勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

NINE / NINE

2010年03月21日 | 洋画(アメリカ系)
フェデリコ・フェリーニの映画『8 1/2』を下地にしたブロードウェイ・ミュージカル『NINE』の映画化。映画下にしたミュージカルの映画化って、何かグルグル廻っている気がしますね(笑)。最初、なんで舞台がイタリアなんだと思いましたが、フェデリコ・フェリーニの話を下にしているとすると、当然なんですね。もっとも、セリフは全て(舞台はイタリアなのに)英語ですが。ロブ・マーシャルは、同じくブロードウェイ・ミュージカルを映画にした『CHICAGO』も映画化しています。そう言うのが好きなんでしょうか?

ダニエル・デイ=ルイスの女ったらしのイタリア男の演技は、中々良いですね。ちょい悪オヤジと言うか、かなり悪オヤジですが。それにしても、よくこれだけの主役級女優陣、って言うかアカデミー賞級の女優陣を集めましたね。ギャラのことを考えると、気が遠くなりそうです(苦笑)。って言うか、ジュディ・デンチですが、どうしてもMに見えてしまうんですよねぇ。完全に刷り込まれていますね。

中々エロティックな作品です。って言うか、フェデリコ・フェリーニは、いつもそんな事を考えていたんですかね(苦笑)? 118分とほぼ二時間の作品ですが、そんなに長くは感じませんでした。場面転換が沢山あって飽きなかったと言うのが、その理由ですね。『CHICAGO』の時も思ったんですが、意外に面白かったです。ミュージカル嫌いでも大丈夫です(笑)。

第82回アカデミー賞4部門ノミネート(助演女優賞:ペネロペ・クルス、衣装デザイン賞、楽曲賞、美術賞)、第67回ゴールデングローブ賞5部門ノミネート(作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門):ダニエル・デイ=ルイス、主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門):マリオン・コティヤール、助演女優賞:ペネロペ・クルス、楽曲賞)等々、数々の賞にノミネートされています。もっとも、残念ながら授賞はしていないみたいです。

タイトル NINE / 原題 NINE
日本公開年 2010年
製作年/製作国 2009年/アメリカ
監督 ロブ・マーシャル
脚本 アンソニー・ミンゲラ
出演 ダニエル・デイ=ルイス(グイド・コンティニ)、マリオン・コティヤール(ルイザ/グイドの妻)、ペネロペ・クルス(カルラ)、ニコール・キッドマン(クラウディア・ジェンセン)、ジュディ・デンチ(リリー)、ソフィア・ローレン(ママ/グイドの母)、ケイト・ハドソン(ステファニー)、ファーギー(サラギーナ)

[2010/03/21]鑑賞・投稿


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