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●科学技術ニュース●NTTデータ、国内初の共同利用型勘定系システム向け「統合バンキングクラウド」の開発に着手

2024-02-16 09:42:55 |    情報工学
 NTTデータは、地銀共同センター参加行13行とともに、2028年1月に地銀共同センターに「統合バンキングクラウド」を適用することを決定した。

 これに伴い、2024年4月より「統合バンキングクラウド」の開発に着手する。

 統合バンキングクラウドは、NTTデータが独自に構築するクラウド上に、複数の共同利用型勘定系システムを搭載できる、国内初の共同利用勘定系システム向けバンキング専用国産クラウド。

 2004年1月に地銀共同センターでサービス開始した勘定系アプリケーション「BeSTA」の20年目の節目に、今後も安心・安全・安価に永続的なバンキングサービス提供を可能とするべく、地銀共同センターのオープン化と「統合バンキングクラウド」の開発に着手する。

 今後は、MEJARなど他システムへの展開、他業態の金融機関への採用拡大を目指すことで、日本最大のバンキング専用クラウドへと発展を目指す。

 NTTデータは、3段階でNTTデータの提供する共同利用型勘定系システムを段階的に統合バンキングクラウドに搭載することを目指す。本年オープン化を実現したMEJARについては2030年頃の適用を目指す。

 加えて、STELLA CUBE、BeSTAcloudおよび、しんきん業態等の他業態への拡大を検討し、NTTデータの提供する共同利用型勘定系システムを段階的に統合バンキングクラウドに搭載することで、日本最大のバンキング専用クラウドとしての拡大と発展を目指す。

 さらに、NTTデータが推進する「Open Service Architecture(OSA)」のコンセプトに基づき、統合バンキングクラウド等の共通インフラ領域とアプリやAPI活用等の戦略領域の「両利きの経営」で、金融機関の新たな顧客体験を目指したDX対応力向上の推進に貢献していく。<NTT>
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