図書館に調べ事があって、出かけました。最近はほとんどネットで用が済んでしまうし、図書館にない本はアマゾンから買えるし、図書館は2カ月ぶりくらいです。
児童書の新刊書あるいは夏休みのおすすめコーナーにあった本を、児童でないのに夏休みに借りるのは申し訳ないけど、借りてきました。
アリ・ベンジャミンというひとの『ジェリーフィッシュ・ノート』(講談社、2017)
アメリカで2015年に出版された本です。
12歳の思春期の入り口の生意気な少女、スージーが主人公。「…少女たちのヒリヒリした心の葛藤」のお話。
児童文学者の清水真砂子さんの『幸福の書き方』によると児童文学は「いかに幸福になるか」を描く文学です。一般的な幸福でない、その環境のその状況でのその子だけの幸福を。
「児童文学を読んで救われることもある」っていった友人がいましたが、優れた児童文学はそれを目的にしてるわけではないけれど、結果的にそうなるんでしょうね。
スージーは親友を深く傷つけ、そのあと、それが理由かどうかは不明ですが、親友は海の事故でなくなってしまう。
スージーは口をきかなくなります。でも生意気な子だから、クラスでいじめられそうになるのに、いじめられない。でも傷ついてる。彼女がすがったのは(意図しないで)Jellyfish。
Jellyfish がクラゲって、常識なのかもしれませんが、私は知りませんでした。
クラゲによって、彼女が再生する(=幸福をつかむ)お話です。読んで、よかったです。
――中学生時代に理科室で見た、理科の教師が水槽で飼っていた淡水クラゲを昨日見たように、
はっきり思い出していました。
墨田区の水族館にもクラゲの水槽があるそうですね。行ってみようと思います。
庭から道側に出て咲いているストケシアの花。葉は雹でやられて傷だらけです。
それも最近は全然読んでません。これは偶然。今日も図書館に行きましたが、児童文学は借りてきませんでした。
図書館、近くなの。