あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

高速道路の料金所から「一般レーン」がなくならない理由

2018年02月21日 23時24分13秒 | 政治(安倍政権)
 …という記事を見つけた。
 あ。これは確かに考えた事なかったな。どうしてなのかな。マジでわからない。

【CARTOP】高速道路の料金所から「一般レーン」がなくならない理由とは
http://news.livedoor.com/article/detail/14321830/

 こーゆー記事を見つけた時、アドレスを踏む前に想像する事にしている。
 その方が楽しんで記事を読むことができるからだ。
 たいてい、この手の記事はトンチンカンな内容で、俺が想像した理由の方が自分で腑に落ちてしまい、「何言ってんの?こいつ」みたいな気分になり、ブログのネタにする事になるのだけど…。

 今回のこの記事については、実に納得できる、説得力のある回答であった。

 ちなみに。ETCは利用率9割なんだそうだ。一般レーンを使う奴は1割を切っている。それなのに、なぜ一般レーンがなくならないのか。否。なくさないのか。
 それは、ETCのセットアップ率が半分以下だから。らしい。

 よーするに、日本にある8000万台もある自動車のうち、ETCがついてるのは3000万台程度なんだって。
 そりゃー…。一般レーンなくならんわ。つまり、日本にある半分以上の車は、めったに高速道路を使わないということか。
 まあ、田舎住みの、生活に車が必須のじーさんばーさんとかが、高速乗るのは、確かにあまり想像はできない。

 なるほどなぁ。そう思ったわけだけど。

 俺が興味を持ったのは、そのETCが普及していくプロセスであった。

導入当時。
 特典ナシ。車載セット5万円ぐらい→利用率0.9%
 ↓
 8ヶ月後。やっと国交省動く。
 前払いサービス導入(当時主流だったハイカと同じ割引率)→利用率横ばい
 ↓
 4年後。ETCが突然本格的に普及し始める
 偽装問題でハイカが廃止。運送系の大口顧客向け割引も廃止。
 割引はETCのみに一本化→利用率50%オーバー。
 ↓
 7年後。リーマン・ショック時の緊急経済対策。
 ETCは土日休日上限1000円。→利用率80%オーバー。

 やっぱり、人間は明らかに得だと思った時、動きが速いのだ。
 ETC導入で、例えば人件費が安くなったか?と言えば。はっきり言ってクレカの有効期限が切れてるのに気が付かなくって、その場で現金を支払うしかなくなってしまった人への対応とか(俺も実は1回だけやっちまった事が…)、ETCのバーを突破してしまうバカとか、通行止めとかチェーン規制とか、車載器が故障したとか、実は人件費は減っていない上、システム導入費用もある。

 はっきり言って、人間管理でアナログにやってた方が、今のままなら安かった。
 まあ、システム屋なら薄々気がついてるだろうけど、システムなんて、導入しても人件費は削減できないんだよ。よりやることが増えて面倒になる事の方が多い。

 なんの為に導入するねん?ってのが、当時のETCだったのである。
 で、最近はすっごい普及率で、料金所渋滞が解消されるなど、良かった点はいっぱいあるETCなんだけど。

 それは、やっぱ普及してこそ…。なんだよね。
 で、ふと安倍総理が、景気対策として経団連に、賃金のベアを要求してるのが頭によぎったんだ。
 経済政策ってのは、いつもウチでは主張しているけれども。
 誰かが損をするって施策は無理なんだよ。誰もが幸せになる施策でなければ、上手いようには転がらない。

 上記ETC普及の流れは、俺が普段主張している事を、見事に証明している事例の1つなんじゃないかなと。思ったのであった。

 なー?やっぱイケてる施策ってのは、こーあるべきなんだよ!
 ETCを導入しないと損だ!ってなると、途端に全部がいい方に流れ出す。当時、言われてた高速の料金所の人件費削減とか、制度としてぜんぜんイケてなかったのに、割引しまくって、こんだけ普及したら、どれだけ経済効果として波及した?すっごいよマジで。

 あー。うまく言えないんだけど…。だったら俺に何か考えがあるのか?って言われりゃキビシイのは百も承知なんだが。

 少なくとも、今の経済政策に、こーゆー「誰もが得をする流れ」ってのは、感じられないんだよなぁ。

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