと導かれた。「西野緑道」はいつ行ってみても、きれいに整備されていて理想的な散策路に映るのだが、その要因をいつか探ってみたいとも思っている。

    
    ※ 私がイチオシの西野緑道の一部、シラカバ並木です。

 そしてコ―スは西区の西野地区に導かれる。西野地区の住宅街を抜け、セクション2としては最後の上りとなる「西野市民の森」へと導かれる。私はこの「西野市民の森」には何度も訪れたことがあり、かつて知ったる森林浴コースである。
 その「西野市民の森」に入ってそれほど経っていない時だった。(おそらく市民の森に入って1キロくらい行ったところである)コース脇の小高い笹藪の中から獣のか細い鳴き声が聞こえたのだ。するとその声に続いて野太いうなり声のようなものが重なって聞こえてきた。私は思わず立ち止まってしまった。すると、二つの獣の声はその後も何度も何度も繰り返された。私はその声を聞いていて、子鹿がヒグマに食べられているのではないか、と連想してしまった。そう考えると、私は凍り付いてしまい、足は一歩も前に進むことができなくなってしまった。あるいは親グマと子グマがじゃれ合っていたのかもしれないのだが…。しかし、それとても私にとって危険なことには変わりはない。私はクマ(かな?)に気付かれぬように後ずさりしながら現場から遠ざかった。

    
    ※ 西野市民の森の散策路の一部です。獣の鳴き声は左手の笹藪の中から聞こえてきました。

 事前踏査の計画は途中挫折という結果になったが、それは仕方のないことと諦めるしかない。私が聞いた獣の声がはたしてヒグマの声だったのか、どうか、真実は不明のままだが、君子(?)危うきに近寄らずである。何事もなく帰宅できたことをヨシとしなければならい。

さっぽろラウンドウォーク セクション3(宮の沢ふれあい公園⇒石狩南高校)

2024-04-16 20:05:43 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 さっぽろラウンドウォークの2度目の事前踏査を本日、薫風が吹く中を気持ち良くウォークすることができ、事前踏査の役割をそれなりに果たせたと思っている。それにしても今回はアプリの威力を十二分に感得することができた!
※ あれっ? “薫風” って、5月の風でしたっけ? 心地よい風にあたったために思わず “薫風“ などと表現しちゃいました。
      

      ※ 本日はこの「さっぽろラウンドウォーク」のセクション3を歩きました。

 このところ原因不明の腰部の痛み(いわゆる腰痛とはまた違った痛みである)に悩まされてもんもんとした日々が続いていた。整形外科に行っても原因が分からず、とりあえず様子を見るということだったので、痛みが和らいだ今日、様子見を兼ねて思い切ってラウンドウォークを試みてみた。
 本来であれば、3月11日に次いでセクション2の事前踏査をすべきなのだが、セクション2はセクション1に続いて山間部のため、例え雪は消えていたとしてもコースがまだぬかるみ状態なのでは?と考え、セクション3を先に踏査することにした。
 そこでセクション3のスタート地点である「宮の沢ふれあい公園」に近い地下鉄「宮の沢駅」まで地下鉄で移動した。

    
    ※ セクション3のスタート地点である「宮の沢ふれあい公園」です。
    
     ※ 「宮の沢ふれあい公園」の隣は「白い恋人サッカー場」です。J1のコンサドーレの選手たちがトレーニングに励んでいました。 今年はピンチです。頑張ってほしいですね。

 「宮の沢ふれあい公園」からは「中ノ沢川」沿いを下流に向かってウォークするコースだった。「中ノ沢川」はけっして大きな川ではないが雪解け水が勢いよく流れていた。

   
   ※ 「中ノ沢川」の上流部はまだ細く、川沿いの道も整備されていませんでした。

 ここでアクシデントが発生した。実は今年ウォーキングパンツを新調したのだが、それが黒色だったので、それとコーディネートしようと古い黒のウォーキングシューズを用いたのだが、古さゆえにシューズの底が剥がれてしまったのだ。そうなるともう普通にはとても歩けない。「止めようか?」と思った時、幸いにも近くにホームセンターの看板が目に入った。そこで接着剤を購入し、応急処置を施してなんとかそれ以降もウォーキングを続けることができたのはラッキーだった。
 中ノ沢川沿いは途中からはきれいに舗装され、市民のウォーキングコースともなっていて、サクラ並木ももうすぐ開花を控え、蕾が膨らんでいた。

   
   ※ 「中ノ沢川」も下流に来ると、このように散策路が整備されていました。

 スタートから1時間少々歩いたところには「富丘東公園」という小公園があり、トイレもベンチも整備されていたので小休止には最適の場所ではとチェックした。

   
   ※ JR稲積公園駅の駅舎です。
   
   ※ 駅に附設するようにJR函館線を跨ぐ跨線橋が整備されていました。跨線橋の上は道路です。

 コースは「JR稲積公園駅」のところでJR函館線を跨線橋で跨ぎ、各種運動施設が広がる「手稲稲積公園」へ導かれる。そして今度は「中ノ沢川」と同じく「新川」の支流である「軽川」沿いを歩いて「JR手稲駅」へと導かれる。

   
   ※ 跨線橋を渡ると、すぐに「手稲稲積公園」が広がっています。
   
   ※ こちらは「軽川」沿いの散策路です。

 私はここでちょっとコースから外れ、手稲駅の近くにある「手稲神社」に参って御朱印をいただいてきた。(後日レポします)

   
   ※ 「手稲駅」の北口です。

 手稲駅からは駅の北側に広がる住宅街を横断し「新川」に向かうのだが、住宅街を通るコースは「プロムナード手稲」、そして「前田緑道」と車道から少し離れて歩道が設置されていて、どちらも市民が散策するのに適した歩道となっていて、歩いていて気持ちが良かった。この歩道にはベンチも適度に配されているので、どこかで休憩するのに適しているように思われた。

