勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ザ・コア(2003年)

2003年06月14日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ザ・コア

---感想---
地球の磁場が消滅することによる人類滅亡の危機の話。磁場損失の理由は、地球の核の動きが止まることと言うのが今回の設定。科学的事実をふんだんに盛り込み、サイエンス・フィクションではなく、サイエンス・ファクション(ファクトとフィクションの造語)らしい。

確かに、近年地球磁場が弱くなってきていると言う。その理由は不明であるが、地球の歴史上、地球の磁場が逆転したことは何度もあり、前回の磁場逆転から十分な時間(78万年)が経過しているので、いつ地球の磁場が逆転してもおかしくないと言う。この物語が現実のものと化す可能性は、ゼロとはいえないのである。

バックグラウンドは、科学的な事実を下にしているのでサイエンス・ファクションと言うのも良く判る。しかし、それ以外の設定が若干如何な物かと思わせるところはある。例えば、核爆弾を用いて核の対流を引き起こそうとしているのだが、そのまま核の中に投入すればつぶれてしまうとと言う。元々核の中に放出しようとしているのだが、そのくらいは耐えられる設計にしておかなければならないのではないだろうか? まぁ、そのくらいは目をつぶっても良いのかもしれないが・・・。全般的に、物語としてはまぁまぁ。ところどころ設定に無理があるところが残念。

英語版HP:The Core from Yahoo!

公開年 2003年
監督 ジョン・アミエル
出演 アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、ブルース・グリーンウッド

[2003/06/14]鑑賞
[2006/01/09]投稿