田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も10年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌の秋、紅葉の秋

2017-10-24 16:15:48 | 環境 & 自然
 初雪を連れてきた台風一過。青空が還ってきた札幌の紅葉狩りに出かけた。といっても近隣の小公園を巡っただけなのだが…。最盛期を過ぎたとはいえ、まだまだ十分に楽しめた札幌市内の紅葉風景を撮ってみた…。 

          
          ※ 知事公館の庭に入る前に、庭の中の紅葉の様子を撮った一枚です。

 10月21日(土)に参加した「札幌福祉フォーラム2017」のレポがなかなかまとまらない。ヴォリュームがあるため、コンパクトにまとめるのに苦慮している。
 窮余の一策として、以前からチャンスがあれば一度カメラに収めたいと思っていた札幌の紅葉をカメラに収めてみた。
 といっても自宅から数分で行ける「知事公館」、「道立近代美術館」、「札幌管区気象台」の庭に植わっている木々の紅葉を写してきただけなのだが…。

 一度に三か所を歩いてみて、それぞれ特徴らしきものがあることが分かってきた。
 まず、知事公館の庭であるが、ここにはカエデ類の木が多いせいか、最も鮮やかな紅葉が見られた。
 一方、道立近代美術館の庭は、見本林のようにさまざまな樹種が植わっているのだが、マツなどの針葉樹のほか、常緑樹に割合が多いようで、紅葉はイマイチという感じだった。
 札幌管区気象台は庭といったほどのものはないのだが、札幌で最も早く開花する(私が掌握している範囲で)気象台の建物そばのヤマザクラがきれいに紅葉していたので写真に収めた。併せて、札幌の桜開花の標本木となっているソメイヨシノの方はまったく紅葉していなかった。何故だろう?

 紅葉の写真というと、素晴らしい機器と腕でもって、鮮やかな紅葉の写真を投稿しているブログがたくさんあるようだ。私などまったくそれらに入り込む余地などないのだが、まあ私的に「2017秋」を記録するつもりで投稿することにした。

【北海道知事公館の庭】 

          
          ※ 知事公館、安田侃の彫刻、そして紅葉と写し込んだつもりだったが、逆光のため肝心の紅葉が見栄えしない一枚です。

          
          ※ こちらは反対に午後の陽光を受けての一枚です。

          
          ※ この一枚が本日最も鮮やかに撮れた一枚のようです。

          
          ※ 赤黄と緑のコントラストが美しいお気に入りの一枚です。

          
          ※ 紅葉の時期に私が最も好きな光景です。


【北海道立近代美術館の庭】

          
          ※ 近代美術館前の植え込みのイボタノキが鮮やかに色を呈しているのですが、光の関係で十分再現できていません。

          
          ※ 常緑樹も目立つ近代美術館の庭です。

          
          ※ イチョウの葉も徐々に色付いてきました。

          
          ※ 知事公館の落ち葉とはやや色調が違いますが、樹種の違いでしょうか?

          
          ※ 近代美術館の東側入り口に立つ大きな枝垂れ柳です。

【札幌管区気象台の庭】  

          
          ※ 札幌で最も早く開花する気象台前のヤマザクラです。落葉寸前といった感じです。

          
          ※ 一方、標本木のソメイヨシノはまったく紅葉していませんでした。どうして?

          
          ※ 黄葉しかかっている街路樹のイチョウの葉です。イチョウの葉はところによって黄葉する時期が違うようですね。
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「エゾシカと森林」なるほど!親子体験ツアー 後編

2017-10-02 20:56:39 | 環境 & 自然
 「枝打ち体験」、「植樹体験」etc.…。興味深い体験をすることができた。森林を護る、森林を増やす、こととエゾシカ問題をどう考えるか?ということを考え続けながら参加したツアーだった。 

 昨日の投稿に続いて、道林務局が担当した分野(② 道民の森神居尻地区内の森林探索、③ アカエゾマツ人工林の枝打ち作業体験、⑦ 朝の林間散歩、⑧ 植樹体験)についてレポしたい。

 森林探索については、林務局職員の森林に対する蘊蓄を聞きながら探索したのだが、貴重な話もメモを取らなかったこともあり、右から聞いて左へ抜ける状態で、記憶力の減退を嘆く私だった。

