楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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「栴檀(せんだん)ーお散歩(その8)

2017年06月04日 04時32分57秒 | つれづれなるままに考えること
「栴檀は双葉(ふたば)より芳(かんば)し」は広辞苑(第四班)によると、

(栴檀は発芽の頃から、早くも香気があるように、
 大成する人は子供の頃から並外れてすぐれている。)とある。

(栴檀)


「栴檀」とは、白檀のことをいい、白檀は香木であり、
非常によい芳香を放つことから扇子などに使われている。

「カミさんに白檀の扇子、持ってる?」と聞いたところ、
二個持っていると言う。
二つとも友達が台湾へ行ったときのお土産だそうだ。

そこで、「栴檀って知ってる?」聞いたところ知らないと言う。
今、散歩に行っている公園の入り口に、栴檀の木があって花が咲いていることを話し、
「栴檀は双葉より芳し」ってことわざがある話をした。
「天才は生まれながら並外れた才能を持っている」と言う意味なんだけれど、
栴檀と言う木は芽が出始めた時から並外れた良い匂いがするから、
才能ある人をたとえて言った言葉のようだ。
栴檀と言うのは白檀の事なんだそうだ。

(カミさんの白檀の扇子)


しかし、いかに香木とは言え、扇子の香気は年々薄れていく。

いつも散歩をする公園で、栴檀の花開いているのが見えた。

扇子に使う位だから花も良い香りがするだろうと思ったが、
生憎、匂いを感じることが出来なかった。

(栴檀の木)

(栴檀の花)


「栴檀も双葉から匂っても花から匂いを発散させない」ことが解った。
きっと天才も、一度天才としての才能を発揮して、花咲かせたら、
その後は才能を発揮しないのでは無かろうか・・・・。

秋になると、銀杏の様な実を付け、
天才になる気は無いのだろうが、小鳥たちが競って食べにくる。

その食べ残しの実を拾って来て、来年、芽が出るのを待って、
本当に良い香りがするのか確かめて見ようと思う。






コメント (3)
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