雑学その２。

ドイツにおける
チュウゴクモクズガニの
繁殖には

バラスト水が
仲介していると
言われています。

バラスト水とは？

運搬輸送に使われる
いわゆる商船では

効率よく荷物を運ぶ
必要があるため

船倉に運搬スペースを
広く取っています。

ここに荷物を積んで
浮力とのバランスを
取るのですが

荷物が少ないと
浮力が勝ってバランスが
安定しません。

で、

荷物の少ない時に
海水を重しとして汲んで
浮力とのバランスをとる。

この「重し」の海水を
バラスト水と言います

このバラスト水は
港で汲み上げるので
当然、いろんな生物や
卵などが含まれています。

知らないうちに海外へ
運び込まれて、生態系に
影響を与えるという訳です。

上海ガニも湖と海を
行ったり来たりします。

夏場に海にいるカニが
バラスト水に混入します。

例えば

中国から出る商船の
積み荷が少なければ
バラスト水を汲んで
出航します。

ドイツについたら港で
バラスト水を捨てて
荷物を積むわけです。

そんなイメージで
上海ガニはドイツへ渡ったと
考えられます。

カニだけでなく
いろいろな生物が
バラスト水で行き来し

生態系を
乱しているようです。

いま日本はじめ各国では
バラスト水のチェックを
厳重に行なっていると
聞きました。

ドイツは

世界でも有数の
上海ガニ生産国と
なりました。

でも

世界最大の
上海ガニ消費国

中国は

ドイツのカニはニセモノ。

と、輸入を
認めていないそうです。kyokukenzo


自分の知識内で
書いておりますので
内容に誤りがあれば
ご容赦ください。kyokukenzo