               
               ※ 秋が深くなった様相を見せる山道を歩きながら森林探索をしました。

               
               ※ 道森林局の職員(白帽の方)から説明を受ける参加者たちです。

 アカエゾマツの枝打ち体験は面白い体験だった。
 その前の説明がまた面白かった。樹木の枝打ちとは、樹木のためというよりは人間の都合で行うこと、ということだった。その理由は、枝を打つことで木材となった際に節目が無くなるという効用があり、製材として高価に取引されるため、という意外な理由に私は内心“へえ~”という思いだった。(他の理由もあるようだが…)
 私たちは小さな鋸を渡され、アカエゾマツの枝を下から順に切り落とし、手の届くところまで落としていった。私は3~4本くらいのアカエゾマツの枝を切り落としたろうか?
 ところで「枝打ち」と称しながら、枝を鋸で引くことに若干の違和感があったが、実際の枝打ちでは、鋸だけではなく、ナタやオノ、カマなども使われるため、そのように称しているようだ。
 参加者全員で、森の一角の枝打ちを終えると、森の中の風通しが良くなったようで気持ち良かった。

               
               ※ 女の子もヘルメットをかぶり、果敢に枝打ちに挑戦しました。

          
     ※ 枝打ちする前のアカエゾマツです。                 ※ 枝打ちを終えた後のアカエゾマツです。

               
               ※ 枝打ちを終えた後のアカエゾマツの森の様子です。スッキリとしました。

 朝の林間散歩であるが、10月の朝はさすがにひんやりと冷気に包まれていたが、この日は快晴で気持ちの良い散歩でもあった。
 散歩中には朝早くから、神居尻山の登山に行く人たちにたくさん出会った。(私も登山をしたかったぁ)
 さすがに道民の森である。散歩コースはとても整備されていた。散歩道は舗装され、せせらぎには人工の川床が造られていたり、崖の崩壊を防ぐ設備が設えられたりする中を気持ちよく散歩することができた。

               
               ※ 森の朝はまずラジオ体操から。何年?何十年ぶり??

               
               ※ 冷たい空気の中、散歩に出発です。

               
               ※ 写真は「床固工(とこがためこう)」といい、川に溜まった土砂が下流に流されないようにした
                施設です。コンクリートダムを周りの景色に馴染むよう岩の形にしたそうです。

               
               ※ こちらは「谷止工(スリットダム)」といって、ダムをくし形にして、土石流が発生した時、
                大きな石や流れ木などを停める施設です。

               
               ※ 谷川を跨ぐ木製の橋にも趣きを感じさせます。朝の陽光がまぶしく光ります。

 最後は、植樹体験だった。ずーっと以前に、桜の苗木を植樹した体験はあったが、今回のようにミズナラやトドマツの植樹をすることは記憶を辿るかぎり初めての体験だった。
 植樹するところは、北海道が当別町より買い取った原野で、意図的に植樹を進めているところらしかった。
 植樹する場所まで、駐車場から徒歩で向かったのだが、その途中で動物の糞に遭遇した。引率の林務局の職員がタヌキの糞だと教えてくれたが、それは三匹くらいの糞が重なっていた。タヌキにはそうした習性があるという。その方の話によると「タヌキの溜めぐそ」と称されているらしい。

               
               ※ 道路端に転がっていたタヌキの糞です。スタッフによると「タヌキの溜めぐそ」と呼ぶそうです。

 植樹は難しいものではなかった。花の苗を定植する樹木番といった感じで、穴の深さに注意すること、植樹した後しっかり周りを踏み固めることなどが留意事項だった。
 ただ、土質が粘土質だったため土を掘り起こすことに難儀した。凄い粘土質の中でも苗木は確かに根付いて成長すると関係者がお話されていた。

               
               ※ 植林会場からは神居尻山の山頂がくっくりと見えました。スタッフによると、山腹にハート形が
                見えるというのですが、見えますか?