   
   ※ 手稲前田地区の住宅街に延びる「プロムナード手稲」の散策路です。ところどころにベンチも配されています。
   
   ※ こちらは「前田緑道」です。 右手の建物は「北海道科学大学」の建物です。

 二つの散策路を経て、コースはやがて「新川」に導かれる。対岸の「前田森林公園」に向かう「前田森林公園橋」を渡り対岸に出て、「新川」沿いを東に向かう。本来であれば「新川」沿いの散策路がコースなのだが、一部がまだ雪に覆われていた(冬期間の雪捨て場だったのかな?)ため、新川通沿いの歩道を歩く。
   
    ※ 新川に架かる「前田森林公園橋」です。
   
   ※ たくさんの支流の流れを集めた新川の流れです。
   
   ※ 新川沿いの一部にはこのように雪が融け残っていて、ショベルカーが融雪を進めるために出動していました。

 そして「新川中央橋」まで達したところで、新川通を跨いで住宅街へと導かれる。ここで威力を発揮したのが「さっぽろラウンドウォークアプリ」である。コースは住宅街の細い道に導かれたのだが、事務局が発行している25,000分の1のマップでは、住宅街の細かな道はどうしても読み切れない。ところがアプリだと自由にマップを拡大できるために細かな道も迷わずに進むことができる。実はこのアプリを使えるようになるため、私は何度も事務局のお尋ねしてようやく使えるようになったのだが、アプリを初めて使ってみて百万人の味方を得たような気分である。

   
   ※ 新川の北側に広がる住宅街を流れる「発寒吉川」です。なんと私は、この写真以降カメラを構えることを忘れてしまったようで、一枚も写していないというミスを犯しました。

 そして住宅街を進む中で、コースは札幌市域から石狩市の住宅街に導かれた。住宅街をしばらく進むと高校生の下校途中に出会い、ゴールの「石狩南高校」が近いらしいことが分かった。そしてちょっとした市街地に出て、やがて「石狩南高校」の前に到着した。
 ここからはバスで地下鉄「大麻駅」に向かった。
 本番では、ここのバス停「石狩南高校前」から地下鉄「大麻駅」に向かう時と、反対に地下鉄「大麻駅」からバスで「石狩南高校前」まで来なければならない場合がある。そのためバス停の時刻表を写し、地下鉄「大麻駅」のバスターミナルで「石狩南高校前」行のバス時間をチェックしてから地下鉄を駆り、我が家へと帰ってきた。
 気温の方は思っていたほど上がらず、川沿いのコースは適度な風も吹いていて、気持ち良く歩くことができた。
 腰の痛みもまったく感ずることなく歩き通すことができホッとしている。コース自体は約12キロと表示されていたが、S & Gまでの距離や、コースから離れたことも何度かあったこともあり、スマホの歩数計を確かめると19キロと出ていた。それでもそれほど疲れを覚えることなく家に帰りつけたのはちょっと自信になった。
 この後も、機会を見つけて事前踏査を継続したいと思っている。             

   

さっぽろラウンドウォーク セクション1(真駒内駅 ⇒ 旭丘記念公園)

2024-03-11 19:11:23 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 満を持して(?)「さっぽろラウンドウォーク」事前踏査に挑んだ。しかし、昨日は未明から朝にかけて降った雪が考えていた以上に私を苦しめることになった。なんとか予定どおりにセクション1を踏査したものの私は疲労困憊の状態で家に帰り着くとともに、ある不安が頭をもたげてきた…。

     
  ※ さっぽろラウンドウォークの全コースの概念図です。私がこの日歩いたのは
    緑線の部分、セクション1のところです。

 北大観光高等研究センターが主導する形で札幌市街地を囲むように一周するトレイルコース「さっぽろラウンドウォーク」一周140キロのコースが設定されたことは以前に拙ブログで投稿した。そしてできれば今夏に仲間と一緒に踏破したいと書いた。
 そこで言い出しっぺである私は彼らと周る前に一度コースを体験しておいた方が良いと考えていた。そしてそのチャンスをうかがっていたのだが、「今日がチャンスでは?」と考え、実行に踏み切った。
 昨日(3月10日)朝10時、セクション1のスタート地点である地下鉄「真駒内駅」に立った。私は雪の状態を見て、最初から靴には軽アイゼンを装着して歩行することにした。

     
     ※ 地下鉄「真駒内駅」(背後の黒い建物)の前です。  

 まず目指すは「エドウィンダン公園」である。幸いなことに雪が降った直後だったにも関わらず公園内の遊歩道は除雪されていた。公園内に建つ北海道酪農の産みの親と云われるエドウィンダンの立像をカメラに収めた後、マップに従い「真駒内川」堤防に向かった。

     
     ※ 「エドウィンダン公園」の中に立つエドウィンダンの立像です。

 堤防ではバズーカ砲のような望遠レンズを携えた人に多く出会った。野鳥を狙うカメラマンがとても増えているようだ。
 堤防を進むとやがて「真駒内公園」に至る。「真駒内公園」の遊歩道では散歩する人、ランニングに励む人などが雪が降って足元が悪いにもかかわらず体力づくりに励んでいた。

     
     ※ 真駒内川の細い流れです。

 「真駒内公園」を横切る「五輪通」を越え、再び「真駒内川」の堤防にコースは移ったのだが、そこは数日前に人が歩いた跡が微かに分かる程度で早朝に降った雪が積もり、私は堤防をラッセルしながら進まねばならない状況に追い込まれた。堤防上のラッセルを1キロくらい強いられただろうか?私の体力はここでかなり削られてしまった。

