ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

宮崎奕保さんのこと(23) 奕保氏からのメッセージ

2018-12-15 10:07:56 | 宮崎奕保さんのこと

 

       奕保氏からのメッセージ

 作家・立松和平氏は宮崎奕保氏に自然について質問されています。

 《立松和平》

 こうやって鳥が鳴いていて、永平寺はいつも自然に包まれていて一般的にもいいところだと思うんですが、禅師様は大自然のことをどのようにお考えでしょうか」

 《奕保禅師》

 自然は立派やね

 わたしは日記をつけておるけれども

 何月何日に花が咲いた

 何月何日に虫が鳴いた

 ほとんど違わない

 規則正しい

 そういうのが法だ

 法にかなったのが大自然だ

 法にかなっておる

 だから、自然の法則をまねて人間が暮らす

 人間の欲望に従っては迷いの世界だ

 真理を黙って実行するというのが大自然だ

 誰に褒められるということも思わんし、これだけのことをしたらこれだけの報酬がもらえるということもない

 時が来たならばちゃんと花が咲き、そして黙って、褒められても褒められんでもすべきことをして黙って去っていく

 そういうのが、実行であり、教えであり、真理だ

 

 これで、「宮崎奕保さんのこと」を終わります。お読みいただきありがとうございました。(no4580)

  ◇きのう(12/14)の散歩(11.762歩)

 〈お願い〉

 「ひろかずの日記」 http://blog.goo.ne.jp/hirokazu0630b

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1 コメント

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宮崎奕保 (十倉茂明)
2023-11-28 12:31:50
宮崎奕保(えきほ)禅師の件。禅師は以前加古川町稲屋の 福田寺 にいらっしゃいました。曹洞宗の寺で小生宅も曹洞宗で奕保師はよく我が家へお参りにおいででした。師がお参りの時には仏前には普段には見かけない美味い団子、果物が供えてありました。師の頭部は昔から見事なハゲでした。小生が師の頭のことを揶揄うと、『こら 十倉のぼうず、悪いことをするとうちの寺で座らすゾ、』と言われました。今から思うと坐禅を組めということだったのですネ。その後札幌中央寺を経て永平寺の管主にまでなられました。読経の時の声は本当に良いお声でした。

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