               
               ※ まずは植樹の手順、方法、留意点をしっかり伺って…。

               
               ※ 二人で力を合わせて植樹しています。

               
               ※ 私が植えたミズナラの苗木です。

               
               ※ 同じく私が植樹したトドマツの苗木です。

 以上、二日間にわたった「エゾシカと森林 なるほど!親子体験ツアー」はたくさんのプログラムを消化して終了した。
 そこで最後に、私が私自身に課した「エゾシカ問題」について考えてみることにしたい。
 基本的にはこの講座のプログラムの最初に講義をされた美術教師の宮崎氏が話されていたことにつきるように思う。つまり、私たち人間はこの地球上において食物連鎖の頂点に居続けているという事実を直視することから、この問題を考える必要があるのではないかということである。そうした事実に立ったとき、宮崎氏も言うように私たちが生きていくために奪わなくてはならない命に敬意と感謝の思いを抱くことが必要なのだと思う。
 エゾシカの命をいただき、エゾシカ肉の利用を考えることもその延長線上のことと考えることが自然ではないか、と考える。
 増えすぎるエゾシカは自然体系に負荷を与え、自然のバランスを崩すことにもなっている。適正規模(本道の場合は3万頭前後とされているが、最近の統計では55万頭前後も生息しているともされている)に抑えて、エゾシカと人間が共存できる環境を目指すことが今求められているのではないだろうか?

               
               ※ 最後に神居尻山をバックに全員で記念撮影です。逆光ですから、顔は特定されないでしょう。
 



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「エゾシカと森林」なるほど!親子体験ツアー 前編

2017-10-01 20:30:15 | 環境 & 自然
 エゾシカと森林にまつわるエトセトラ…。しかし、タイトル名にも“親子”とあるとおり、私としては物足りなく感ずるところがないわけではなかったが、それなりに楽しませていただいた二日間だった。 

               
               ※ 会場となった道民の森神居尻地区のコテージ「せせらぎ棟」です。5月~10月まで開館とのことです。

 9月30日(土)~10月1日(日)の二日間にわたって、道民の森神居尻地区のコテージ「せせらぎ棟」を会場に表記イベントが開催され参加してきた。
 主催は、NPO法人「エゾシカネット」というところである。
 詳しい内容を承知していたわけではなかったが、道民カレッジの連携講座だったことと、
最近エゾシカ肉の利用に関して耳にすることが多くなってきたので、その実際を知りたいと思ったことが受講の動機だった。

               
               ※ 開会の挨拶をするNPOエゾシカネット理事長の水沢裕一さんです。

 「エゾシカと森林」なるほど!親子体験ツアーの主なプログラムは次のとおりだった。
 ① エゾシカに関するレクチャー(その実態と肉利用の実際について)
 ② 道民の森神居尻地区内の森林探索
 ③ アカエゾマツ人工林の枝打ち作業体験
 ④ シカ角を利用した工作
 ⑤ シカ肉調理&シカ肉BBQ
 ⑥ 交流会(絵本読み語り他)
 ⑦ 朝の林間散歩
 ⑧ 植樹体験
というような豊富なプログラムだった。
参加して分かったことだが、このイベントはNPOエゾシカネットと道民の森を管理する道林務局のスタッフが担当を分担して開催しているようだった。
 その役割分担は①、④、⑤、⑥がNPOエゾシカネット、②、③、⑦、⑧を道林務局がそれぞれ担当していた。

 そこで前編として、NPOエゾシカネットが担当した分野について、レポし、その感想を綴ってみようと思う。

               
               ※ エゾシカのあれこれについてレクチャーする中学教師の宮崎さんです。(シカ角制作の指導も担当)

 ①のエゾシカについてのオリエンテーションであるが、エゾシカネットの会員であり、中学校の美術の教師という方が説明された。
 エゾシカの生態、歴史、頭数の目安、なぜ増えたのか、さらにはエゾシカの害について、そして対策と、コンパクトに分かりやすく説明された。
 最後に私見だがと断りながら、エゾシカ問題をきっかけとして考えたいこととして、エゾシカが減ったり、増えたりしてきたが、それは結局人間が自然界の生態系における食物連鎖の頂点にあり続けた結果として、エゾシカを増やしたり、淘汰したりしてきた経過がある。つまり人類も生態系の一部であるということを自覚することが必要である。私たちは他の生物の命を奪わなくては生きられない現実を直視しながら、奪った命に敬意と感謝を抱くことが必要ではないか、ということだった。
 エゾシカを食用とすることに対して、賛否両論があるかもしれないが、私は現在のところ講師の方が言われることに賛意を示したいと思った。