     
     ※ この堤防上のラッセルを強いられました。

「真駒内川」が「豊平川」に合流した地点からまもなく「豊平川」に架かる人道橋「藻岩上の橋」を渡り対岸へ出た。

     
     ※ 豊平川に架かる「藻岩上の橋」とその背後の藻岩山です。

少しの間国道沿いを歩き、藻岩山の登山口がある「藻岩山市民スキー場」を目指した。藻岩山の登山口までもかなりもかなりの上りが続いたが、軽アイゼンが効いてゆっくりではあるが一歩一歩登山口に近づき、スタートから2時間10分をかけて登山口に到達した。

     
     ※ 登山口「藻岩山スキー場口」の看板は雪に埋まっていました。

 ここからがこの日の最大の誤算だった。「藻岩山」自体には何度も登っている私だが、そのほとんどは「慈啓会口」を往復するコースだった。「スキー場口」からのコースは過去に2~3度登っているが、全て夏山だった。「スキー場口」からのコースは思っていた以上に斜度のあるコースだった。軽アイゼンの爪が効かなくなるケースが増えてきた。この日は登山の助けとなるポール(ストック)も持参していなかった。斜度がきついところでアイゼンの爪が効かずに滑ってしまうとお手上げだった。特に、「藻岩山市民スキー場」の名物「うさぎ平」の急斜面の脇を上るところでは、何度も何度も靴が滑り、その度に転倒を余儀なくされた。そうしたことを何十度繰り返しただろうか?まさに恐る恐る登り続ける登山だった。それと共に私の体力は削りに削られた。もうこの時点で私は疲労困憊の状況に陥っていた。

     
     ※ 「うさぎ平」を滑るスキーヤーと私の前を行く登山者です。

 途中、藻岩山のロープウェイの「中腹駅」を通過して、「山頂駅」に着いたのは登山を開始して1時間50分後の14時だった。

     
     ※ 藻岩山ロープウェイの「中腹駅」です。
     
     ※ こちらは「山頂駅」(=藻岩山山頂)です。

 疲労はしていたが、帰りのバス時間が気になり水分を補給しただけで、すぐに下山に取り掛かった。
 下山はかつて知ったる「慈啓会口」コースの一部である。多少アイゼンが効かないようにところがあったものの、なんとか馬の背分岐に辿り着いた。そこから私が目ざすのは「慈啓会口」ではなく、「旭山公園口」である。

     
     ※ 馬の背分岐の「旭山公園口」方向を示す看板です。
    
※ 残念ながら今回の写真はここまでです。疲労困憊の私にはカメラを構える余裕も無くなっていました。

 ここからがまた大変だった。「旭山公園口」は馬の背から何度も何度もピークを乗り越えて進まねばならないのだ。そのピークを目ざす上りも下りと急傾斜なのだ。今度は上りも下りもアイゼンが効かないために、またまた何度も何度も転倒をくり返した。私が数えたところ大きなピークが3度、それ以外に小さなピークもいくつか訪れた。
 私と出会った登山達は「お爺さん、だいぶん疲れているなぁ」と思いながら行き交ったことだろう。バス時間を気にしながら、結局1時間30分を要して、ようやく「旭山公園前」バス停留所に辿り着いた。
 「15時35分発の円山公園駅行のバスに間に合ったぁ!」と安堵したのもつかの間、バス停の時刻表を確認すると、私が記憶していたのは平日ダイヤだったのだ!日曜ダイヤは出発した後で、次の便は17時を回ってからとなっていた。
 とてもそれまで屋外で待てるはずがない。私は疲れ切った体に鞭打って、我が家まで約4キロを徒歩で帰ることを強いられてしまったのだ。家に帰り着いたときは、疲労困憊状態でようやく辿り着いたという状態だった。
 いやいや、昨日は大変な1日となってしまった。と同時に不安が頭をもたげてきた。「さっぽろラウンドウォークを一緒に歩きませんか?」などと呼びかける資格が私にあるのか不安になってきたのだ。
 冬山であったこと、さらには新雪が降ったという夏とは違うコンディションではあったが、はたして皆さんをリードしながらウォークすることなどできるのか? これは今しばらく検討しなくてはならなくなった…。う~ん??


歩く

2024-02-29 21:46:18 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 昨年の秋ごろから “歩く” ことにこだわっている。キッカケは札幌市が私たち70代以上の老人に対するサービスとして提供している「敬老パス」の制度を見直すと発表したことだった。以来、あまりにも公共交通に頼り過ぎていたことを反省し、“歩く” ことに少しこだわってみようと考えたのである。


※ プレゼントの一つとして届いたオリジナルタオルです。

 昨日、JR北海道の「JRヘルシーウォーキング」事務局からレターパックが届いた。内容物は、2023年度に取り組んだ「JRヘルシーウォーキング」に参加した回数(ポイント)に応じて主催者からのプレゼントが届いたのだ。
 私は昨年、「JRヘルシーウォーキング」の「イベントウォーク」と「いつでもウォーク」併せて24コースを歩いた。その中で札幌から遠方のところは1ポイント加算されたり、さらには雨天の場合も1ポイント加算されたり、などして合計34ポイントを獲得した。
 30ポイント以上獲得すると、「mont- bellオリジナルスリムワレット」「特製ピンバッチ」「オリジナルタオル」の3品がプレゼントされることになっていたのだが、そのプレゼントが昨日届いたのだ。 

