医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

トン汁

2013-12-21 06:51:42 | 薬局
たまには手料理で…。

先週の日曜日は無性に”豚汁“が食べたくなった。
自宅にいる時は、”豚汁“など子供の食べるものと、お酒を飲んだ後に少しもらうだけだった。
ところが、毎晩の居酒屋生活では普通のものが食べたくなる。
さすがに居酒屋に“豚汁”メニューはない。

先ず、近くのスーパーに自転車で向かう。
そこで、材料を仕入れる。
豚肉、玉ねぎ、にんじん、大根、ねぎ、豆腐、じゃがいも、ごぼう、しょうが、にんにくなどを買い込む。
にんにくは私の勝手な隠し味だ。
この時にこんにゃくを忘れてしまった。
大事なダイエット食材にもかかわらず。

それぞれの食材を適当な大きさに切る。
切っている内にだんだん量が増えてくる。
これはいったい何人分になるのか。
調剤経験のない私には量の調整など出来ない。
ある物は全て切り刻む。
かなり大きめの鍋を用意することになった。

だしはあらかじめ昆布と煮干しで出しておく。
先ず豚肉としょうがをごま油で炒める。
普段使わない鍋のせいか、それとも腕前のせいか豚肉が鍋にへばり付く。
ある程度火が通ったところに具材をドドドッと入れる。
それと同時にだし汁も加える。
だしを出した昆布と煮干しを食べながらビールが始まる。
11時少し前だ。(もちろん午前中)
ぐつぐつ煮だってきてあくを取りながら、買ってきた漬物とお歳暮に頂いた明太子でビールから焼酎のお湯割りに切り替える。

何となく“豚汁”は出来上がったが、既にお腹がいっぱいになっていた。
少しビールを飲みながらお腹がすくのを待った。

やっと15時ころになって”豚汁“に気が動き出した。
食べる分だけ大鍋からすくって小鍋に入れて味噌を入れていただく。
なかなかしょうがとにんにくがいい味を醸し出している。
大量にできたので夕方にも食べた。

そして、月曜日の朝も“豚汁”になる。
朝、出社したスタッフにも丼いっぱいの”豚汁“を半強制的に消化してもらう。

因みに、診療報酬だけど0.1%は420億円程度の増額である。
消費税分が1.36%アップするが、この内訳は薬価分が0.73%で、本体部分が0.63%となっている。
正直なところほとんど消えてなくなる。
詳しくは、休み明けにでもお知らせしたい。
今日から休憩!




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ただより高いものはなし

2013-12-20 06:46:29 | 薬局
0.1%とは。

政府は20日に2014年度予算編成の中で、診療報酬改定について増額を見送る方針を固めた。
改定率は0.1%とし420億円の増額だそうだ。
これでも自民党議員はかなり頑張ったんじゃないだろうか。
なんてったって300人以上からなる国会議員が、にわか作りの「国民医療を守る議員の会」を設立し、日本医師会を応援したお蔭様だ。

詳細はこれからだが、消費税に伴う引き上げ幅の1.36%を薬価引き下げにより引き当てる。
通常だと、消費税分は別建てとして薬価引き下げ分を本体部分に引き当てるのだが、今回は本体部分がほぼゼロになる。
また、本体部分(技術料)は、大病院を中心に重症者向けとして手厚い医療や過度な設備を是正するとしている。
これは看護レベルで7:1看護が最も高報酬となるが、ふさわしくない医療機関までもがこぞって基準をクリアして、高報酬獲得に動いたことを戒めようとしている。
また逆に、在宅医療の充実には配分するとなっている。
こうなると薬局も当然のこととして在宅への取り組みが必要になる。

ただ、注意が必要なのは消費税分の引き上げは本体部分だけではない。
もちろん薬価にも消費税分の引き上げが必要となる。
どうやらこの両方の引き上げ分を薬価引き下げ分で賄うような気がする。

結果として、消費税増税分の引き上げなど微々たるもので、支払う消費税の方がはるかに負担が大きい。
また、調剤報酬はご存知のようにアゲンストの風に向かっている。
価格交渉による薬価差益の獲得が難しいことも予想される。
処方せん1枚当たりの売り上げは下がると思われる。
それ以上に1枚当たりの利益額はかなり大きく下がることが予想される。
これらを踏まえて、いま大事なことは処方枚数を増やす“マーケティング”である。
詳しいマーケティング手法は過去のブログをひっくり返してみていただきたい。
多くのヒントを提供してきたつもりだ。

