勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

2014年01月25日 | アジア映画
この手の作品は、荒唐無稽な話の場合が多いんですが、これはそうでもありません。ちょっと導入部分が判りにくいですが、一度話に入ってしまえば、中々スリリングな展開にびっくりさせられます。逆に言えば、そこをもう少し丁寧に作って欲しかった気もします。

でも、後から冷静になって考えてみると、自分が自分でないというのは、ジェイソン・ボーンシリーズに合い通じるものがありますね。ボーンシリーズでは、自分の知らないうちに、圧倒的な攻撃力をボーンは発揮してしまうわけですが、この作品では、自分の知らないうちに、科学的知識を石神は発揮してしまいます。そう言う意味では、ボーンシリーズに近いかもしれませんね。

キム・ヒョジュンが演じているカン・ジウォンは、TV局の記者の筈なんですが、一瞬、石神の周辺を探る探偵に対して警察権を行使するみたいな雰囲気を出していたのは?外国の報道機関員の場合、情報機関員のカバーであることがよくあるんですが、そういう事?でも、外国機関は日本国内では権力行使はできないので、越権というか、内政干渉というか、微妙な問題を孕みますがね。

でもこの作品は、何と言っても、主人公を演じた西島秀俊に尽きますね。良いです!中々カッコイイです。

あと、ラストは、やっぱりああ言う描き方が良いんですかね。

タイトル ゲノムハザード ある天才科学者の5日間
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/韓国・日本
監督 キム・ソンス
原作 司城志朗「ゲノムハザード」:第15回サントリーミステリー大賞読者賞作品
出演 西島秀俊(石神武人、オ・ジヌ)、キム・ヒョジュン(カン・ジウォン)、真木よう子(美由紀)、浜田学(伊吹克彦)、中村ゆり(ハン・ユリ)、パク・トンハ(警察を騙る男)、伊武雅刀(佐藤英輔)

[2014/01/25]鑑賞・投稿

アイム・ソー・エキサイテッド! / Los amantes pasajeros

2014年01月25日 | 洋画(その他)
緊急事態が発生した航空機内のシチュエーションコメディ。

いやぁ、コメディなのはコメディなんだけど、日本人にはキッツいブラックユーモアと、R15+と言う内容。もっとハジけた笑いを期待していたんだけど、中々、そういう訳には行かない様です。

物語の進行も、いい加減というか、大雑把というか。若干ネタバレになってしまうのですが、この物語の舞台はビジネスクラスなんですが、エコノミークラスは?と言うと、何故かいつの間にか『クスリを盛られて』寝てしまっている。その間に、この航空機に緊急事態が発生したと言う事なんですが、劇中描かれて居なかった気が?そんな細かいことは言わずに、物語はドンドン進んでいくんですが(苦笑)。

こう言うシチュエーションコメディにありがちな事として、登場人物それぞれの秘密が、暴かれて行きます。って言うか、自ら語る形の人もいますが。その中身的には、ちょっとシリアスなものも無いことはないです。

好き嫌い分かれます。

タイトル アイム・ソー・エキサイテッド! / 原題 Los amantes pasajeros
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/スペイン
監督 ペドロ・アルモドバル
出演 アントニオ・デ・ラ・トーレ(アレックス/機長)、ウーゴ・シルバ(ベニート/副機長)、ハビエル・カマラ(ホセラ/チーフCA)、カルロス・アレセス(ファハス/CA)、ラウル・アレバロ(ウジョア/CA)、ミゲル・アンヘル・シルベストル(新郎)、ラヤ・マルティ(新婦)、セシリア・ロス(ノルマ/SM女王)、ホセ・マリア・ヤズピック(インファンテ/警備アドバイザー)、ギジェルモ・トレド(リカルド/俳優)、ブランカ・スアレス(ルティ/リカルドの元カノ)、パス・べガ(アルバ/リカルドと別れたばかりの女)、ホセ・ルイス・トリホ(マス/銀行家)、ロラ・ドゥエニャス(ブルーノ/未来が見える女)、アントニオ・バンデラス(レオン)、ペネロペ・クルス(ジェシー)

[2014/01/25]鑑賞・投稿

大脱出 / Escape Plan

2014年01月12日 | 洋画(アメリカ系)
嘗て、犬猿の仲との噂もあったシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの共演作品。最近は、どころどころ、シーン・シーンで共演する作品が増えているが、ダブル主演というか、ここまでガッチリと組んだ共演はまだ数少ないのではないだろうか?

で、シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの二人が出るということは、アクション以外はありません。でも、二人とも、もう若くはないので、かつて程の派手なアクションはないかな。(二人にしては)おとなしいアクションだと思います。

ハッキリ言って、あんまりストーリーに付いて、何ごとか語ろうという気はありません。往年のアクション俳優二人の勇姿を見るというのが、正しい鑑賞方法だと思います。

タイトル 大脱出 / 原題 Escape Plan
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ミカエル・ハフストローム
出演 シルベスター・スタローン(レイ・ブレスリン)、アーノルド・シュワルツェネッガー(エミル・ロットマイヤー)、ジム・カヴィーゼル(ホブス/所長)、カーティス・“50セント”・ジャクソン(HUSH)、ビニー・ジョーンズ(ドレイク/看守隊長)、ヴィンセント・ドノフリオ(レスター・クラーク)、エイミー・ライアン(アビゲイル)

[2014/01/12]鑑賞・投稿

トリック劇場版 ラストステージ

2014年01月11日 | 邦画
13年半にもわたったTRICKの最終作品。最終作品ということもあり、テーマ曲が初心に帰って、鬼束ちひろの『月光』が使われている。

・・・、こんな事は言いたくないんですが、ぶっちゃけ、イマイチ。トリックの良いところは、オチャラケた中にも、きちんと“トリック”が隠されていて、それを山田と上田の凸凹コンビが暴いていくところにあるんですが、この作品は、最終作品なのに、その大地な所がお座なりになっています。最後なのに・・・。海外ロケというところに、舞い上がってしまったんでしょうか?もっときちんとトリックがあって、それを暴いていくという王道を描いて欲しかった。

ネタの仕込みも、なんか、中途半端。バンサンケツマとか、今までの作品では、ちゃんとしていたのに・・・。ムシュム・ラー村は良いけど、仕込んでおきながら、落としていない・・・orz。

最後のエンドロールで帰ってはダメです。その後もあります。

タイトル トリック劇場版 ラストステージ
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/日本
監督 堤幸彦
出演 仲間由紀恵(山田奈緒子)、阿部寛(上田次郎)、東山紀之(加賀美慎一)、北村一輝(谷岡将史)、中村育二(川島治道)、石丸謙二郎(有田雄一)、水原希子(呪術師)、生瀬勝久(矢部謙三)、野際陽子(山田里見)、池田鉄洋(秋葉原人)、吉田鋼太郎(山本支社長)

[2014/01/11]鑑賞・投稿