   
   ※ こちらはmont- bellオリジナルスリムワレットの外側(上)と内側(下)です。
   
 参加費がかからないイベントで、これだけプレゼントしてくれるのだからJR北海道も太っ腹(?)である。私が “歩く” ことにこだわっているのはこの「JRヘルシーウォーキング」に参加したこともベースとなっているのかもしれない。
 “歩く” ことにこだわりはじめてから、市の中心街が行われる講座やコンサートは往復ともに歩くことが多くなった。市の中心街までは地下鉄で2駅分あるが、今は“歩く” ことが当然と思い始めるようになった。
 今年に入ってからは、それより遠い「札幌コンサートホールKitara」で行われるコンサートにも時間に余裕がある時は徒歩で向かうようになった。(Kitaraまでは我が家から4km弱ある)
 こうすることで、私のスマホの歩数計は今年に入って本日現在で一日平均の歩数は1万歩を超え、歩いた距離の平均は一日6.9kmと表示されている。昨年一年間の一日平均の距離数が4.7kmだから凄い伸びである。ただ、今年はまだ2ヵ月しか経っていないので何とも言えないが、せめて一日平均6kmをキープできたらと思ってはいるのだがどうだろうか?
 そのためにも今年も「JRヘルシーウォーキング」には積極的に参加したいと思っているし、過日レポした「さっぽろラウンドウォーク」にも挑みたいと思っている。

     
     ※ 可愛い特製ピンバッジです。

 そのことが多少は自らの健康づくりに繋がると信じてできるだけ “歩く” ことにこだわってみたいと思っている。このこだわりは思わぬ副産物も産んでいる。それは妻も密かに “歩く” ことにこだわり始めたのだ。「今日は○○歩いたわ」と呟いている。互いに切磋琢磨したいとも思っている。                               
 ただ、熱しやすく冷めやすい私のことだから、いつまで続くだろうか???
                                         

ヘルシーウォーキング㉔ in 日本遺産「炭鉄港」構成文化財と小樽ウォーク

2023-11-14 17:02:17 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 今シーズン最後となるヘルシーウォークは、雪が舞い落ち肌寒い中でのウォークとなった。しかし古都・小樽市は見どころも多い。小樽港を横目に見ながら他の街では見られない光景を楽しみながらのウォークとなった。
    
 11月12日(日)、イベントウォークとしては今年最後となる小樽ウォークに挑んだ。
  
  ※ 今回のウォーキングのS & G
 8時30分、スタート地点の「小樽駅」発った。まずは真っすぐに小樽港に向かうのだが、途中から右に折れて「旧手宮線跡地」を往くと、日陰のところには前夜に降った雪が融けずに残っていた。
  
  ※ 小樽駅から小樽港に向かうメインストーリートです。
  
  ※ 旧手宮線跡に今も敷かれている線路です。
  
  ※ 手宮線跡地の日陰部分には雪が融け残っていました。

 「日銀旧小樽支店前」を通り、コースは「堺町通り」に導かれる。この通りは歴史的建造物も多く、土産物店や海産物を提供する飲食店なども目立ち、観光都市・小樽のメイン通りのようだ。朝まだ早く観光客の姿は目立たなかったが、お店の人たちは開店準備に追われているようであった。途中には「メルヘン交差点」と呼ばれる五差路の交差点があったが、なるほど「オルゴール堂」をはじめ、洋風の古い建物が集まった交差点だった。
  
  ※ 旧日本銀行小樽支店の建物は保存されています。

  
  ※ まだ目覚めていない小樽の観光メインストリートの「堺町通り」です。

  
  ※ 通りには写真のように派手な看板を立てた海鮮丼なとの店が並んでいました。
  
  ※ イタリア・ヴェネツィアの中世の宮殿を再現したと言われる「北一ヴェネツィア美術館」です。
  
  ※ メルヘンチックな建物が五差路交差点を囲む「メルヘン交差点」です。正面の建物が「オルゴール堂」です。 

 コースは「堺町通り」を過ぎてもなおまっすぐに南東に向かって伸びていた。その先には私が昨年2月に訪れたことのある「小林酒造」の「亀甲蔵」の古い建物が見えてきた。
  
  ※ 木造の歴史ある(?)木造の建物の小林酒造の「亀甲蔵」です。

 さらにコースは東へ伸びていた。その先には巨大な構造物「ウィングベイ小樽」が屹立していた。「ウィングベイ小樽」は1999年に大型複合商業施設「マイカル小樽」として当時国内最大級と謳って華々しく開業したが、長くは続かず2001年には早くも破綻したそうだ。その後を受け、2003年に「ウィングベイ小樽」として再スタートを切ったそうだ。私は華やかに開業した直後と、数年前に訪れたことがあるが、施設が大きいだけに内部は閑散とした感じは否めなかったことを憶えている。
 この巨大な建造物の横を通っていた時、一時的ではあったが雪が激しく降った。
  
  ※ 巨大すぎてカメラに収まらない「ウィングベイ小樽」の横を通過する際に急に雪が激しく降り出しました。

 コースは「ウィングベイ小樽」を取り囲むようにしてUターンをして、今度は海岸沿いの道路を北西方向に一直線に進んだ。時折り小樽港を望みながら、道路沿いには運送会社や倉庫など海運業関係の会社が立ち並ぶ中を進んだ。
  
  ※ 帰りのコースでは、ところどころで小樽港が顔を見せてくれました。

 小樽名物の「小樽運河」が近づくと、小樽軟石を使った古い倉庫群が飲食店などに改装された一角の前を通った。私はマップをよく見ていなかったこともあり、お馴染みの「小樽運河」が現れるものと思い歩を進めていたが、実はコースは「小樽運河」の裏側を歩いていたことに気が付いた。
  ここではやはり「小樽運河」の写真を撮らなくては、と一時コースを外れ写真を一枚撮った。併せて運河沿いにあり建物の解体がささやかれている「旧北海製缶会社」で解体に反対する市民の方々がイベントを開催していたのでちょっとだけ覗かせてもらった。
  
