あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

これぞ亜保守

2012年07月17日 22時03分28秒 | 政治(野田政権)
 最近の産経系識者の野田総理の礼賛ぶりは凄まじいものがある。
 とか思っていたら、本日朝刊の社説がこんなんだった。

【産経社説】軽減税率 欧州を参考例に導入図れ
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120717/fnc12071703060000-n1.htm

 対策の一つとして3党は、生活必需品などの税率を低めに抑える軽減税率も検討する方針だ。欧州では広く普及しており、食料品に加え、新聞や書籍なども対象だ。「知識には課税しない」との伝統による。


 「新聞には課税しない」という文句は、別に産経に限った話ではないが…。
 なんかね。野田が消費税に固執しはじめてから、メディアの、特に新聞の論調に変化が出てきたような気がするのは、気のせいではあるまい。

 ぬぁ~にが、「知識には課税しない」だ。痒い痒い。
 で。それに呼応するような形で。

【櫻井よしこ・オフィシャル】「決められる政治」を実践した野田佳彦首相を私は評価する
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2012/07/07/

【ニコニコ動画】三宅久之氏「強く支持!野田も櫻井よし子もTPPも消費税増も。」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16706634

 なんと、この野田の方針については保守系の論陣が諸手を上げて賛成なのである。
 ちなみに維新の会も方向性が同じなのである。「小さな政府」とか、「収入の範囲内で予算を組む」とか。
 いわゆる、「経済右派」的な考え方なのだが…。彼らがこの考えに賛成なのは、政治的なスタンスから当然と言える。

 もちろん、デフレ不況下で景気を悪化させるこの手の「緊縮」政策は、現状にマッチしているとはとても思えない。
 故に、現状の経済政策を考える時、バランスを取る意味において、左派の役割が重要になるのだが。
 左派系が完全に死に体なのである。俺が常日頃、「左派系のマトモな政党が欲しい」と呟いているのは、こんな現状に陥る事を憂えての事なのだ。

 で。
 まあ上のリンクを読んでもらったらわかると思うが。
 もう右派系から野田が。大絶賛状態なのである。そりゃね。本来の右派である自民党がやりたくても成し得なかった、消費税率アップをなんとか形にしてくれそうな期待感があるわけだから。

 じゃあ、この消費税アップっつーのは、野田の手柄なのかね?
 いやいや。違うだろ。ヤツは何もやっていないだけだろう。…と俺は思うのだけど。野田の手柄なの?そうなの?

 だって、消費税アップのこの法案ってさ、形はも、自民党の主張そのままじゃね?
 自公が政権与党だった頃、民主党がさんざんに反対しまくって、機会を逸し続けてた法案やん。民主党が賛成に回れば、もっと昔の段階で、成立していたシロモノ。

 本当に野田…民主党は何もしてないぞ?民主党が、「財務省主導」になった後、その彼らの邪魔もしていないだけ。

 尖閣諸島といい、九州豪雨の件といい。ガチでなーんもしていない。最低な連中だぞ。

【産経】尖閣国有化 野田首相“言うだけ” 地権者と具体的交渉なし
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120714/plc12071423310015-n1.htm

【大岡羽前の暗闘日記】【九州豪雨】政府・民腫痘、いまだ激甚災害指定せず
http://o-u-tarasuke.jugem.jp/?eid=587

 こんな野田を、何故保守系が絶賛してるんだろうね。野田は保守と言うが、保守の風上にも置けない「待ち」っぷりだと思うわ。
 意味がわからん。産経ですらケチョンキョチョンに叩きまくった麻生元総理やら、現在進行形ケチョンキョチョンの谷垣自民党総裁の方が余程マシな事を言っているように思うのだけど。

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