ヒオカ地名考(2)
氷丘 VS 日岡
加古川の川は、古事記では、針間(はりま)の氷河(ひかわ)とあり、風土記では印南川(いなみがわ)として登場します。
そして、風土記に日岡山は「日岡山」の字を当てています。
ヒオカの漢字としては「氷丘」の方が古いようですが、日岡山は氷河の河口にある山、氷丘(岡)であり、早い時期に「日岡」の字が当てられていました。
加古川の上流に氷上(ひかみ)という地名がありますが、氷河の上流を意味しています。
「氷丘村」誕生(明治22年4月1日)
次に問題になるのが「ひおかむら」の件です。
明治22年(1899)4月1日、中津村、河原村、大野村、溝口村、美乃利村、平野村が合併して「ヒオカ村」が誕生しました。
この時、「日岡山」にちなみ、村の名前も決められました。
なぜか「氷丘」の字を採用しました。当時の記録は残っていません。
理由はわかりません。(no3859)
*写真:日岡神社
◇きのう(1/30)の散歩(10.293歩)