               
               ※ 真剣にシカ角のアクセサリー作りに取り組む道民カレッジでよく顔を合わすHさんです。

 続いて、シカの角を利用したアクセサリー作りである。
 この講座も中学校の美術の教師が担当した。授業でも生徒に作品を作らせているようで、細工の道具、アクセサリーにする小物など豊富に準備してくれた。
 参加者は夢中になって作品づくりに取り組んでいた。私も角の一部を切り取り、懸命に磨きをかけながら、ありふれた作品を作ってみた。
 シカの角は、上手に磨けばピカピカに光り輝くことを知った。(私の作品はあまり輝いてはいないが…)

               
               ※ 私が仕上げたアクセサリーの小物3点です。

 そしてメイン(?)のシカ肉の調理&シカ肉のBBQである。実は調理の方はほとんどをスタッフの方がやってくれていて、私たちが手を加えることはほとんどなかった。
 講師である調理師の方から、シカ肉についてのレクチャーがあった。それによると、最近はシカ肉の質の向上のために、シカを生け捕りして一定期間(約1年間)養鹿場で飼育した後に出荷するようにしているということだ。私たちが今回食したのも、知床の養鹿場で飼育したシカの肉ということだった。シカ肉は高タンパク、低脂質、ミネラル豊富な食品なので、積極的に調理に使用してほしいとのことだった。

               
               ※ 調理を担当された調理師の渡辺さんです。シカ肉についてのレクチャーをしてくれました。

 さて肝心のBBQであるが、コテージの戸外に設けられたBBQ場で行われた。食した部位は内もも肉(焼肉に最適な部位)だったが、調理の際に適度な味付けがなされた肉はなかなか美味しいものだった。あまり焼き肉が得意でない私だが、かなり食させてもらった。

               
               ※ シカ肉の内もも肉の塊です。これから細かく分けて、味付けをします。

               
               ※ 内もも肉を分けて味付けしたものです。これから網に載せて焼きます。

               
               ※ BBQの全体の様子です。山の夕暮れはすこし肌寒かったですね。

               
               ※ ちょっと近寄って。BBQにはシカ肉以外にも、ホルモンやジンギスカンも用意されていました。(アルコールはなし!)
              
 それより美味しいと感じたのは、翌朝の朝食に用意されたエゾシカのローストだった。クロワッサンに挟む形のサンドイッチで食したのだが、これがことのほか美味しかった。
 いずれにしても、以前は「シカ肉はくさい!」と敬遠していた向きがあったそうだが、今は家畜の肉同様の処理方法がとられることにより、他の肉同様にさまざまな肉料理に応用できるということだった。

              
              ※ 翌日の朝食で食したクロワッサンに挟んだエゾシカローストが絶品でした。

 最後に交流会についてである。このプログラムもスタッフの方がいろいろと準備されて楽しいひと時だった。絵本の読み語りは絵本をスクリーンに映し出し、読み手の工夫も加わって、大人も十分に楽しめる構成になっていた。もちろん、参加した子どもたちも無駄話などせずにお話の世界を楽しんでいるようだった。

              
              ※ 交流会を盛り上げようと張り切る三人娘(??)

              
              ※ 絵本の詠み語りを聞く参加者たちです。

              
              ※ スクリーンに映し出された絵本です。左側に読み手がいるのですが、見えませんね。

              
              ※ 交流会の最後にじゃんけん大会でチャンピオンになったお子さんです。帽子は主催者が用意。

 NPOエゾシカネットは起ち上げてから2年半ということで、まだまだ発展途上だと、代表の方が言っていたが、それぞれが持ち場で一生懸命自分の役割を果たそうとしている姿に接することができたことは嬉しかった。

                        
                        ※ 参加者に配布されたエゾシカジャーキーです。
 
 北海道におけるエゾシカ問題について、明日少し考えてみたい。(後編に続く) 

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エゾシカづくし

2017-09-30 17:11:05 | 環境 & 自然
何でも知りたい、何でも体験したい病がなかなかおさまりません。
今回は「森林とシカ なるほど体験ツアー」なるものに参加しています。
会場は当別町の「道民の森 神居尻地区」での1泊2日のツアーです。
朝から森林探索、赤エゾ松の下枝刈り、シカの角を利用してのアクセサリーづくり、エゾシカ肉の料理&試食と盛りだくさんのプログラムです。
夜も何かミーティングがあるとか…。
この歳になっての団体行動はなかなかたいへんですが、迷惑をかけないように気をつけながら、全日程に参加しようと思っています。