さて、石原さんはなかなかいいことを言う。
「晩節汚す(ばんせつけなす)」
それまでの人生で高い評価を得てきたにも関わらず、後にそれまでの評価を覆すような振る舞いをし、名誉を失うことだそうだ。
猪瀬都知事も人の子である。
誰にでも間違いは起こるものだ。

「私も晩節汚す」前に引退も…5,000万円もらったら考えよう。
但し、私は返さない。




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格差あってこそ

2013-12-19 06:15:59 | 薬局
いくらならいいのか。

中医協薬価専門部会では次期薬価制度改革の骨子として、初収載時の後発医薬品の薬価を原則6掛けとし、内用薬で10品目を超えるものには5掛けとする提案がなされた。
これも既にささやかれていたお決まりのコースだ。
現状は7掛け、10品目を超える場合は6掛けである。
ただ、当初は全て5掛けの案もあった。
ところが、ここに自民党の「製薬産業政策に関する勉強会」なるものが緩和の方向で厚生労働大臣に申し入れを行った。
これが効いたのかどうかは定かではないが、結果として5掛けルールは緩和された。

後発医薬品の使用促進のお蔭で後発医薬品メーカーの決算は好調だ。
中には中堅先発メーカーにも劣らない社員平均給与が750万円ほど出ている企業もある。
平均だからかなり凄い。
儲かっているなら医療費抑制に協力して薬価が下がってもいいじゃない。
とはならない。
儲かった分はそれなりに使い道があるようだ。
まさか政治献金になるとは思わないけど…。

この他にも後発医薬品の価格を「3価格帯」とすることも出ている。
現行では最高価格の「20%以下」(統一名)、「20~30%」(銘柄別)、「30%以上は3%刻み」になっている。
これを「30%以下」(統一名)、「30~50%」、「50%以上」(銘柄別)の3価格帯で整理するという。
薬価は、それぞれの価格帯の加重平均で決まる。
確かに、同じ成分でも薬価が異なるのはおかしな話だ。
「3価格帯」でもまだ多い。
後発医薬品は「1価格」の「帯」の無いのが望ましいのではないのか。

また、後発医薬品の製造中止も納得できない。
勝手に作っておいて採算が悪くなったからと言って「止めます」はないだろう。
こんな後発医薬品メーカーは参入できない様に規制が欲しい。
困るのは患者だ。
また、こんな理不尽なメーカーに抗議しないのも薬剤師団体の優しさなのか。

さて、それに関わる「後発医薬品調剤体制加算」であるが、算定するには3ヶ月の実績が必要になる。
4月からの算定だと1~3月までの実績となる。
中医協での話では、後発医薬品の使用率を上げると、それに伴って薬局が努力してくれていると評価している。
評価してくれるのはいいが、だからハードルは高い方がいいとなっている。
今回の後発医薬品使用促進のロードマップでは17年度(18年3月末)までに60%となっている。
と言うことは60%が第1ハードルのなる可能性が高い。
ところが未だに新算定ルールでの使用率を確認していない薬局も多い。
確かに、レセコンメーカーも対応できていないところも多々ある。

でも、1~3月の実績ですから。




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20は大人か

2013-12-18 06:09:40 | 薬局
どうなるのか?

日本薬剤師会と日本保険薬局協会との軋轢(あつれき)を感じる。
どうも今回の調剤報酬はアゲンストになる予想が濃厚だ。
従来の技術料への配分が医科・歯科・調剤「1:1.1:0.3」のバランスが崩されようとしている。
その最大の要因に大手調剤薬局チェーンの「過度な利益追求」と「未妥結・仮納品」である。
その結果として一部の高額所得者への批判へとつながっている。
ただ、これは営利企業としてあるべき姿なのかもしれない。

正直なところ価格も決まっていないのに卸す側にも責任がある。
生命関連商品とは言っても「ならぬものはならぬものです」と納品拒否があってしかるべき。
薬が必要なら薬局同士でもやり取りが可能だ。
但し、これに手間取って患者がいなくなったとしても自己責任じゃないだろうか。
少なくてもきちんとした売り上げと利益の表示くらい上場企業としての株主責任は果たして欲しい。