  ※ 小樽観光の顔ともいえる「小樽運河」です。
  
  ※ 運河沿いにあって解体が噂される旧北海製缶工場の建物です。

 コースに戻り、小樽港の北外れ近くに来たところに「小樽市総合博物館」があった。「小樽市総合博物館」は鉄道関連の実物展示が呼び物の一つであるが、道路からもそれらの貨車や客車を望むことができた。また、博物館の近くには「手宮洞窟保存館」もあった。
  
  ※ 小樽市市街地の外れに立つ「小樽総合博物館」の前庭です。
  
  ※ 博物館の建物後方には、鉄道関連の列車や機関車が野外展示されています。
  
  ※ 古代の洞窟壁画が発見された「手宮洞窟保存館」です。

 コースはゴールの「小樽駅」を目ざして再び東に舵を切り、ゴールを目ざした。その途中に「小林酒造本店」の古い建物が存在感を誇って建っていた。こちらの方は酒販専門のようで、酒造りは先に見た「亀甲蔵」の方で製造しているようである。
  
  ※ 小林酒造本店の歴史ある建物です。

 そして11キロを歩いて2時間半後にゴールの小樽駅に着いた。
 雪模様とあって、けっこうな寒さの中、途中でウェアを重ね着するなどして歩いたが、古都小樽の見どころがいっぱいに詰まった、退屈のしない素晴らしいコース設定だと感じた小樽コースだった。
 これで今シーズンのJRヘルシーウォーキングは最後となったが、25回のウォーキングを楽しめた一年だった。身体さえ許せば、今年歩くことのできなかったコースを中心に来年もまた楽しみたいと思っている。

ヘルシーウォーキング㉒ in 砂川ハイウェイオアシス館と、すながわスイートロードウォーク

2023-10-29 18:52:41 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 かつて東洋高圧という大企業が立地していた街だからだろうか、小さな街と思っていたが(人口1万5千人余り)、思っていた以上に広がる市域を巡り歩くコースだった。秋深く、肌寒いくらいの天候だったがウォーキングにはむしろ心地良いコンディションの中でウォーキングを楽しんだ。 
      
 10月28日(土)、個人的には10回目となる「イベントウォーク」砂川コースに参加した。(残りの14回は「いつでもウォーク」での参加である)
 札幌から列車を利用し、午前9時にスタート地点の「砂川駅」頭に立った。天候は薄曇り、気温はやや肌寒かった。
  
  ※ 砂川駅の駅舎です。
 スタート地点では、「すながわスイートロード協議会」の方が、参加者に「ちょっぴりプレゼント」と称し、お菓子を配布していた。いただいたパンフレットによると、砂川には菓子メーカーとして有名な「北菓楼」を始めとして17軒もの菓子店やスイーツを提供するカフェがあるという。それらが主として国道12号線沿いに並んでいるため「スイートロード」と呼んでいるようだ。
  
  ※ 「すながわスイートロード協議会」が提供してくれたお菓子とパンフレットです。
  
  ※ 国道12号線です。
  
  ※ 砂川市の消防の望楼だと思われます。砂川市の公共施設には写真のような三角屋根の建物が目立ちました。
 コースは砂川駅をスタートして国道12号線を一時南下して数件の菓子店を横目に過ぎるが、直ぐに反転して国道の裏の道路を北上する。国道の裏はもはや商店街ではなく住宅街が続く道をひたすら北上した。途中、左手に「北光公園」という大きな公園があり、その中には「北光沼」と称する大きな沼も見えた。
  
  ※ 「北光公園」の「北光沼」です。
  
  ※ 見事に色付いた街路樹を写してみました。
 長々と北上を続けたコースはやがて国道12号線に導かれるが、それでもなお北上を続けた。すると道路沿いにちょっと厳めしい感じもする「北菓楼本店」があった。
  
  ※ こちらは黄葉したイチョウの並木です。
  
  ※ 「北菓楼本店」の建物です。
 「北菓楼本店」を過ぎるところで思わぬ出会いがあった。私が所属する「めだかの学校」の会員がこのウォーキングに参加している方に出会ったのだ。この出会いから以後ゴールまで一緒することにした。いつもヘルシーウォークは独りで参加していたが、この日はこれ以降、あれこれと話をしながらのウォークとなった。
 コースは国道と別れてJR函館本線を跨ぐ「石山跨線橋」を渡っていわば砂川市の裏側に出る。すると道路際の広々とした敷地に我が国唯一の馬具メーカーであり、革製品メーカーとしても名高い「ソメスサドル」本社工場が視界に入ってきた。
  
  ※ JR函館本線を跨ぐ「石山跨線橋」です。
  
       「ソメスサドル」の本社工場です。         
 さらに北上するコースの脇に今年3月に閉校したばかりの「旧石山中学校」の校舎が目に入った。校舎の窓には最後の生徒たちが窓にさまざまなメッセージを書いたものを掲げていた。最近の北海道は過疎化によって閉校する学校が増加しているようだ。閉校のニュースを聞くのは寂しい限りである。
  
  ※ 閉校記念の石碑が立つ旧石山中学校です。
 コースはやがて「道央自動車道」を跨ぎ、高速道のPA「砂川ハイウェイオアシス館」に導かれる。ハイウェイオアシス館は、スイーツの街砂川らしくお菓子類を中心に品揃えが豊富なように見えた。
  
  ※ 道央自動車道を金網越しにパチリと。左手向こうに砂川ハイウエイオアシスが かすかに見えます。
  
  ※ 砂川ハイウェイオアシス内のデコレーションです。
 ハイウェイオアシス館を過ぎるとコースは単調な田舎道が続いた。コースの周りは刈り取りを終えた水田が広がる光景が続いた。その中で、北海道の穀倉地帯に水を供給する。「北海幹線用水路」が見えたが、かなり幅の広い川のように見えたが、農閑期とあって水量はほとんどない状態だった。
  