写真はエゾシカ肉のパーベキューに舌鼓を打つ参加者です。
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春のありがとう観察会 レポート編

2017-05-16 20:23:01 | 環境 & 自然
 オオバナノエンレイソウやニリンソウの白い花が満開で私たちを迎えてくれた。花(白いガク?)の時期が終わったミズバショウが巨大に育った葉を水辺に浮かべていた。森は春爛漫という様相を呈していた。

 5月13日(日)、朝から午後にかけて野幌森林公園のふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会主催の「春のありがとう観察会」に参加した。
 「春のありがとう観察会」とは少々違和感のある日本語のようにも思うが、この観察会は野幌森林公園の自然に感謝して、森林内のゴミを拾いながらの観察会である。そうした観察会が毎年春と秋に開催されている。したがって「春に実施する、森に感謝してゴミを拾いながら行う観察会」という意味を短く表すために付けられたネーミングと解した。

 参加者はおよそ30名だとか。それを希望によってAコースとBコースに分けられ、それぞれ4~5人に一人のボランティア・レンジャーのガイドが付いてくれた。私は春の花が多いと言われたエゾノユズリハコース ~ 四季美コース ~ 桂コースを巡るBコース(約5.7㎞)を選択した。
 ガイドは幸運にも協議会の会長である春日氏が付いてくれた。
 野幌森林公園は、前回4月(4月19日)の観察会と比べると、木々に緑の若葉が還ってきてとても清々しい気持ちにさせてくれる観察会だった。

               
               ※ 公園内は木々に若葉が還ってきて、清々しい空気に包まれていました。

 春日氏のガイドは実に丁寧だった。
 しかし、受講者(私)のレベルがそれに付いていけない。例えば、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、ツボスミレの見分け方について、実物を前にして説明してくれるのだが、私にとっては、それらスミレの僅かな相違など、一度の説明を受けてもよく理解できないし、そもそもその相違を覚えようという意欲もないのだから、これは困った受講者である。

               
               ※ 左端の人が私たちの班のガイドをしてくれた春日氏です。

 私は今の私のレベルをほんの少しだけ上げることを目標にして春日氏のガイドに付いていった。
 それでは、私が覚えることができた、あるいは覚えようとした山野草だけをこの後、写真と共にレポートする。

 まずエンレイソウの仲間である。
 大きな3枚の葉に小さな紫色の花(実はガクということだ)を付けたエンレイソウである。

               

 次は、森の中でひときわ白い花(ガク)が目立つオオバナノエンレイソウ。

               

               
               ※ 公園内には、こうしたオオバナノエンレイソウの群落がいたるところに見られました。

 続いて、オオバナノエンレイソウの変種で、花(ガク)が緑色をしている。広い公園の道端では一株しか発見されていないようだ。

               

 そして花(ガク)は白いが、オオバナノエンレイソウと比べ小さく、同時に緑色の外花を持つミヤマエンレイソウである。

               

 最後に、ガク片が緑色で、子房が黒いトイシノエンレイソウである。砥石山で発見されたことがその命名の由来だとか。この種も野幌森林公園ではその株は多くないようだ。

               

 続いて、私たちにとってやっかいな植物を二種。
 一つはツタウルシである。ウルシに弱い人は近づいただけでも肌が負けてしまうとか…。

               

 そしてこちらも保険金詐欺事件などですっかり有名になった。トリカブトである。正確にはエゾトリカブトと称するらしい。

               

 このエゾトリカブトとよく葉の形が似ているのが、公園内でもとても目立つニリンソウである。ニリンソウはこの時期、オオバナノエンレイソウとともに森林内で白い共演をする二つの山野草である。

               

               
               ※ ニリンソウが遊歩道を取り囲むように咲いているところがありました。

 次に野幌森林公園内で目立つ植物をチェックしておきたい。
 まずはオオウバユリである。まだ幼生であるが、これからどんどん大きくなって、森林公園内の遊歩道脇で存在感を誇る植物である。

               

