ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

加古川の味・かつめし(49) 加古川かつめしB-1GP初入賞 

2019-11-25 08:55:27 | 加古川の味、かつめし

 今日(25日・月)の神戸新聞は、「加古川かつめしB-1GP初入賞」のニュースを大きく取り上げています。

 「ひろかずのブログ」のカテゴリー「加古川の味・かつめし(no49)」として。掲載させていただきました。

    加古川かつめしB-1GP初入賞 

             次はもっと上位を

 兵庫県明石市で23、24日に開かれたご当地グルメのイベント「B-1グランプリ」全国大会で、同県加古川市の市民団体「うまいでぇ!加古川かつめしの会」は、6位入賞を果たした。同会のメンバーたちは「多くの人にかつめしを味わってもらい、加古川を全国に発信できた」と満足そうな表情を浮かべた。

 かつめしの会がB-1全国大会に出展するのは6回目。会場のブースでは、同会メンバーや応援に駆け付けた市民ら約30人が、ピンク色のTシャツ姿で調理した。「かつめし、オー!」と威勢の良い掛け声を出しながら、揚げたてのかつめしを提供。ブースには多くの人が並び、同県洲本市の飲食店経営の男性(39)は「ジューシーで肉厚。おいしいのでおかわりをした」と大喜びだった。

 かつめしの会の藤原一朗会長(65)は「会場で『かつめし頑張れ!』と声を掛けてくれる人もいた。全国大会では初の入賞。次はもっと上位を狙いたい」と笑顔を見せた。

 ブースの前では「踊っこまつり」の出場チーム有志約30人が応援のよさこい踊りを披露した。かつめしをPRするゆるキャラ「かっつん・デミーちゃん」の着ぐるみや、非公式キャラ「かつめしちゃん」に扮したコスプレイヤーも共演し、来場者は足を止めて見入っていた。

 NPO法人踊っこまつり振興会の伊賀督将さん(54)は「全国の人たちと交流できた。応援も楽しんでもらえたのではないか」。かつめしちゃん応援委員会の木曽達也代表(45)は「善戦したと思う。みんながかつめしを食べてくれて幸せ」とにっこり。加古川市観光振興課の小南陵一課長は「この結果を、加古川市の知名度向上に生かしたい」と話した。(神戸新聞より)(no4808)

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大河・かこがわ(102) 平安時代(13) 日向宮(日岡神社)本地仏(ほんじぶつ)

2019-11-25 07:41:11 | 大河・かこがわ

     日向宮(日岡神社)本地仏(ほんじぶつ)

 『信仰の美術・播磨の聖たち』の常楽寺の観音像の説明の続きを読んでおきます。 写真をご覧いながら読みください。

 

 ・・・・注目すべきは、観音像の台座下部背面に「日向宮本地仏」の銘が陰刻されていることである。

 台座の制作は、その形式と本堂の他の仏像等の修理から17世紀後半と考えられるが、その頃には、この像が、日向宮(日岡神社)の本地仏とされていたことになる。
 ・・・加古川市内唯一の式内社である日岡神社と、中世播磨で隆盛を誇った常楽寺との、神仏習合のようすを窺わせる貴重な資料といえる。・・・・
 ここで、「本地仏・日向宮・式内社」の言葉を整理しておきます。
       本地仏(ほんじぶつ)
 「本地(ほんじ)」というのは本来の姿という意味ですから、本地仏(ほんじぶつ)とは、本来の姿である仏様という意味になります。
 しかし、これだけでは何のことか分かりません。本地垂迹(ほんじすいじゃく)ということについて知る必要があります。
 本地垂迹というのは、本来の姿は仏教の仏、その仮の姿が神道の神、というほどの意味です。

 つまり、「本地仏というのは、神道の神様と仏教の仏様は同体だ、という理論で、神様の本来の姿は仏様です」という意味です。
 このような、神仏のあり方を「神仏習合」と言います。
 「日向宮(ひゅうがのみや)」は、日岡山にある「日岡神社」のことです。 
 以下、日岡神社として話を進めます。

      日岡神社は式内社(しきないしゃ)

 式内社というのは、10世紀のはじめに作られた規則である延喜式(えんぎしき)に、その名が見られる神社のことです。
 中央政府は、地方の豪族と結びつきを強め、勢力をさらに強めるため、全国の有力な神社をその統制下におき、「式内社」として権威づけたのです。
 加古川市近辺(加古川市・高砂市・播磨町・稲美町)で「式内社」は、日岡神社だけです。

 つまり、聖観音の台座の銘は、神仏習合を知る貴重な資料です。
 明治になり、神仏分離令が出され、お互いに独立した神社、寺として今日に至っています。(no4806)

 *写真:聖観音菩薩立像台座銘

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