  ※ コース後半は写真のように役割を終えた田んぼが広がっていました。
  
  ※ 「北海幹線用水路」です。水量は最も少ないようでした。
 その他は特にレポするような光景に出会わず、同行した「めだかの学校」の会員と会話をしながらゴールの「砂川駅」におよそ2時間半後に到着した。歩行距離は約12Kmだった。
  
  ※ 砂川駅の駅裏です。公民館的施設が駅舎と繋がっていました。
 前回の「いつでもウォーク」で歩いた「新函館北斗コース」の際は腰痛に悩まされ不安があったが、今回はどこにも異常が出ず気持ち良くウォーキングを終えることができてホッとした。今シーズンは残り一つの「イベントウォーク」の参加を予定している。

ヘルシーウォーキング㉑ in 豊穣な大野平野に拓けたまち、新函館北斗ウォーク

2023-10-21 20:04:29 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 広い平野の真ん中にポツンと出来たような「新函館北斗駅」をS & Gとするコースを北東北の縄文遺跡巡りの帰途に歩いた。途中から雨の降るコンディションの中、私の体調も良くなく、かなり辛いウォーキングとなってしまった。
    

 10月19日(木)、朝早くに函館から「新函館北斗駅」に移動してJRヘルシーウォーキングに挑んだ。
  
  ※ 新設された「新函館北斗駅」です。
 今回は最初から躓いてしまった。コースマップによると駅を出て直ぐに西へ向かうことになっている。私は当然駅前の道路を西に向かうものと考え、その道路を辿ったのだがとどうもその後が続かない。周辺をあちこちとウロウロすること15分、再び駅に戻ってみると、どうやら駅の建物の直ぐ前のコンコースを西へ向かうらしいということに気が付いた。私はこうしたウォーキングの場合は道路を歩くことが当然と考えていたために起こってしまったミスだった。
  
  ※ 若い世代の方はご存じないだろうが、昭和の大歌手だった三橋美智也は旧上磯町出身ということで北斗駅前に歌碑が建てられていました。
 コースを巡ってみて、「北斗市」というのは、平成の大合併で2006年に「大野町」と「上磯町」が合併して誕生したのだが、「新函館北斗駅」は旧大野町の市街地から少し離れたところに誕生した駅であることが分かった。
 駅をスタートしてまず旧大野町の中心街から離れた住宅街を歩くことになった。周辺は旧農家のような建物がかなりの残っている地域だった。
  
  ※ コースの沿道に茅葺屋根の建物が現存していました。説明では雑貨店だったそうです。
 そして3キロくらい進んだところで、細い山道に導かれる。道路脇には「熊に注意!」看板が見えるなど物騒なところを歩かされることになった。目的はただ一つ、市街地から遠く離れた「八郎沼公園」というところに導くためである。
  
  ※ 写真のような山道を延々と4キロ近く歩かされました。熊が出そうです。
 沼とは言っても高いところにあるらしい。道はどんどんと上り続けた。曇り空で湿度が高かったため背中は汗ばんだ。細い道に入ってからやはり3キロくらい歩いただろうか?道路から少し下ったところに水辺が目に入った。「八郎沼公園」である。「八郎沼公園」は市民の憩いの場となっているようだ。周辺はきれいに整備され、水面には噴水が上がり、ライトアップするためのライトが並べられていた。近くにいた人に尋ねると「翌日から点灯する予定になっています」とのことだった。紅葉を夜に愛でるということだろうか?
  
  ※ 「八郎沼」です。沼面に噴水が上がっています。

  
  ※ 紅葉の季節を迎え、沼面にはライトアップの準備がされていました。
 「八郎沼公園」を過ぎると、市街地へ向かって一路山道を急いだ。ところが生憎雨が降り出してきた。周囲は樹々が繁り何もない中、ひたすら歩き続けた。ここで問題が起きた。私は若い頃に腰痛を患っている。それが疲れと共にぶり返してきたようだ。腰が真っすぐ伸びない状態でのウォーキングはかなり辛いものとなってしまった。
 市街地に入る直前、高校相撲で有名な「大野農業高校」の脇を通った。校舎の前庭には相撲に力を入れていることを表すように土俵が造られていた。
 市街地に戻ったところで残り5キロ。残りのコースはほぼ旧大野町の市街地を巡るコースだった。
  
  ※ 高校相撲の名門、大野農業高校の校舎です。
  
  ※ 校舎の前の敷地には土俵が造られていました。
  
  ※ 大相撲の前幕内(秋場所十両優勝)の一山本関は大野農業高校出身です。
 「せせらぎ温泉(北斗市健康センター)「北斗市郷土資料館(市役所総合分庁舎)などと商店街が並ぶ通りを歩いた。市役所総合分庁舎というのは旧大野町役場の庁舎だったようだ。北斗市の新庁舎は旧上磯町の庁舎を使用しているようだ。
  
  ※ 北斗市の健康センターを兼ねる「せせらぎ温泉」です。
  
  ※ 北斗市資料館と北斗市総合分庁舎(前大野町役場庁舎)の建物です。
  
  ※ 旧大野町のメインストリートです。
 市街地を離れて1キロ少々、周りにはホテルとレンターカー店が並ぶだけの「新函館北斗駅」に戻ってきた。
  
  ※ 新函館北斗駅の駅前です。東横インの建物ばかりが目立ちます。
  
  ※ 新函館北斗駅の駅舎内部の一部です。
 ウォーキングをする前1週間余り、あまり歩くことなく車の運転ばかりに終始していたことも影響し、いつも以上に辛い思いをしながらのウォーキングとなった。しかし、札幌から遠く離れた地域のヘルシーウォーキングはいつもと違い2ポイントをゲットできたので報われた思いである。                                

ヘルシーウォーキング⑳ in北海道ボールパークFビレッジと北広島ウォーク

2023-10-07 16:22:59 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 北広島市にFビレッジが誕生してこその新コースである。前日までの荒天が止み、秋晴れながらやや肌寒いくらいの気温の中、Fビレッジ、そしてエルフィンロードを気持ち良くウォーキングを楽しめた北広島コースだった。
    
 本日、JRヘルシーウォーキングの「イベントウォーク」が北広島駅をS & Gとして開催された。私は設定されたスタート時間の8時30分に5分遅れの8時35分に北広島駅東口をスタートした。
 私は北広島市のことをよく分かっていないのだが、いったい北広島市は駅の東口と西口ではどちらが表玄関なのだろうか?私は西口にバスターミナルがあるので表口と見ていたのだが、今日歩いてみると住宅が密集し、公共施設も充実している東口が表玄関なのかな?とも思ってしまった。はたして真実は??
  