 続いて目立つのがバイケイソウである。強い毒性のある植物で、幼芽のときはギョウジャニンニクなどと間違われて中毒事件を起こしているとのことで、要注意である。

               

 さらに目立つのが、マイヅルソウである。これは葉が鶴が舞う姿にも見えるところから付けられた名前だということで葉に特徴がある。

               

 目立つほど多くはないが、特徴的な山野草を三種ほど…。
 一つは、その幹の肌が特徴的なマムシグサである。これは覚えられそうだ。

               

 そして、これも葉に特徴があるオオカメノキで、葉の形がカメの甲羅形に似ていることから命名されたという。

               

 花が特徴的で、独特の気品さえ感じられる花が特徴的なヒトリシズカである。

               

 まだまだ、たくさんの山野草について説明を受け、カメラにも収めたが、私の能力の限度を超えそうなので、この辺りでレポを閉めることにする。
 “好きこそ物の上手なれ”と言われるが、本当にガイドの方たちは多くの植物の名を知っていて、その特徴にも詳しい。私は基本的に植物を好きになれていないのかな?

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春のありがとう観察会 写真編

2017-05-15 10:57:01 | 環境 & 自然
 今日は一日中スケジュールがいっぱいである。
 これからすぐに、退職組織の全道規模の年度総会がある。その後が懇親交流会、そして総会に北見からやってきた元同僚と懇親の場をもつことにしている。帰宅は深夜になりそうだ。

 連日日投稿を自分に課している私としてはピンチである。
 そこで本日は先日参加した「春のありがとう観察会」の写真だけを投稿しお茶を濁すことにする。
 明日レポート編を投稿することとしたい。
 それでは「春のありがとう観察会」写真編です。(写真説明も明日に回します)

          

          

          

          
          

          

          

          

          
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春を探して野幌森林公園

2017-04-22 16:52:45 | 環境 & 自然
 ミズバショウが、ザゼンソウが、エゾノリュウキンカが、小さな花をけなげに付けていた…。春まだ浅い野幌森林公園では、長い眠りからようやく目覚めた草花が春一番の花を咲かせていた。春本番はこれからである。

           

 4月19日(木)午前、野幌森林公園で開催された観察会に参加した。この日は曇っていて、肌寒く、参加者もそれほど多くはなかった。

 開会式で観察会を主催する「北海道ボランティアレンジャー」の会長さんから面白い話を伺った。
 この日の観察会のメインの一つ、ザゼンソウは花弁の形が僧侶が座禅をする姿に似ていることから命名されたそうだが、この花の特徴は花(肉穂花序と称するそうだ)から発熱するという性質があるそうだ。その熱で周りの雪を溶かして、さらには熱で虫を呼び受粉をするそうである。周りとの温度差は10度近くにもなるという。

 観察会では5人のグループに一人のボランティアガイドが付いた。花だけではなく、花をまだ付けていない野草や、木々のことにも説明が及んだが、この種の記憶にはからっきし弱い私は、花を付けた野草だけに集中して写真を撮り、名前を記録することに専念した。
 それでは記録に撮った写真を羅列することにします。

 ◇春一番の使者「フキノトウ」(上が雄花、下が雌花)です。

               

               

 ◇スタートして直ぐに目にした「ナニワズ」の黄色い花です。

               

 ◇涼やかな色が人気の「エゾエンゴサク」(上が集団で、下は接写で)です。

               

               

 ◇白い清楚な姿が人気を呼ぶ春の花「ミズバショウ」三態です。

               

               

               

 ◇花ではありませんが、コワイ、コワイ「トリカブト」です。

               

 ◇北海道を代表する野草のひとつ「エンレイソウ」です。

               

 ◇この日のメインの一つ「ザゼンソウ」二態です。

               

               

 ◇曇天と寒さのため、「フクジュソウ」のほとんどは花弁を閉じていました。唯一見つけたやや花弁を開いていた花です。

               

 ◇遠い崖下に咲いていた「エゾノリュウキンカ」を望遠で撮りました。

               

 ◇コースの最後でエゾアカガエルと出会いました。

               

 野幌森林公園の森は上を見上げると、木々はまだ葉を付けていなく寒々とした光景だったが、足元を見ると確実に春がやってきていることを感じさせてくれた。
 季節の移ろいを感じさせてくれる野幌森林公園に足繫くとはいかないが、できるだけ足を運びたいと思っている。
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春はそこまで? or まだまだ?

