河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

356- アランはマムと叫んだか。 a2

2007-07-22 20:01:00 | 音楽



昨日のブログでかなりおそめのお知らせをしました。

355- ニュース鈍報 ニューヨーク・フィル 新たなシェフ アラン・ギルバート a1 


2009-2010シーズンからニューヨーク・フィルの音楽監督になるアラン・ギルバートは1967年生まれのただいま40才。
一方、今の音楽監督のロリン・マゼールは1930年生まれの77才。ほぼダブルスコア。
河童念願の指揮者の若返りがようやく実現しそうだ。
マゼールが79才になる頃、42才ぐらいになるギルバートが新シェフになるわけだ。
1918年生まれのレナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルの音楽監督になったのが1958年だから、そのとき40才。ギルバートは少しだけ年がいってしまうが、バーンスタインよりは健康的で節制しているように見えるので大丈夫だろう。
とりあえずは5年契約ということだが、リッカルド・ムーティがその時期、共同戦線のようにだいぶ回数を振るらしいので、二人体制のように見えてしまう。ムーティには悪いが、ギルバートが完膚なきまで徹底的に振りぬいてほしいというのが個人的な願望だ。
バーンスタインがニューヨーク・フィルの常任であった12年間がいかにすごかったか。それは定期公演への出演回数のみならず、膨大な録音を含め、あまりにもエネルギッシュであったあの燦然と輝く素晴らしい演奏の数々。そのようなめくるめく時代は過ぎ去って久しいが、アランには若さにまかせた無謀な回数を振りまくってほしいというかすかな希望もあるのだ。
ストックホルム・フィルのチェロ奏者と結婚して二人の子供がいるアランだが、2000年に同オケのシェフになって2008年に後任のサカリ・オラモに職を譲るらしい。アランにはニューヨーク・フィルに集中してほしい。

お父さんのマイケル・ギルバートはニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者(既にリタイア)、日本人のお母さんヨウコ・タケベさんは同じくニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者(現役)。
彼らの愛の結晶のアラン・ギルバートも、もとはといえばヴァイオリン奏者。みんなヴァイオリン。
アラン・ギルバートはニューヨークに生まれた。
ほぼ自然に、両親がやっていた楽器をやりはじめた。
マンハッタンのアッパーウエストで育ったアランは高校のときジュリアードの予科などにも参加した。
ヴァイオリンだけではなく指揮者としても手広く活躍。
フィラデルフィア管弦楽団で2シーズンヴァイオリンを弾いたこともあるし、サンタ・フェの歌劇場のアシスタント・コンサートマスターをしたこともある。
ハーバード大学時代は作曲を学んでいる。
また同時期に周辺のオーケストラで棒を振っている。
ヴァイオリンも引き続き練習している。
ハーバードでは学位、賞などたくさんゲット。
ジュリアードでもいろいろと活躍。
1994年には指揮者の賞もたくさんゲット。ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝したりと、才能を証明するような出来事ばかりたくさん。
1995-1997クリーヴランド管弦楽団の副指揮者。などなど。
ニューヨーク・フィルを最初に振ったのは2001年10月。
リハーサルでお母さんのヨウコ・タケベさんがミスったとき、「マーム、どうしたの」と言ったとか言わなかったとか。

2度目のニューヨーク・フィル登場は2004年。その後も出演しており、チェロの工藤すみれさんのブログでもいい評価ですね。(河童も思わずコメントしているようです。)
おわり