「MADウォール」 松戸駅西口6号バイパス(岩瀬立体)側壁

松戸駅西口6号バイパス(岩瀬立体)側壁(千葉県松戸市根本
「MADウォール」
3/31~

無機質な陸橋をエネルギッシュな壁画で演出します。千葉県松戸市、松戸駅西口近くの「MADウォール」を見てきました。



「MADウォール」については以下の記事をご参照下さい。

高架道路壁に巨大アート 『街を明るく』地元町会とNPOが企画(東京新聞)



現地へは常磐線の松戸駅の西口が便利です。駅からスーパーやパチンコ店などの林立する雑多な商店街を進み、公園の脇をすり抜けると、突如、高層マンションをバックにした高架道路の側壁が横たわるように出現します。そこにこの壁画、「MADウォール」が描かれました。駅からはせいぜい5分程度ではないでしょうか。



そもそもこの壁画は地元町会が地域活性化のため、NPO法人を介し、オランダ人のストリートアートの大家ZEDZと、芥川MHAK真博、そして大山エンリコイサムの三名のアーティストに制作を依頼したことから始まりました。記事によれば何と彼らは無報酬で壁画を描いたそうです。

MAD WALL Project in 松戸 レポート(CBCNET)(アーティストプロフィール有り)



それにしても近寄ってみると確かに相当の迫力です。何やら巨大生物のようなモチーフが、横へ縦へと広がる幾何学的な紋様と組み合わさります。側壁の空間を縦横無尽に駆け巡っていました。



色の展開もまた鮮やかです。陸橋下ということで周囲はどうしても暗くなりがちですが、それを打ち破るような活気があるかもしれません。



松戸駅周辺は商業地としての地盤沈下が激しく、地元のひいき目に見ても華やかとは言い難いものがありますが、この「MADウォール」を契機に、地域が少しでも元気になればと思いました。



また企画に携わったNPO法人KOMPOSITIONは、「脱東京」と銘打ち、東京以外でのアーティストの制作をサポートする活動を行っています。その一環として今回、松戸の地が選ばれたというわけでした。



なお松戸へ上野から常磐線の快速で20分、大手町からも千代田線で30分強ほどで到着します。都心から少し足を伸ばしてストリートアートに浸ってみては如何でしょうか。



ちなみに「MADウォール」の前は当然ながら一般の道路です。(現地地図)抜け道になっていて交通量も少なくありません。鑑賞の際は車にお気をつけ下さい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
心の鏡 (シオピー)
2011-05-13 08:53:00
朝昼晩、喜怒哀楽、そのときそのときの自分の気持ちを、抽象絵画として大きな鏡を通して映し出してくれ、元気にしてくれたり、慰めてくれたりありがたいです。
 
 
 
Unknown (はろるど)
2011-05-16 20:41:14
@シオピーさん

こんばんは。
仰るように何か励まされるような力強い作品でしたよね。
私もよく知っている場所なのですが、
この壁画が出来てからあの前を通るのがとても好きになりました。
 
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