2017-03-27 19:13:54 | 環境 & 自然
 森の中はまだまだ雪深かった…。しかし、そこかしこに春の息吹が感じられた。昨日(3月26日)野幌森林公園ふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会主催の「森の中で春を探そう観察会」に参加してきたのだが…。 

               
               ※ 野幌森林公園の森の中はご覧のとおり雪がまだかなり残っていました。

 膝に違和感はあるものの、少し体を動かさなくては、と思い上記観察会に参加した。数日前の荒天が嘘のように晴れ上がって、絶好の観察日和となった。
 参加者は80名を超えたということだが、5人ずつのグループに分けられ、それぞれにポランティア・レンジャーの方が説明ガイドとして付いてくれた。
 私たちには小林英世というベテランのガイドが付いてくれた。

               
               ※ 80名を超えたという受講者たちです。圧倒的に高齢者が多かったようです。

 野幌森林公園はまだ厚い雪に覆われていた。いつもの年だと積雪は35センチ程度になっているはずなのだが、今年はまだ65センチくらいある、と交流館の方が話されていた。
 森の中の木々もまだ一枚の葉も付けてはおらず、灰色の世界だった。それでもガイドは、枝の先を私たちに見せながら、春を待つ幼芽について説明してくれた。

               
               ※ 日当たりの良いところはご覧のように一足早く春が訪れているようでした。

 この種の観察会(講習会)に参加すると、いつも私は劣等生の思いを噛みしめる。というのも、受講生とはいってもみなさん森の動植物についてかなり詳しい人が参加している場合が多いのだ。この日も一人のおっさんと、二人のご婦人はかなり樹の種類について詳しい方のようだった。
 私は?というと、葉や花が付いていてもよく分からないのだから、幼芽などを見てもちんぷんかんぷんである。

 それでも気分は悪くはなかった。何せ素晴らしい好天である。春はそこまで来ていることが実感され、もう少しで冬から解放されると思うと気分の悪いはずがない。
 ガイドが説明してくれたうちのごく少数についてはカメラに収め、名前をメモすることができた。

 スノーシュートレッキングで分からなかった木の実がケヤマハンノキの実だということが分かった。
               
               ※ 手前の男性はガイドを務めてくれた小林英世さんです。

 イタヤカエデの樹皮を伝って、樹液が流れているのを確かめることができた。
                

 いち早く芽吹くオノエヤナギ(尾上柳)は、青空に向かって大量に芽吹いていた。
               

 ウダイカンバとは、和名で「鵜松明樺」と表記するそうだ。それは樹皮が雨中でもよく燃えるため、鵜飼いの松明(たいまつ)に用いたことから、鵜松明樺と命名されたということだ。
               

 それよりなにより、春の使者ともいわれるフキノトウとフクジュソウをそれぞれ一輪ずつだったが、確かめることができたことが今回の観察会に参加した何よりのご褒美だった。

               

               ※ 日当たりの良いところでは、一足早くフキノトウやフクジュソウが顔を覗かせていました。

               
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圧巻! 定山渓の紅葉

2016-10-18 18:46:49 | 環境 & 自然
 定山渓はただ今紅葉真っ盛りだった。温泉街の木々も、遠くの山並みも…。錦秋の錦絵とは良く言ったものである。温泉街の紅葉はあるいは意図的な部分もあるかもしれないが、遠くの山並みはまさに自然が造形した巧みな錦絵という光景だった。 

 昨日ブログで、泊りがけで出かけることになったというのは、札幌の奥座敷の定山渓温泉に一泊するというものだった。
定山渓温泉についてみると、見事な紅葉が山全体を、そして街全体を覆っていた。
 「これはぜひとも紹介したい!」と思い、バカチョンカメラを片手に散策に出た。ところが昨日は生憎の雨模様、その上時間も4時近くとあって光量が絶対的に不足していた。それでも、このチャンスを逃したくないと思い、シャッターを切り続けた。
 雨ではあったが、幸運にも紅葉の中で結婚式の前撮りをしている光景に出くわし、和服のカップルを写真に収めることができた。

          

          
          ※ ピントが合っていません。前からの写真も撮ったのですが、プライバシーを尊重しました。

 そして今朝、空は見事に晴れ上がった。「これはもう一度チャレンジしなければ!」と朝食もそこそこに温泉街に出た。谷間にある定山渓温泉街には太陽の光が当たっているところと、まだ光が届いていないところがあったが、光が当たっているところを求めてあちこちと歩いてみた。
 そこここで、鮮やかな紅葉を目撃することができて大感激だった。

 それではちゃっちーカメラで、拙い腕の私が撮った60枚の中から厳選(?)した13枚の定山渓温泉街の紅葉写真集をどうぞ!!