  ※ 円屋根が特徴の北広島駅の東口です。
  
  ※ 北広島駅の東口のすぐ近くに「北広島市芸術文化ホール」が建っています。
  
  ※ 写真のように住宅が密集している駅の東口近くの住宅街です。
 コースはまずその東口側の住宅街を練るように歩いた。住宅街の中を国道46号線も走っていた。
  
  ※ 住宅街を貫いて国道46号線が走っていました。
 やがてコースは札幌市と北広島市を結ぶ自転車道路に導かれる。このコースの北広島市側は「エルフィンロード」と呼称されているが、“エルフィン” とは、妖精を意味し、北広島市のマスコットキャラクターだということだ。
  
  ※ 札幌と北広島を結ぶ自転車道路「エルフィンロード」です。
 このエルフィンロードはJR千歳線に沿って走っており、私たちは札幌方面に向かって延々と3キロ以上遡ることになった。自転車道路は車の心配もなく、信号もないのでとても歩きやすい。サイクリングをする人やランニングする人たちと行き交いながらのウォーキングは楽しいものである。やがて自転車道路の脇に「自転車の駅」というサイクリストたちの休憩施設に到達し、コースはそこから折り返す。
  
  ※ エルフィンロードと並行するようにJR千歳線か走っています。
  
  ※ エルフィンロード脇に建つ「自転車の駅」です。
 このコースが「エルフィンロード」とは並行して走っており、「きたひろしま総合運動公園線(道々1180号線)」となっているが、どうやらFビレッジの誕生によって新設された道路のようである。というのもその道路に架けられている橋が「Fビレッジ245橋」、「Fビレッジ341橋」、「Fビレッジ73橋」となっていて、完成年月日が今年初めとなっていることから、どうやらFビレッジへのアクセス道路として設けられたのではないか、と参加者たちと話しながら歩いたのだった。
  
  ※ パークゴルフを楽しむ愛好者ですが、その向こうに新設なった「Fビレッジ245
            橋が見えます。
  
  ※ きたひろしま総合運動公園線(道々1180号線)の様子です。
  
  ※ 各橋には写真のような真新しい橋名板が取り付けられていました。
 やがて特徴のある三角屋根のエスコンフィールドが視界に入ってきた。そして球場の周りを一周するように歩いて球場内に導かれた。実はこの日の「イベントウォーク」は北海道日本ハムファイターズとのコラボ企画で、球場内の一角でヘルシーウォーク担当職員がスタンバイしていて、「オリジナルカード」を配布していたのだ。それをゲットした後、あるいは日本ハムの選手たちが秋季キャンプをエスコンフィールドで行っているのではないかと期待して覗いてみたのだが、残念ながらまだ秋季キャンプはやってはいなかった。
  
  ※ エスコンフィールドの裏側です。屋根は開放されていました。
  
  ※ フィールド内に選手の姿は見えず、芝の手入れが行われていました。
 エスコンフィールドを離れ、北広島高校の前を通り、コースは再び「エルフィンロード」に導かれる。ちょうどエスコンフィールドで野球の観戦を終え、北広島駅まで徒歩で向かう人たちのために造られた道路が「エルフィンロード」に連絡できるようになっているのである。そこを歩いて行くと、再びスタートした北広島駅東口に到達した。
  
  ※ 球場のすぐ横に建つ北広島高校の校舎です。
  
  ※ ゴーるの北広島駅東口が見えてきました。
 「イベントウォーク」の場合は多くのウォーカーと一緒に歩くことになるため、どうしても競うように歩いてしまう。だから今日も時速5キロくらいで12キロを歩いてしまった。ちょっと無理をしてしまった感がある。私の場合は時速4キロくらいで歩くのがちょうど良いのだが…。まあ「イベントウォーク」の場合は仕方のないことだ。「いつでもウォーク」で一人歩きの時には自分のペースで楽しんで歩くことにしたいと思っている。
     
 ※ ウォーキング参加者にプレゼントされたスタンプ付きのオリジナルカードです。                                      

ヘルシーウォーキング⑲ in 栗山公園と美しき丘陵風景、北の錦酒蔵ウォーク

2023-10-02 17:41:32 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 豪雨の後、ショートコースを巡った。小林酒造の旧工場群、栗山公園の小動物園、街並みの不思議な光景、と短いながらもいろいろと興味ある光景に出会ったウォーキングだった。     
    