さて、今回の調剤報酬については、どこから出てきたのか20店舗以上薬局を運営する会社を大手調剤薬局チェーンと仮に定義をしているようだ。
この20店舗以上に日本保険薬協会が噛みついた。
同協会のほとんどが20店舗以上の会社だ。
ここに対して調剤報酬に差を付けようと主張または同意しているのが日本薬剤師会だ。
協会側は自分たちも日本薬剤師会の会員であることを強調し、このままでは脱会もあり得ると危惧される。

その日本保険薬局協会であるが、来年から医薬品の購入について「入札」で決めようと動きがある。
何かと批判が多い「未妥結・仮納品」への解決策である。
先ずは3月中に4月以降の取引分を「入札」によって医薬品卸を決める。
「入札」が契約書となり妥結状態とする。
従って、遡及値引は発生しない。
ただ、今回は薬価改定や消費税増税もあり価格も不透明となるので、7月以降の納品については再度「入札」を行って決める方式だそうだ。
これも医薬品卸にとってはかなりきつい対応を迫られそうだ。
また、ここで出てきた価格情報が他の薬局へ影響することも十分あり得る。

日本薬剤師会から継子(ままこ)扱いされた様な日本保険薬局協会であるが、今回の「入札」の導入で、どこまで「未妥結・仮納品」への批判を回避できるのか。
また、この「入札」を協会の会員がどれだけ賛同できるのか。
さらに、継子が反乱を起こして集団脱会はないのか。
今後の成り行きが気になる。




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マグロもねぎをしょって来る

2013-12-17 06:08:30 | 薬局
どう受け止めることが出来るか。

予算の概算要求が始まっている。
今週中にはある程度の目処がつくと思われる。
その中に「薬局・薬剤師を活用した健康情報拠点の推進事業」が盛り込まれている。
その額は2億9,200万円だ。
これを単純に薬局数で割ると1軒あたり5,300円になる。
この予算で何が出来るのだろうか。

その中身であるが県が地域の健康相談の窓口になる薬局を「健康づくり支援薬局」として認定するらしい。
そこでは高血圧、たばこ、認知症、在宅医療の研修を受けた薬剤師が患者の支援を行う。
既に、日本薬剤師会には打診があった模様で事業開始の準備が始まっている。

この認定には専門的な知識を有する薬剤師の設置、県民の健康相談に対応できる時間と空間の確保、リーフレットやポスターを活用した健康相談の普及啓発や情報提供の実施、医療機関などとの連携、相談者に無理に物品を販売しないなどが要件となっている。
この要件を満たすと支援薬局の「表札設置」が認められ、専門的な薬剤師には「○○(研修済みの領域)の薬剤師」を名乗れるピンバッチが与えられる。

これって薬局の仕事かもしれないが、生活の糧にはならないような気がする。
事業は利益が出てはじめて継続性が担保される。
そして、これらは薬剤師会が作成した薬局の将来ビジョンとマッチしているのだろうか。
協力するにしても自分たちの将来ビジョンと照らし合わせての構想参加が必要だ。

さて、具体的な支援であるが高血圧症対策では飲み忘れ、飲み残し防止に向けた服薬指導、高血圧測定記録欄付きお薬手帳を活用した家庭血圧家測定の促進だそうだ。
この他に残薬対策として残薬の状況や発生原因、改善取組などもある。
正直なところ、これらは既に薬局で取り組んでいなければならない必須事項じゃないだろうか。
今さら支援薬局として取り上げるべき内容ではない。
たばこもOTC薬の推奨を含めた禁煙支援だそうだ。
喫煙薬剤師には頭が痛い話である。

さて、どこが選ばれて、どんな対応をして、どんな成果が生まれるのか。
すこぶる興味がある。

昨夜は、当社のささやかな忘年会だった。
参加人数は少ないが近所のおばちゃんやパートの子供も参加しておごそかに始まった。
今回は、浅草で「葱鮪(ねぎま)鍋」にした。
江戸時代の末期から鮪が食べられるようになった。
当時、赤身は主に醤油に漬けて保存された。
この保存法をヅケ(漬け)というと言って江戸前寿司には欠かせない。
醤油をはじき返す脂身(現代に言うトロ)の部分は腐るだけの余り物で、肥料にされるか廃棄された。
しかし庶民はこれをしょうゆベースのたれでさっと煮て食べる。
もちろんねぎは必需品だ。