          

          
          ※ 木漏れ日を通して黄色に色づいた葉が鮮やかで、お気に入りの一枚です。

          

          

          
          ※ 紅いカエデの葉がとても引き立ちますね。

          

          
          ※ 谷間にある定山渓温泉街では、朝のうち陽があたるところとそうでないところのコントラストが見事でした。

          

          

          
          ※ この一枚もなかなかお気に入りの一枚です。

          

          
          ※ 定山渓大橋の下から撮った一枚です。橋やホテルの壁が額のような役割をしています。

          
          ※ 私が最も気に入った一枚の写真です。

 5年前の10月下旬、私は秋の木曽路7宿を歩いたことを思い出していた。木曽路はちょうど紅葉の季節だった。
しかし、私が見たかぎりの木曽路の紅葉は、残念ながら錦秋の錦絵とはお世辞にも言えなかった。ただ、茶色に変色した山々が映るだけだった。
 それに比べると、定山渓の紅葉は木曽路よりははるかに鮮やかだった。木曽路の関係者には申し訳ないが、きっと私が訪れた年は紅葉が不作の年だったのかもしれない…。
 それにしても定山渓の紅葉は見事だった。


 

          
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ただいま満開“天神ふじ”

2016-05-24 19:49:33 | 環境 & 自然
 「札幌市豊平区平岸の天神山の麓にある『天神藤』が見頃を迎えた」という道新の記事に誘われて訪れてみた。あたりに香しい香りを漂わせ、涼しげな薄紫の花が藤棚からこぼれるように咲き誇っていた。 

          
          
 今日(5月24日)午後、清田区に所用があったのだが、その帰りに天神山の麓にある「天神ふじ」に寄ってみた。今朝の北海道新聞で「満開を迎えた」と出ていたからだ。
 私たちが訪れたのは午後4時過ぎだったので、それほど多くの見物客はいなかったが、昼間は相当な見物客が訪れたのでは、と思われたので駐車場の整理員の方にそのことを質すと、うんざりした顔で頷かれた。

          
          ※ 「天神ふじ」がある藤棚のエントランスです。

 記事によると、最近までは個人所有だったものを、近年札幌市に売却して札幌市の所有地となったという。そのこともあって、一般開放がされたようだ。
 藤棚に近づくと、あたりに香しい香りが漂ってきた。そして藤棚にはこぼれんばかりに藤の花が咲き乱れていた。
 午後4時を回り、光はやや弱くなっていたが、花色が薄く明るい紫色のためか、それなりにきれいに撮ることができた。

          

     ※ この大きく太い藤の根元を見てください。長い風雪に耐えてきたことを伺わせてくれ、荘厳ささえ感じられます。

          

 驚いたのは、周囲25メートル四方に広がった藤の花が一つの株から伸びていることだった。その株の大きいこと! 傍にあった説明板によると樹囲が1m50cmということだ。
 その説明板の説明を写してきたので、転写することにする。
 
   天神ふじの由来 
 此の天神ふじは樹齢百五十余年を経た北海道最古の藤です。
 開拓に入植した先人が盆栽として内地より持ってきたのを、此の地に植えかえ、爾来風雪に耐え現在は樹囲一米五十糎、八米四方の棚に毎年見事な紫色の花を咲かせております。
 昭和四十年 時の札幌市長 原田与作氏がご来園の折この見事な藤を「天神ふじ」と命名された。
                                                      敬 白
   昭和四十五年六月壱日


 それではたっぷりと見事に咲き誇る「天神ふじ」をご覧あれ!

          

          

          

          

          
          ※ 藤の花も見事でしたが、周りで咲くツツジ類も色鮮やかにコントラストをなしていました。          
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