あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

民主主義と全体主義

2010年06月17日 22時21分08秒 | 国際
 ちょっと前、「痛いニュース」で、ソマリアの海賊に対するロシア軍がとった扱いが話題になっていた。
 つーかもっと前に記事になっていたんだけどな。「おそロシア」と。

 要するに、拿捕した海賊を、食料と水を渡してゴムボートに乗せ、ソマリア沖合600キロの地点で釈放するという、「漂流刑」にしたという事件だ。

 当然国際社会は、人道的に問題があるという。

 この間、週刊オブイェクトで、ロシア軍が受けていた命令が明らかになった事を紹介していた。ホントは昨日エントリしようと思ってたんだけど、昨日4エントリだからな…。今日はネタがなかったので、この記事を紹介する事にした。

 「見敵必殺。以上。(サーチアンドデストロイ。オーバー)」

 なにこのシンプルさ。思わず笑がこぼれた。
 なんという効率の良さ。民主主義ってのは、効率面で言えば間違いなく全体主義の足元にも及ばない。
 今の民主党(名前はこんなだけど、全体主義政党ね)を見てればわかると思うけど、全体主義ってのは、勝てば官軍でやりたい放題だ。その方面だけで見れば、本当に効率がいい。

 このロシアの立ち居振る舞いについては、日本人はワリと肯定的だったりする。
 よくやったとか、そんな意見が多い。

 何を隠そう、俺も同じ意見だ。民間船を襲い、一般人の命を危険に晒しながら、自分達が同じような境遇に晒されたら命乞いかよ情けない。それなら初めから海賊なんぞするなと言いたい。
 というか、別に捕まった海賊どもが命乞いをしたのかどうかは知らんけどな。

 じゃなくてだ。何故にそんな非道を行った連中にまで人権を認めねばならないのかと。その場で銃殺でOKだろう。シー・シェパードですら、俺は雷撃で撃沈してもいいと思う。まあ運良く助かったなら救助して逮捕したらいいと思うが。そっから先はあくまで人道的に。

 民主主義国家は面倒だ。ま、だからと言って全体主義を認めるワケにはいかないとは思うけどな。弁護士だった素晴らしい仕事だと思う。
 ただ、俺はもっとお互いの良い所を認めた方がいいのではないかと。そう思うのだ。

 そもそも、人権問題は、よく民主主義国家にとって足枷となって非難されているが、その足枷をはめられている国にとっては凄い理不尽な話をでっち上げられている事が本当によくあるし(耳が痛いだろう日本人)、実際に虐殺を平気でやってる連中はほとんど痛痒を感じていない。
 ある種の人権問題ってのは本当に理不尽だと思う。論じること自体が間違いではないかと思う程だ。

 しかし、日本人にとって超有名なチベットやら東トルキスタンの話とか、実際に非難しなければならないと思える問題は多数あるワケで。
 完全にやめちゃうのはおかしいとは思う。というか、それと同列に考えるのはおかしいのではないかと思うのだ。

 「良民生存権掌握問題」と「その他人権問題」とかに分けるのはどうだろう。
 本当に非難されるべきは、「良民生存権掌握問題」だからだ。シベリア抑留とかな。
 そいつらと、ウトロ自治区とか、従軍売春婦の話とかを混同するのがおかしいのだ。そっちの件は俺、マジで日本人に対する人種差別として、国連人権委員会に訴えてもいいと思うんだけどな。