医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

スムーズなスキーム

2018-02-10 05:31:26 | 薬局
スキームを組む必要性を感じる。

今回の調剤報酬改定では何かと確認事項が必要になる。
その確認事項を引き出し薬歴への記載をスムーズにできるかどうかがカギを握っている。

例えば、「かかりつけ薬剤師指導料」では「患者の同意取得時に、患者の状態等を踏まえたかかりつけ薬剤師の必要性やかかりつけ薬剤師に対する患者の要望等を確認することを要件とする」が追加となった。
「必要性」と「患者の要望」がポイントになる。
患者にどの様な持ちかけをしたら、どの様な答えが想定できて、その「必要性」が頭に浮かぶかどうかが大切になる。
これはあらかじめ用意した方が良さそうだ。
その「必要性」に応じた「患者の要望」も必須となる。
いわゆる”テンプレート”ってやつだ。

「薬剤服用歴管理指導料」にも面倒な「次回の服薬指導の計画を追加」とある。
これも疾患別やカテゴリー別に「次回の服薬指導の計画」を想定しておかないと迷う。
そして、患者が来たら前回伝えた服薬計画から始められるように、薬歴の記載内容を連続させたい。

さらに新設の「服用薬剤調整支援料」はなかなか手ごわい。
先ずは、医療機関の「薬剤総合評価調整管理料」及び「連携管理加算」の仕組みを理解したい。
出来れば図でわかりやすく説明できるツールも欲しいところだ。
これを使って先ずは医療機関に理解してもらう。
ある人が調べたところ全国で1,000軒ほどしか算定していないそうだ。
これは事前に医師に面会し、薬局からのアドバイスにより2種類以上の減薬によって、「薬剤総合評価調整管理料」の他に「連携管理加算」が付いてくる仕組みを理解してもらう必要がある。
月に1回の算定だが300点になる。

「調剤基本料2・3」及び敷地内等の「特別調剤基本料」の薬局が必死に算定しなければならない「地域支援体制加算」の「1年に常勤薬剤師1人当たり」の実績がきつい。
これも項目ごとにどんな時に、どんな状態の患者に、どんな持ちかけで、どんな方法で、どの様に薬歴に記載するのかをあらかじめ想定しておくのがいい。
先ずは、最低限の実績回数をこなしてもらわないと困る。
どれも半分押しつけがましいが、患者にとって必要な部分が多く、悪いことをするわけじゃない。
多少の負担は我慢してもらうぐらいじゃないだろうか。
負担と言っても「調剤基本料2・3」の報酬はかなり低くなっている。
でもどんなに努力しても難しいのは「麻薬指導管理加算」の実績じゃないだろうか。
これは削除して欲しいと言わなきゃ。
ある人に言わせると意外に在宅の患者に麻薬の処方が出ているらしい。
それを…、まさま…などと。
高齢者施設では「外来服薬支援料」を「居宅療養管理指導費」の算定が難しい患者へ進める方法もあるらしい。
いやいや忘れちゃならない夜間・休日の実績400回は夢幻か。

誰も文句を言わないけど薬剤師の充足を高めると実績もきつくなる。
手抜きして薬剤師がカツカツだと実績も少なくて済む。
カツカツって限りなく1人が40枚に近いってこと。

変だよね。

頭は生きている内に使いたい。






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コメント (8)
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