と、今年を忘れて思いは来年を駆け巡る。


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いよいよ始まった…かなぁ

2013-12-16 06:05:00 | 薬局
いつの間にか…。

分割調剤の範囲が広がっている。
内閣府は団体や企業・個人から規制改革に関する要望を受け付けている「規制改革ホットライン」がある。
そこに寄せられた提案事項に、処方せんの有効回数の緩和に関する要望が数多いそうだ。
これに関して厚労省は「医師の処方内容(薬剤の種類、使用期限、分量等)の範囲内で、薬局で分割して処方を受けることは可能」との見解を出した。
「同じ薬を長年服用するような場合については、医師の相談の上、長期期間分の薬剤の処方せんを受け、その処方せんの範囲内の分量の薬剤を数回に分けて薬局で受け取る方法であれば可能」とした。
これは明らかにリフィル処方せんである。

中医協の審議の中にも「特定機能病院や500床以上の地域医療支援病院の長期処方について試験的導入が考えられないか」と論点を上げていた。
こうなると試行的導入どころではない。

そもそも「分割調剤」とは、長期の処方せんで分包などにより変質する恐れがある薬剤や初めて後発医薬品に切り替えるためのお試し期間として認められていた。
この時の処方せんは調剤のつど患者が薬局に預ける形で行われる。
今回はどうなるのか。
今までとは明らかに異なる。

リフィル処方せんについては門前薬局にとってかなり不利になる。
あえて混み合っている薬局に行く必要がない。
自宅の近くや買い物などのついでが有利だ。
但し、そこの事をアピールできればの話だ。
その他にも親身に相談に乗ってくれる薬剤師や笑顔で迎えてくれる事務職員がいる薬局が選ばれそうだ。
その準備は出来ているのか。

ところで、職能団体は「連盟」と言う政治団体を持っている。
日本医師会には「日本医師連盟」がある。
この政治団体が2012年度に自民党と国会議員23人に1億2,150億円もの政治献金があったそうだ。
その23人には安倍首相も田村厚生労働大臣も入っている。
この2012年度は政権が民主党から自民党に返還されていた。
そのせいかにわか作りで出来た「国民医療を守る議員の会」には307人もの国会議員が加入している。
そして、診療報酬のプラス改定を訴えている。
この診療報酬は献金が出る日本医師会の報酬を守る会だ。

まぁ仕方ないのか…。
あの猪瀬さんでさえもグレーなお金の処理に困っている。
何かお金の使い方が間違っていませんか。


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ささやかだけど・・・

2013-12-15 06:38:44 | 薬局
ここを強調して欲しい。

意外に知られていないが、大手調剤薬局チェーンが社会貢献事業に取り組んでいることだ。
ここはもっとアピールして欲しい。
アインファーマシーは「ワクチンの日」(7月6日)に合わせて、グループ全店でVPD(ワクチン予防できる病気)の啓発活動を行っている。
その他にもペットボトルのキャップをNPO法人に提供し、コンクリートの型枠用ボードに再利用してもらっている。
これらの収益をポリオ(小児まひ)などのワクチン購入に充て、それが世界の子供たちに配布されるらしい。
さらに、一般社団法人「さっぽろシェリー」に協賛し、障害者が働く店舗への支援も行っている。

因みに、「ワクチンの日」は、1885年のこの日、近代ワクチンの父であるフランス人科学者ルイ・パスツール博士が開発した近代ワクチン(狂犬病ワクチン)が、9歳の少年ジョセフ・マイスター君に接種された記念すべき日だそうだ。
ペットボトルのキャップは、約430個で10円のワクチン代になる。
ポリオワクチンは1人分が20円だそうだ。
NPO法人 エコキャップ推進協会が対応している。http://ecocap.or.jp/aisatu.html
さっぽろシェリーは、一般企業では働くことが困難な障害者が働ける「シェリーの店」を通じて靴修理、カバン・ハンドバッグ修理と靴クリーニング、傘修理、ベルト修理、合鍵複製、刃物研ぎなどを取り扱っている一般財団法人である。