    ※ 私が歩いたショートコースは市街地周辺の点線の部分です。
 とんでもない豪雨に出会った。ちょうど「由仁町コース」を終え、隣町の栗山町へ移動する時だった。雷が鳴り響き、ポツポツと来たなと思ったら10分もしないうちに滝のように雨が降り注ぎ、このままではテレビで見たように川のような中を車が進む姿が脳裏をかすめ恐ろしくなってきた。「これは危険!」と判断し、私は近くの駐車帯に車を停めた。すると雨はますます酷くなり、フロントから前が見えなくなるほどの降りとなった。
 そんな降りが30分間も続いたろうか?激しい降りはうたかたの夢だったかのように降り止み、太陽さえ顔を出し始めた。私は豪雨の中で「栗山コース」を歩くことは到底無理だと思っていたのだが、降り止んだ様子を見て迷い始めた。例え歩くとしても、その時間にスタートした場合、歩き終えるのは午後5時を過ぎてしまう。さあ、どうしよう??
 そこで閃いたのがショートコースを巡るというアイデアだった。実はJRヘルシーウォーキングでは、一つのコースに「基本コース(ロングコース)「ショートコース」と二つのコースが設定されている。「基本コース」はおおよそ13~11㎞くらいに設定されている。「ショートコース」はおおよそその半分くらいの距離に設定されている。私はこれまで全て「基本コース」を巡ってきた。「基本コース」こそより多くその地域を知ることができると考えていたからだ。せっかく栗山の地を訪れたのだから少しでも歩いてみたい。時間的、体力的に無理なら、ここは自らのこだわりを捨てででも「ショートコース」でも仕方がないと思い直した。
   
   ※ 「くりやまカルチャープラザEki」と合築した栗山駅です。
 そして町の交流施設「くりやまカルチャープラザEki」と合築した素晴らしい複合庁舎の前からスタートした。スタートして直ぐに、由仁駅と同じように駅舎内の跨線橋を渡り駅裏に移動した。
  
  ※ 跨線橋から見た室蘭本線と栗山駅です。
 駅裏近くには夕張川が流れており、その近くに栗山を代表する企業である「小林酒造」の古い工場群が一帯に保存されていた。そこには旧精米場を改装した「酒の郷なつかしホール」を始めとして、製麹室、蒸米場、旧事務所(現蔵元北の錦記念館)、あるいは一番蔵から六番蔵までなど明治年代に建てられた建造物が当時の面影を残しながら現存されていた。
  
  ※ 道路の窪んだところには豪雨の跡が残っていました。
  
  ※ 小林酒造の明治時代の旧精米場を改装した「酒の郷なつかしホール」です。
  
  ※ こちらは旧何番蔵かの建物です。
  
  ※ 小林酒造の旧事務所を活用した記念館です。
 北の錦記念館には以前訪れたことがあり、日本酒に強くない私だがあれもこれもと試飲した記憶があったが、今回は時間の関係もありパスした。
 続いて近くには、これも栗山の企業でユニークな「きびだんご」を製造販売する谷田製菓の本社工場の前を通過した。直売店で「きびだんご」を求めたいと考えたが、残念ながら日曜・祝日は閉店だった。
  
  ※ 「日本一のきびだんご」の谷田製菓の工場は看板の裏に建っていました。
 コースは室蘭本線を潜る地下道を通り栗山駅前に向かう。駅前まで来て、進路を東に向けて栗山の中心街を歩いた。ここはプロ野球監督だった栗山英樹監督が優勝パレードなどを行った通りだろう。通りには「まちの駅 栗夢プラザ」というユニークな建物も建っていた。
  
  ※ 室蘭本線を潜り抜けて、栗山町の中心街へ。
  
  ※ 中心街に建てられていた「まちの駅 栗夢プラザ」の建物です。
 続いて進路を北に向け、「栗山公園」に向かった。栗山公園は街の外れの小山全体が公園になっているところだ。「栗山公園」は小動物園があることでも知られているが、豪雨の後にも関わらず多くの家族連れが訪れて楽しんでいた。公園内には散策路が造られていて公園全体を散策できるようになっている。展望台からは栗山の町全体を遠望することができた。
  
  ※ 前方の小山全体が「栗山公園」です。
  
  ※ 栗山公園の手前には「栗山天満宮」がありました。
  
  ※ 栗山公園のエントランスです。
  
  ※ 栗山公園内の散策路です。
 栗山公園からは大きく迂回して市街地に戻るコースだった。途中に基本コース(ロングコース)に向かう分岐点があったが、できればいつかは再チャレンジしたいと思う。
  
  ※ 沿道の某飲食店の駐車場に栗山監督の偉業を讃える横断幕が掲げられていました。「おめでとぉぉお!!」がいいですね。
 コースの最後は栗山駅に向かって真っすぐにおよそ1.5キロに渡って延びるいわば栗山町の中心街を歩いた。その際に不思議なものを目にした。歩道を照らす背の高い街灯の他に、道端に人間の背丈ほど灯りの装置が目に入ったのだ。近づいてみると「GOEN DOOR(ご縁通り)」という表記が見えた。それは通りの家々の前に設置されており、それぞれにプランターに花が植えられていたり、印象的な物が置かれてあったり、とそれぞれが個性的にデコレーションされていた。それは通り全体ではなく、あるところまで行くとぱったりと途絶えていた。私はそれを見て、「これは行政などが主導したのではなく、商店会などが呼びかけて設置したものではないか?」と考えた。しかし、帰宅して調べてみると町の計画として設置されたと記されていた。それにしては途中でその灯りが絶えてしまっているのはどうしてだろうか?
  
  ※ この人の背丈ほどの街灯(?)が気になりました。
  
  ※ 写真のようにそれぞれが工夫を凝らして飾り立てていました。
 駅の近くまでやってきて、あの「まちの駅 栗夢プラザ」に寄ってみた。中には栗山町の特産品があれこれと販売されていた。私は谷田製菓で買いそびれた「きびだんご」のセットを買い求めたのだった。
  
  ※ 中心街とはいえ、以前に訪れた時より寂しい感じがしたのが残念でした。
  
  ※ 「まちの駅 栗夢プラザ」で購入した「きびだんごセット」です。
 ショートコースとはいえ、約7.5キロ。由仁町のコースと併せておよそ20キロ。歩いた翌日の今日、私の身体は鉛のように重く感じながら今日一日を過ごした。