医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

もうかりまっか!

2011-01-17 06:35:04 | 薬局
「薬剤師へのラブコール」

東京医科歯科大の川渕教授は、今回の調剤基本料の一元化への提言を「薬剤師へのラブコール」と称している。
どこからのラブコールか分からないが、その影響は大きい。
1/14のリスファックスのインタビューに答えている記事が掲載された。

ご存知のように、行政刷新会議の規制・制度改革分科会ライフイノベーションワーキンググループでの提言である。
厚労省は24点に統一すると「多くの薬局が継続困難になる」と心配しているらしいが、本音は978億円の医療費削減にほくそ微笑んでいるかもしれない。
何年か前に厚労省の課長が「こんなに薬局は要らない」と発言していたのを思い出す。
今回の提言に対し薬剤師会はいつもと通り何の根拠も示していない。
ただ、24点を算定している1%に40点を算定している99%が合わせるのはおかしいとの一点張りだ。
これでは勝てない。
例えば、処方せんの受付は全て薬剤師が行い、先ず内容と患者の所見を確認、さらに薬歴との照合をするぐらいのことをやらないと無理だ。
川渕氏は「医療経済実態調査」を引き合いに、薬局の利益率が6.0%で病院に比べるとすこぶる良好としている。
さらに40点を算定している薬局の方が、疑義紹介率、調剤ミス発見率、時間に対する患者満足度が、24点算定薬局より上回っているとも主張している。
何となく分かるような気がする。
これに追い討ちをかけるように調剤支払に対するポイント付与にも及んでいる。
ポイント付与できるくらい儲かっていると言いたいらしい。
その内、4億数千万の役員報酬も登場するであろう。
そして後発品へのシフトが期待はずれであることも追加だ。
徐々に進んではいるが、出来るところを手っ取り早くやったって感じで、努力しているようには見えないのだろう。
それも一理ある。

リスファックスの記事からは、詳しいことは分からないが誰が薬剤師に、どんなラブコールを送ってくれているのだろうか。
ひょっとして「儲かりすぎとちゃいまっか!」かな?




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