この他にもクオールは養護学校に寄付するためにベルマークやペットボトルのキャップを全店で回収している。
また、世界で難病に苦しむ子供たちの夢をかなえる活動の「メイク・ア・ウィシュ オブ ジャパン」を支援する募金活動も行っている。

メディカル一光は小児がん患者を対象としたサマーキャンプへの寄付、メディカルシステムネットワークでは移植医療への支援、たんぽぽ薬局(トーカイ)では処方せんの受付ごとに1回1円を骨髄バンクに寄付、アポロメディカルは車いすやAEDの寄贈などもある。

たまたまこれらは「じほう」の記事からの抜粋であるが、もっとアピールして欲しいと感じた。

因みに、当社もささやかであるが「特定非営利活動法人 小児がん治療開発サポート」、新潟の「なぎくんに心臓移植を」、「NPO法人 どさんこ海外保険協力会」などへの寄付をさせていただいる。
今の自分たちは皆様のお蔭様である。

生かされている自分を知る。




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金玉を掘り出せ(の忘れ)!

2013-12-14 06:13:37 | 薬局
薬剤師がいない。

地方に行くと経営者からのボヤキが聞こえてくる。
薬剤師がいないそうだ。
本当にいないのか。
ボヤキ会社に限って意外に何もしていないことが多い。
いつも言っているが名刺にホームページが無い。
もちろんメールアドレスも無い。
これでは職を探している薬剤師がいても自らかくれんぼしている様なものだ。
先ずは、ホームページは当社にお任せください!
薬局専門のコンサルタントが腕によりをかけてご提案させていただきます。(明らかに宣伝)

さて、地方には薬剤師がいないのか、薬剤師になりたいニーズがないのか。
個人的には薬剤師になりたいニーズはあると思っている。
但し、なかなかハードルが高い。
学費は私立大学の場合、年間200万円くらいじゃないだろうか。
さらに、6年制も厳しい。
通常の卒業でも1,200万円が授業料に飛ぶ。
その他に、アパート住まいに自炊生活となると年間で150万円はかかる。
入学金を考えなくても1年間に350万円は支出は並みのサラリーマンでは難しい。
私が薬科大学に入学した当時(38年前)の授業料は37万円だった。
それでもよく卒業までお金がもったものだと今さらながらに感謝している。

そこで薬剤師になりたい卵を発掘するために、超地方の高校生を対象として「薬剤師体験セミナー」など自薬局で開催してみてはいかがだろうか。
薬剤師への魅力や働きがい、将来性など伝えたいことはたくさんある。
休みの日を利用して調剤疑似体験なども実施する。
その気になった高校生には薬科大学にチャレンジさせよう。
と言っても親の同意も必要になる。
ここは親とも相談して奨学金制度の提案も必要になる。
但し、それ相当の大学への受験を条件としておかないと卒業までたどり着けない。
人材紹介会社にお金を落とすなら、こんな方法もあるんじゃないのだろうか。

さて、昨日は今年最後のHSEセミナー前半だった。
内容は消費税対策と薬局が置かれた現状分析だ。
12月は来春からの戦略を練る大事な時である。
忘年会に浮かれてばかりもいられない。
調剤報酬や薬価の改定内容はこれからであるが、大手調剤薬局やドラッグストアの動向や時代のトレンドなどは今からの分析が大切になる。
何と言っても2025年までのたった12年間に社会保障全体が大きく変わるはずだからだ。
変わらないと制度が持たないといっても過言ではない。

そんな時代の先を語れる人などいるのか…?って思うことなかれ。
昨日は2時間弱であったが時代の先読みの一部をご披露させていただいた。

この続きは、このブログで!





