勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

インターステラー / Interstellar

2014年11月22日 | 洋画(アメリカ系)
ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督の作品。
なるほど、そう来ましたか。一見、人類存亡の危機にあたり、人類が生き延びることが出来る惑星探査に行く・・・と言う話ですが、物語はそう簡単には行きません。って言うか、そう言う話なのか?あんまり書くとネタバレになってしまうので、あまり書けませんが、私は結構期待と言うか、予想を外されました。それが冒頭の“そう来ましたか”発言になります。

近未来ですよね。う~ん、ヤバイな。ここまで地球が荒廃した理由は明らかにされませんが、やっぱり温暖化 and so on なんでしょうか?普通にいまと同じクルマを使っていますし、それほど多い未来の話じゃないですよね。まぁ、昨今の異常気象(ゲリラ豪雨、高温、スーパー台風などなど)から鑑みて、意外に映画の世界になる事に違和感がないのが怖いですが・・・。

劇中「アポロで月に行ったのは、ソ連の経済破綻を狙うための嘘」と言うセリフがあるんですが、これにはビックリ。宇宙を描いた映画で、そんな事を言っていんですか?!それに、映画でそんな事を言ったら、陰謀論者が勢い付いてしまう気がするんですが、大丈夫なんでしょうか?

作品の撮影にあたっては、可能な限りのリアルを目指したらしいです。それは、単に映像的にと言うことだけでは無く、科学的にも、現在の知見で考えうる最高の考証を行ったらしいですね。それは、宇宙のシーンでの無音にも現れています。ただ、やっぱり『インセプション』を作った監督だなぁと思ったのは、物語終盤の5次元の世界に構築した3次元の世界。なんかおもいっきり『インセプション』を思い出しました。そこで物語が破綻したかなぁと思ったんですが、持ち直しましたね。あそこで終わったら、ぶっちゃけイマイチでしたが、持ち直して良かったです。

一つ思ったのが、NASAのロゴが、1975年から1992年にかけて使われたロゴに似た感じなのは何故?いまのMetaballと呼ばれるロゴじゃないんですよね。NASAの協力が得られなかったのかな?

普通の宇宙探索映画ではなく、中々、重い作品だと思いました。

タイトル インターステラー / 原題 Interstellar
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2014年/アメリカ
監督 クリストファー・ノーラン
出演 マシュー・マコノヒー(クーパー)、アン・ハサウェイ(アメリア・ブランド)、ジェシカ・チャスティン(マーフ)、ビル・アーウィン(TARSの声)、マイケル・ケイン(ブランド教授/アメリアの父)、マッケンジー・フォイ(マーフ(幼少期))、エレン・バースティン(マーフ(老年期))、マット・デイモン(マン博士)、ジョシュ・スチュワート(CASEの声)

[2014/11/22]鑑賞・投稿


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2 コメント

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撮影 (iina)
2014-12-04 10:57:55
>撮影にあたっては、可能な限りのリアルを目指したらしいです。それは、単に映像的にと言うことだけでは無く、科学的にも、現在の知見で考えうる最高の考証を行ったらしいですね。
そうであるらしいですね。そのおかげでかイメージ的に納得させられた気分になります。
5次元の世界を、いま少し掘り下げて勉強したいです。

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月面着陸 (とおりすがり)
2014-12-18 14:52:42
昨日観てきた者です。
いやーー最高でした!
で、

アポロ月面着陸は嘘~
のくだりは、
・食糧危機に全国民一丸となって取り組もう!
・宇宙開発なんて労力の無駄!
というプロパガンダが極端なところまで行っている
という世界観の補強として、国家が嘘教育までしちゃう
というエピソードを入れたんだと思います。
現代の陰謀論ともひっかけているところが、真実味が
あるかも?と思わせ、また面白い脚本だな~と。
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