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便利だけど

2013-12-13 06:29:09 | 薬局
気になることがある。

会議などに出ていて、何かとスマホを気にする人が増えていないか。
何軒かの薬局企業のコンサルをしていて、打ち合わせ中にもかかわらずしきりとスマホメールを返している。
そんなに急ぐ用事なのか…。

相手の都合など考えずにかかってくる電話も多い。
後で、返せばいいと思うが「はい、もしもし」となる。
着信が分かるので、あえて出ない場合もあるがついつい出てしまうようだ。
基本的に、私の携帯電話にはコールはほとんどない。
未だにガラ系であるが、1日に2~3コールもあれば多い方だ。
これも仕事がら少し考えものである。

電車に乗っていると若者はほとんどスマホを覗いている。
メールをしたりゲームにふけている。
特に困るのが歩きながらのスマホだ。
突然、歩みが遅くなったり止まったりする。
変な文化が蔓延したようだ。

そのスマホであるが大手調剤を中心に「電子お薬手帳」の普及が進んでいる。
アインファーマシーでは、お薬手帳機能はもちろんだが、薬局で受け取った薬情に印刷されたQRコードを撮影すると、薬を服用する時間になったらアラームが鳴るらしい。
糖尿病薬などは服薬のタイミングが面倒だ。
食前30分などは計っていないと忘れてしまう。

クオールではスマホで処方せんを撮影すると指定の薬局に送付できる仕組みが搭載されている。
搭載じゃないよなぁ。
アプリってやつかな。
薬局に行くと薬が出来上がっている。
待ち時間解消に役立つ。

その他にも大手は独自のスマホ活用術を提供している。
国は無責任にも15年までには「電子お薬手帳」を30%まで持っていこうとしている。
それはそれでいいが、中小薬局が対応できる標準型を示して欲しい。
大手任せでは大手の囲い込みに使われてしまう。
さらに規格がバラバラだとコストが大変になる。

ガラ系の私には関係ない話だがスマホも持ってみたい。
息子に言わせると「おっとうにはまだ早い」って、いつになったら早くないんだ。

ただ、かなり老眼も進んでいるので見えるのかどうかも心配だ。




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たいした大志

2013-12-12 06:15:25 | 薬局
もっと社会勉強を。

私はセミナーの後の懇親会を大切にしている。
セミナーは1時間半から2時間を要するが、質問に時間を設けてもシャイな薬剤師からの質問はほとんどない。
だからあえて時間いっぱいまで話し続ける。
伝えたい事がたくさんある。
そんな事もあってセミナー終了後の懇親会が質問の場となる。

先ずは、急いで多少の腹ごしらえをする。
だからいつも刺身とサラダがメインとなる。
それからおもむろにお酒のグラスを持って移動して回る。
セミナー参加者は若手が多い。
彼らに5年先、10年先の話など「夢」の大切さなどを語る。
その夢を実現させるために「今」が大切であることをお節介な老婆心だ。

セミナーに出てくる若手は、独立志向を持っている人が意外に多い。
そんな彼らに「そこに座っていちゃダメだ」と「もっと自分をアピールしろ」と喝が入る。
せっかくに機会だから挨拶に回れと追い立てる。
薬剤師に不足する「営業力」と「雑談力」を鍛える様にお仕着せがましい指示が飛ぶ。

独立するって事は経営者になることだ。
経営者とは何から何まで自分で決断しなければならない。
もちろん他者に頼むとお金がかかる。
会社の設立登記や薬局の許認可の届け出など面倒なことが山積みだ。
その他にも業者との打ち合わせや交渉なども言いなりになっているとお金がいくらあっても足りなくなる。
最も面倒なのに処方先の先生との調整もある。
世間に積極でないと社長業など出来っこない。

ここまでたどり着いた人はいいが、ほとんどは処方先が「どこからか来ないか」とあてにならない期待が大きい。
医薬品卸や医療機器業者などに頼んだって…。
誰も儲かることが明らかな処方先など譲ってくれない。
「自分の道は自分で作る」が基本だ。
ちょうど来年は消費税が8%になるのでチャンスである。
先ずは、院内で薬を渡している外来数が多い診療所を見つける。
これくらいは医薬品卸に聞いてもいいだろう。
ここでターゲットが決まる。
後は、何度断られても名刺を持って訪問する。
宝くじと同じで買わないと当たらない。
訪問しないとお声かけはない。
これが出来ない薬剤師が多い。

こんな度胸を鍛えるのが懇親会だ。
ぼういずび~アンダーシャツだ!

さて、暖かくして空港に向かうとするか。



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